「チームの為に」は取り扱いを間違えると出力を下げるのではないか?「オレたちの10番」池上丈二に思うこと。

「オレたちの10番」でおなじみの池上丈二、今年、プロサッカー選手として仕上がってると感じてます。

 

今シーズン、ブログやツイートで度々そう主張してますが、個人的に飛躍してほしい選手の一人です。

 

シーズン前には今年のキープレイヤーの一人になってほしいと願った選手。

 

 

元々

 

 

・キック精度の高さ

 

ミドルシュート持ち

 

・相手のCBとSBの間を走る巧さ、強さ

 

・「チームメイトの取扱説明書」を持っている

 

 

というところが池上の武器だと認識してました。

 

キック精度やミドルは見事なものですし、前線へのランニングのタイミング、そして強さ、チームメイトの特徴を把握したパス、足元に欲しい選手には足元へ、スペースに欲しい選手にはスペースへ、池上から逆サイドで走り出してる高井さんへのパスなんて、見ていて心躍る最高の光景でした。(今年で言えば同サイドですが野寄へのパス)

 

 

そういった武器に加えて、一昨年くらいから「プレス」の局面でも強みが出始めたとみてまして、去年の山形戦(第18節だったはずです)、敗れはしましたが何度も何度も山形のCBに対して果敢にアタックして外に出させ、石川や島屋がサイド守備頑張って中央に出させ、神垣で仕留める、当時から高い位置でボールを奪いたいレノファのファーストディフェンスを高いレベルでこなしていました。

 

その後ガス欠の池上に代わって謙介に同じ役割をさせて守備の目論見が崩壊したのを今思い出してイr・・・モヤっとした感情までも湧いてしまった・・・。

 

 

まぁ、それは置いといて。

 

 

「プレス」の局面に強みが出始めていた池上、今年は「ビルドアップ」の局面でも強みが出始めていたんですよね。

 

名塚体制の頃の何節かは忘れてしまいましたが、IHで起用された池上が、ビルドアップ時、アンカーの矢島がディフェンスラインに降りて「矢島ワンダーランド」を展開した際、相手のFWとMFの間で見事なポジショニングを取ってボールを捌いてました。

 

 

これには本当に驚きました。

 

 

今まで「フィニッシュ」と「プレス」に強みがある選手だと思っていたのに「ビルドアップ」にも強みが出始めたわけですから。

 

 

-池上、年々出来ることが増えている。

 

 

「フィニッシュ」と「プレス」加えて「ビルドアップ」そして今年は「ブロック」も例年以上に頑張ってました。(「ブロック」は詰めが甘く感じる時がありますが、帰陣はとても早くなったと感じてます)

 

 

だからこそ、「今年の池上は仕上がっている」と評していたのです。

 

 

そんな印象を抱いている池上なんですが。

 

いまいちパッとして来ないのが現状でして。

 

これほどの選手が何故?の思いが強く、ずっと謎でした。

 

そんな時、池上自身のコメントを目にしまして、それが非常に考えさせられるものだったので、今回は「仕上がってる池上」のコメントを見た私の考えや思いを書かせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

レノファの試合を観ている方々、ファン・サポーターの皆さんにとって、「池上丈二」とはどういうプレーヤーだと認識されているでしょうか?

 

パサー? 司令塔? でしょうか。

 

私は

 

 

-「池上丈二」は「フィニッシャー」

 

 

だと認識してます。

 

 

これ、意見が割れると思います。

 

そもそも

 

 

・キック精度の高さ

 

ミドルシュート持ち

 

・相手のCBとSBの間を走る巧さ、強さ

 

・「チームメイトの取扱説明書」を持っている

 

 

私が認識している、で恐縮ですが、池上の武器、「どっちとも取れる」んですよね。

 

パサーや司令塔、フィニッシャー、出し手とも受け手とも取れる武器を池上は持ってまして。

 

この多彩さこそ、逆に「仕上がってる池上」がパッとしない原因になっているのではないか?と私は思うのです。

 

 

個人でのそういう目標設定はないですが、本当にピッチに出たらチームを助けられるプレーをし続けるだけだと常に思っています。そこが目標です。

 

前節出た時は左サイドで、攻撃面は自由にやってくれと言われています。本当に自分のプレーを出し、最高のパフォーマンスを見せるだけかなと思います。

 

相手がどう来るかということはありますが、自分たちのプレッシングであったり、攻撃の狙いであったりをもう一度チームとして確認し、そこを本当に見せることができれば、結果として付いてきて、良い方向に進めると思います。まずは本当に自分たちにベクトルを向けて、そこで勝って勢いに乗っていきたいです。(第28節千葉戦前)

 

 

これらが私が考えさせられた池上のコメント。

 

 

「チームを助けられるプレーをし続ける」。

 

池上、「チームプレーヤー」になってるみたいで。

 

もちろん、それが悪いわけではありません。

 

サッカーはチームスポーツですからチームプレーが当たり前で「チームの為に」がないと組織が崩壊します。

 

年々出来ることが増えてきている池上が現在辿り着いてるスタイルなわけで、その考えは当然尊重しています。

 

 

が、今年の池上のプレーを見るに「チームの為に」という考え、結構罠の要素も孕んでると思いまして。

 

 

例えばですが、サッカーの話題で野球を例えにするのもアレなんですけども、バッターがチームの為に出来る最高の貢献は何だと思いますか?

 

 

ホームラン、です。

 

 

進塁打や四球、バントこそがチームプレーと思われがちですが、普通に考えてアウトを献上することなく一打で一得点以上を取れるホームランこそ、最高のチームプレーなのではないでしょうか。

 

チームスポーツを観戦する際、観る側は選手が「チームの為に」で己を「犠牲」にする姿を好みます。

 

「犠牲」 = 「チームプレー」 という構図が何となく出来ちゃってると感じてます。

 

 

「本当は打ちたいけどまずは塁に出ないといけないから我慢」

「球数稼がないといけないから初球を振ってはいけない」

 

 

こういうのって、本当に「チームプレー」なんでしょうか?

 

バッターにとってチームへの最高の貢献はホームラン。

 

次に三塁打二塁打、ヒット、なのではないのでしょうか。

 

 

「チームの為に打てないなりに四球を」

「チームの為に打てないなりにランナーを進めよう」

 

 

これは本当の意味での「チームの為に」や「チームプレー」ではなく、「チームの為に」を思うなら「打てるようになろう」が正解だと思うのです。

 

「犠牲」を前提にしている消極的な「チームの為に」は「縛り」なのではないか、と。

 

プロスポーツ選手はキャリアの中で「自分は何者であるか?」の定義をしなければならないと思っています。

 

キャリアの中で自身がプロとして「出来ること」と「出来ないこと」の自問自答、そして割り切りの果てに「自分は何者であるか?」の答えが見つかる。

 

その作業を進めていく中で、チームスポーツ競技者なら「チームの為に」が前提になって来ると思いますが、その際、「犠牲」が前置きになってる消極的な「チームの為に」は「縛り」になってパフォーマンスの低下を招くのでは?と思うのです。

 

 

そもそも、「チームプレー」は何のためにするのか?ですが。

 

 

-チームが勝つため

 

 

なのではないでしょうか。

 

チームを勝たせる活躍をする事こそ本当の「チームプレー」だと思います。

 

「犠牲」を前提にした消極的な「チームの為に」で行われる「チームプレー」。

 

それは「チームプレー」の為の「チームプレー」になってしまっているのではないか?と。

 

「チームプレー」の為の「チームプレー」は消極的でパフォーマンスの低下を招くから、結果、チームの出力を下げて、逆に「チームの為に」ならない。

 

 

こう、私は思うのです。

 

 

 

 

だからこそ、池上・・・なんですよね。

 

池上のスタンス、間違ってるとは決して思いません。

 

ただ、それでいいのか・・・、というか、もっと高く跳んでほしい、と思ってしまうのです。

 

池上の武器、そして年々出来ることが増えていってるプロ選手としての取り組みと姿勢。

 

私、池上は”怖い選手”になれると信じてまして。

 

今だと”良い選手”止まりが限界とみてます。

 

強烈なミドルを持っていて、ランニングの質も高い、これほど優れたIHらしいIHはそうそういないと思ってるんですが。

 

 

技量、「チームに貢献したい」というメンタル、仕上がってるからこそ、後は「気の持ちよう」だけだとみてまして。

 

どうか自分を低く見積もらないでほしいです。

 

消極的な「チームの為に」は自身を「縛る」。

 

高く跳べるんですよ。池上は。

 

池上にとっての「チームプレー」は「チームを勝たせる活躍をすること」と言えるだけのポテンシャル、高く跳ぶチャレンジをする資格、既に全部持ってる選手です。

 

28歳という選手としてピークを迎えてる時期です。

 

「個人目標は無い」「チームを助けられるプレーを」なんてそんな35歳のベテラン選手が言うようなこと、池上にはまだ全然早いですよ。

 

前回↓

 

 

 

nandemoiijanai.hatenablog.com

 

 

 

この記事で「現在エスナイデルレノファは試験中では?」と書きましたが、だからこそ、文句なしで合格してほしいのです。

 

 

私にとっても手助けになりますし、選手を選ぶ基準もはっきりします。素晴らしい選手だと思います。(第22節栃木戦前)

 

 

エスナイデルは前ちゃんをこう評してます。

 

受け取り方を間違えてなければ、ですが、エスナイデルがスタメンを選ぶ際、前ちゃんがファーストチョイスになってると思われます。

 

前ちゃんを軸に、他が決まっていく。

 

 

このレベルに行ってほしいのです。池上に。

 

名塚体制でもエスナイデル体制でも課題は「得点力」です。

 

現在22得点でリーグ最下位。

 

池上が「チームの為に」を思うなら、分かりやすく「点を取ってレノファを勝たせる」が最高の「チームプレー」であり貢献。

 

 

エスナイデル試験実施中に、今一度「自分は何者であるか?」見直して、文句なしの合格を得られている姿を期待させていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、「チームの為に」というのは繊細なテーマだとは思いますが、私見を書かせていただきました。

 

ホント、池上は「気の持ちよう」だけ、と思えるのでなんとも歯がゆいんですよね。

 

「自分は何者であるか?」を整理すると迷いが無くなるのでメンタルが前向きになって戦いやすくなると思ってまして。

 

この整理、池上と高井さんが苦手にしてるように思ってました。

 

高井さんの場合は「何でも出来ちゃうから何でもする」で、あれだけのポテンシャルを持ちながら”怖さ”が無かった。

 

シーズンで二桁得点を記録したことのある選手に”怖さが無かった”っていうのも違和感あるかもですが、整理できてなかったんで「今日の高井さんは~」と日によって人が変わっちゃってたんですよね。

 

この辺、逆に得意(?)にしてたのが菊池。

 

 

菊池流帆|note

 

 

菊池のnoteを見れば分かりますが、気持ちの整理、上手い、とは思いませんが、強い、たくましい、です。

 

自らを「サッカーが下手くそ」と評しながらも、「じゃあ、どうするか」の向き合い方が苛烈で奮起してるんですよね。

 

「自分は何者であるか?」に強烈に答えを出して来るので、技量としては足りてないかもですが、戦えます。

 

技量足らずでもメンタルでその不足をカバー出来てしまう。

 

菊池の強さは「迷いの無さ」。

 

迷いが無く、その圧倒的なフィジカルでもって戦って来るから当時イケイケだった三苫を完封したりしてました。

 

世界最高峰のプレミアリーグで並みいる猛者が苦戦してる三苫を、完封。

 

まぁ、当時と今とで一概に比較できませんが。

 

 

それくらい、「気の持ちよう」大事です。

 

菊池は不器用さが逆にメンタルに良い影響を与えられるキッカケになった感がありますが、池上は真逆でして。

 

多彩、なんですよね。

 

器用貧乏、ではないんですよ。

 

どれも立派な武器だし振るえるけど、戦い方を決めかねてる、そんな感じ。

 

 

レノファは得点に関して池上に助けてほしいので、池上が上手く気持ちに整理が付けられるか、見守りたいです。

 

エスナイデルなら上手く導くんじゃないかなぁ、なんて思ってますが、どうなるでしょうかね。

 

名塚監督の「練習で良かった選手を使う」選手起用は、信頼の意味で選手にとって良くなかったと思ってます。

 

選考基準があいまいで分からないので、チームが動揺しちゃうんですよ。

 

もし外されたら「次は俺か?」でプレーに集中できない。

 

その点、本音か建て前かは分かりませんが、「パフォーマンスに満足してる」と選手に信頼を伝えながらも、足りないところがあったらガンガン試験して来るエスナイデルなら、っと思いたくなる。

 

 

信頼しても信用せず、な感じ。

 

 

信用はされないけど(←チームとしてこの方が良いです)、信頼はされてるので前向きな言葉が出て雰囲気は良くなるんですよね。

 

 

個人的にも良くなると思っています。
チーム全員がそういうように思っていると思いますし、チームとしても今はすごく良い状態だと思います。雰囲気もとても良いです。(第24節山形戦前・高橋)

 

監督からもポジティブな言葉が掛かっています。選手同士でもモチベーションを上げていますが、監督から引き上げてもらっている部分もあると思います。(第24節山形戦後・沼田)

 

 

繰り返しになりますが、エスナイデル、信頼はしてくれるので、このポジティブな雰囲気に乗って、上手く気持ちを整理して、池上が特に、ではありますが他の選手も「自分は何者であるか?」の答え、そして本当の意味での「チームプレー」を見せてくれればな、と。

 

改めて、レノファ、がんばれ、です。

今までのコメントから推測するエスナイデルの現場戦略。

エスナイデルがレノファの監督に就任して、早いものでもう9試合経過しました。

 

 

エスナイデルレノファの取り組み、見ていて非常におもしろいです。

 

 

私は以前↓

 

 

 

nandemoiijanai.hatenablog.com

 

 

 

この記事で、エスナイデルレノファは「勝つか負けるか」で評価するのではなく、「おもしろいかおもしろくないか」で評価すべきでは?と書きました。

 

今もその考えの大枠に変化はありませんが、何と言うんでしょうか、「おもしろいかおもしろくないか」の中身(評価基準?)が変わってきまして。

 

 

エスナイデル、運用が見応えあっておもしろいんですよね。

 

 

就任前はもっと大味になると思っていました。

 

狂気にまみれたハイライン・ハイプレスとかで大炎上してレノファを焼き尽くすものかと。

 

派手に燃える様を見て笑う、そんな方向になるのだとイメージしてました。

 

 

-が、なんか違う。

 

 

就任後初戦の甲府戦では 0-4 で派手に散りましたが、その後6試合無失点を成し遂げたり、良い意味で予想も期待も裏切らました。

 

 

 

 

名塚監督・石原GMの退任に当たって、小山会長は

 

 

チームは新たな体制を構築し、少しでも多くの勝利、1つでも上の順位を目指して戦ってまいります。

 

 

と、コメントし、エスナイデルの監督就任に際して渡部社長は

 

 

今の選手とレノファの実績を理解したうえで、勝つためのアプローチができること、コンパクトな守備の構築と複数得点の期待ができるという点で選定いたしました。

 

 

と、コメントし、そしてエスナイデル自身も

 

 

来た初日と私の考えは同じです。勝つというのが私の作業です。(第22節栃木戦前)

 

私はいつも勝ちたいです。(第22節栃木戦後)

 

 

クラブ(フロント)とチーム(現場)のトップが「勝ちたい」で同じ方向を向くようになりました。

 

 

これ、プロサッカークラブの一般的には当たり前のことなのかもしれませんが、レノファでは異例のことだと思ってます。

 

「また応援したくなるような」「観ていてワクワクするような」でチームを作って果ては「成長するために試合をやってますので」と現場のトップたる監督が言い出してしまう組織でしたから。

 

 

-クラブもチームも「勝ちたい」で目線が揃う。

 

 

「勝ちたい」を実現したい組織の試行錯誤、そりゃ、おもしろいです。

 

なぜならシンプルだから。

 

今までは「トップ6」という目標はありましたが、先ほども書いたように「成長するために試合をやってますので」と監督が言い出したり、ホント、結局何がしたいのか、そして、何を見ればいいのか、分からなかったんですよね。

 

それが「勝ちたい」という非常にシンプルな観戦軸になった。

 

 

-「勝ちたい」からレノファは何をしたのかーーー。

 

 

これでレノファを追えるようになったのは本当にポジティブな変革だなぁ、と感じます。

 

 

 

 

冒頭で述べましたが、エスナイデルレノファへの「おもしろいかおもしろくないか」という評価の中身(評価基準?)が変わって来たのは、こういったレノファの変革(背景)と、「勝ちたい」エスナイデルの運用を見たからです。

 

大味で派手に燃え盛る様が「おもしろいかおもしろくないか」で見ようと思っていたのですが(だから「考えるな、踊れ!」でした)、「勝ちたい」レノファの取り組みが「おもしろいかおもしろくないか」に変わったということです。

 

 

こうなってくると、その方針、そしてなによりエスナイデルが現在やっている運用、どれも非常に私好み。

 

これはここまでのレノファの取り組みや狙いを一度私なりにまとめておきたいな、と。

 

現状派手な戦果が出ているとは言えず「結局エスナイデルレノファは強いのか弱いのかよぅ分からん」状態だと思ますが、取り組んでいることや狙いを推測してみるに味があって大変おもしろいです。

 

 

-噛めば噛むほど味がするーーー。

 

 

今回はそんなエスナイデルレノファの現場戦略を、エスナイデルの今までのコメントから推測していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、本題に入ります。

 

 

「結局エスナイデルレノファは強いのか」あるいは「エスナイデルレノファは勝てるのか」ですが。

 

 

-”まだ”分からん、です。

 

 

もう少し掘り下げて言うと

 

 

-その評価を下せる「段階」に来てない、です。

 

 

 

 

エスナイデル、基本的に「勝ちたい」監督です。

 

かつ

 

 

まずは選手はリカバリーをする。そして次の試合しか考えません。それ以外のことは考えません。(第21節仙台戦後)

 

 

とあるように、「一戦必勝」型の監督でもあります。

 

Jリーグプロ野球と違って試合数少ないですから、他のほとんどの監督もこのタイプ(スタイル)ではありますが、目の前の試合を取りに行く監督です。

 

 

そんな目の前の試合を取りに行く、「勝ちたい」エスナイデルが勝つために施したい戦術が

 

 

我々がやりたいことは結果を待つのではなく、結果を取りに行くということです。

 

相手陣内でボールを奪い、プレッシャーを掛け、結果を掴み取りに行くことが我々のやりたいことで、プレッシャーを掛けたことのご褒美ではないですが、たくさんゴールを決められればと思います。

 

長い時間、相手陣地でプレーする。(第21節仙台戦前)

 

 

私は攻撃のほうを重要視していると思われているかもしれませんが、攻撃と守備のどちらかということではなく、高い位置でボールを奪いたいということがあります。(第23節藤枝戦後)

 

 

攻撃の選手から必ずディフェンスに行き、ゴールから遠ざけたところでプレーをさせています。(第26節いわき戦前)

 

 

エスナイデルの戦術の発端(起点)がどこからなのかは人によって意見が分かれるかもですが、私は攻守の観点から「ボールを自ゴールから遠ざけたい」が戦術の出発点なのではないかと思ってます。

 

ボールが相手陣地深くにあれば失点のリスクは少ないですし、その相手陣地の高い(深い)位置でボールを奪えれば得点のチャンスは増えます。

 

なので、大雑把には「高い(深い)位置でボールを奪いたい」なのですが、ここが出発点では無く、その一個前くらいに攻守の観点から「ボールを自ゴールから遠ざけたい」があるのではないかな、と。

 

 

そして、「ボールを自ゴールから遠ざけて、高い(深い)位置でボールを奪いたい」エスナイデルが選手たちに求めているのが

 

 

いつも選手に言っていますが、ハードワークは必ず報われます。(第24節山形戦後)

 

 

毎試合毎試合、ハードワークは絶対に必要だと言われています。(第23節藤枝戦後・矢島)

 

 

そう、「ハードワーク」です。

 

そして付随して「リカバリー」。

 

 

エスナイデル就任後、レノファは自主練禁止になったそうですが

 

 

練習で十分な時間を確保できていますので、その後の練習は必要ないと思っています。全体練習以外に必要な練習があると思うなら、私から伝えます。チーム練習のあとで疲れている状態で練習してもリスクは大きく、得るものは少ないと思います。(第21節仙台戦前)

 

 

ケガに関しては仕方がない部分もありますが、疲れに関しては心配していません。そのための1週間のトレーニングです。(第25節いわき戦前)

 

 

 

 

エスナイデルの戦術の上位概念は「ボールを自ゴールから遠ざけて、高い(深い)位置でボールを奪いたい」だと思います。

 

その為の中位概念は成し遂げるための「ハードワーク」。

 

そして「ハードワーク」の為の「リカバリー」が下位概念。

 

 

あえて格付けするならこの順番かな、と思いますが、実際には上位下位というより人によっては連結で捉えた方がいいかもです。

 

私は同列(連結)にするとごっちゃになるので上位下位の方が整理出来ます。

 

 

 

 

ここまでエスナイデルの戦術をコメントから推測して来ましたが、ここからが肝心の戦略です。

 

前回記事にしましたが↓

 

 

 

nandemoiijanai.hatenablog.com

 

 

 

戦術は戦略の下位概念です。

 

戦略あっての戦術、ってことでエスナイデルの戦略を推測してみたいと思ます。

 

とはいえ、これ、戦略自体はそんなに複雑ではないんじゃないかとみてまして。

 

 

・「勝ちたい」 → 上位概念

 

・「勝てないなら負けない」 → 中位概念

 

・「負け濃厚ならテスト(試験)」 → 下位概念

 

 

このくらいだと思います。

 

前回の記事で、サッカーにおいての戦略は「リーグで勝つための工夫」としました。

 

なのでこの分け方はピンと来ないかもですが、前回の記事で言う戦略はクラブ単位で見た時の話でして。

 

今回推測しているのは”現場戦略”。

 

クラブの「勝ちたい」を叶えるためにエスナイデルという指揮官がどういう戦略を用いるか、っていう視点ですので、意味合いとしては”采配基準”と捉えていただくのが良いかな、と。

 

 

基本的には「勝ちたい」で采配を振るうので「ボールを自ゴールから遠ざけて、高い(深い)位置でボールを奪いたい」し、その為に「ハードワーク」し、その為に「リカバリー」を、っとなる。こんなイメージです。

 

 

クラブもチームも「勝ちたい」が上位に来る非常にシンプルな方針になりましたので、おそらくチームの指揮官が立ててる戦略もこれくらいシンプルだとは思うんですよ。

 

が、シンプルなんですが、結構難しかったりします。

 

エスナイデル、戦略と戦術の相互関係がポンポン目まぐるしく変わるんですよね。

 

 

私はいつも勝ちたいです。
勝てないのであれば、もちろん負けない方が良いです。
試合の中では必ず自分たちが良い時間帯、相手が良い時間帯があります。自分たちが良い時間帯に上手く決めていれば良かったですが、相手にもチャンスはありました。私だけでなく、選手も勝ちたいと思っていますが、できないときもあります。そうであれば失点しないということも重要だと思います。(第22節栃木戦後)

 

 

選手は調子が良い時も悪い時もあります。今日は調子が悪かったですが、それは仕方がないです。(第26節いわき戦後)

 

 

基本的には「勝ちたい」で采配を振るうので「ボールを自ゴールから遠ざけて、高い(深い)位置でボールを奪いたい」し、その為に「ハードワーク」し、その為に「リカバリー」を、なんですが。

 

どれか一つでも欠けたりして「なんかムリポ・・・」と感じたら「勝ちたい」から「負けない」にシフトして来るんですよ。

 

ついこの間まで理想に散ってたチームが柔軟に試合状況を見て”采配基準”を変えて来るようになったので驚いたものです。

 

驚いたというより頭が追いつかなかった。

 

エスナイデルの「なんかムリポ・・・」の基準が私にはまだ分からないのですが、エスナイデルレノファは戦術が戦略にガンガン干渉するようなので、良く言えば”柔軟”で悪く言えば”分かりにくい”んですよね。

 

ただ、その”分かりにくい”こそが

 

 

-噛めば噛むほど味がするーーー。

 

 

の正体だと思っているので、冒頭述べたように、見ていて非常におもしろい、のです。

 

 

ちなみに、エスナイデルレノファは戦術が戦略にガンガン干渉して来る、と書きましたが、この流れで戦略が変わると、これまた戦術が変わって来たりします。

 

 

後ろにブロックを敷いた状況は理想ではないですが、相手の出方によってはそれをしないといけないということもあります。(第26節いわき戦前)

 

 

このコメントに限らず「○○やりたいけど出来ない時もある(出来る時もあれば、出来ない時もある)」「そういう時はこう」みたいなコメント、エスナイデル多いです。

 

状況を見ずに「出来るようになりたい」「出来るようにならなければならない」で散った指揮官とも呼びたくないような監督を見続けてましたから、エスナイデルの目まぐしく変わる”分かりにくい””采配基準”心から大歓迎なんですよね。

 

 

”分かりにくい””采配基準”を更に分かりにくくしている要因もありまして。

 

それが、最後に書いた「負け濃厚なら試験(テスト)」の概念もあること。

 

これはエスナイデルが明言したわけではないですが

 

 

私もクラブに順応しなければいけないと思っています。全てをすぐに変えるというのは難しいと思っています。そういう意味では時間を掛けながら、今あるものでいかにパフォーマンスを最大限まで引き出すか。それが課題です。(第23節藤枝戦前)

 

 

このコメントは食事面での質問への返答で出したものではありますが、直近の千葉戦を見るに「今あるものでいかにパフォーマンスを最大限まで引き出すか」の考えは采配にも出てると思ってます。

 

「勝ちたい」からそれが実現出来得る見込みの高い選手を探しているんじゃないかな、と。

 

 

試合よりも良い練習というのはないと思っています。(第24節山形戦前)

 

 

とコメントした監督です。

 

名塚監督は「練習でコンディションの良かった選手を選ぶ」方針でしたし「トレーニンからしっかりやっていくしかない」と言ってまして、出場に関して練習が選考の大きな役割を果たしていましたが、エスナイデルは「取り敢えず出してみる」「出してみてジャッジする」采配を持ってそうなんですよね。

 

千葉戦が本当に分かりやすかったですが、ウイングのスタメンが松橋・小林、ベンチに初めてだったり久しぶりに座った選手が多かったです。

 

連続無失点が続いてた時は大幅な変更(試験)はしてなかったですが、前節秋田戦に敗れたのが逆に吹っ切れる良いキッカケになったんでしょうか。

 

内容を見ると良いとこほぼ無かったですしね。

 

 

まぁ、真実は分かりませんが、実際千葉戦では敗れはしたものの多くの選手を試験出来ました。

 

惜しむらくは神垣の退場。

 

次節神垣が出場出来ない、ってのも痛いんですが、11人で試験できなかった、ってのが本当に悔やまれます。

 

極論レノファにとっては収穫を得にくい無駄な時間になってしまったのが、ホントに・・・。

 

 

ただ、あらゆる面で望んだ結果にはなりませんでしたが、やるべきことはやり切ったのでその点では救いがありましたけどもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

エスナイデルは「勝ちたい」で采配を振るいます。

 

「ボールを自ゴールから遠ざけて、高い(深い)位置でボールを奪いたい」その為に「ハードワーク」し、その為に「リカバリー」。

 

これが勝つためにやりたいこと。

 

が、「勝ちたい」を実現出来ないエスナイデルが感じる「なんかムリポ・・・」があれば「勝ちたい」から「勝てないなら負けない」にシフトしますし、その戦略変更に合わせて戦術も変わる。

 

更に「負け濃厚ならテスト(試験)」まで実施して来る。

 

加えて、直近の千葉戦を見るに、試合頭から(スタメンに松橋・小林)テストを開始し始めてます。

 

 

なので「エスナイデルレノファは強いのか」あるいは「エスナイデルレノファは勝てるか」は「”まだ”分からん」ですし、「その評価を下せる”段階”に来てない」のです。

 

 

改めてテスト(試験)が始まった段階ですからね。

 

新加入の選手たちをテストする時期でもあると思ますし、時期としてはちょうど良かったんじゃないでしょうか。

 

ただ、エスナイデル就任以降に獲得したジュニオール、キムに関してはほぼ内定出てるとは思います。(平瀬は分かりかねてます。MD、生駒がダメだった時に国本、上本では足りていない、という判断だったのか?)

 

レノファの強化部がエスナイデル就任以降に獲得してるわけですから即戦力見込みでしょう。

 

石原GMが編成した「過去最高メンバー」とエスナイデル就任以降に獲得された即戦力見込みの選手たちで、テスト(試験)。

 

このテスト(試験)、「勝ちたい」からやるんです。

 

すぐさま結果が出るのが望ましいですが、まぁ、そんなすぐには変わらないでしょう。

 

結果にしても内容にしても変わるのに時間が掛かると思いますが、そもそもポジティブなキッカケで始まってるテスト(試験)ですので、気長に見守りたいところです。

 

「勝ちたい」会長と社長、そしてその二人が選んだ強化部長、エスナイデル。

 

クラブもチームも変わりました。

 

後は選手たち、です。

 

中々にタフな取り組みになると思いますが、変革の波に上手く乗って行って欲しいですし、チャレンジには応援を送りたいです。

 

 

レノファが変わる姿勢を見せれば選手も変わる。

 

選手が変わればレノファも変わる。

 

 

ポジティブな変革と相乗効果が訪れると良いですね。

 

そう言う意味でもテスト(試験)、大事です。

 

チーム一丸で乗り越えてほしいです。

 

 

その段階を超えた先に「エスナイデルレノファは強いのか」あるいは「エスナイデルレノファは勝てるのか」の答えがあると思います。

 

レノファ、がんばれ、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ここまでが私の推測したエスナイデルの現場戦略でした。

 

色々あって今は試験期間中では?というのが現状の見立てです。

 

今は試験中だから!っていうのは負けた時の慰め用の考え方ではなく、「勝ちたい」からやってることとして認識してます。

 

そんなわけで、気長に試験期間中のレノファを見守りたいと思ってます。

 

試験終わった?なタイミング感じ取れれば結果などをまた書きたいです。

 

 

次回はそんな試験期間中のレノファだからこそ思う、「オレたちの10番」こと池上丈二について私見を述べたいと思ってます。

 

見かけたらその時はよろしくお願いします。

 

それでは、また。

【戦略・戦術・技術】に伴う【戦争・戦闘・決闘】という解釈。

かなり前の話になりますが、YouTubeで非常に興味深い動画を視聴しまして。

 

それが

 

 

-【戦略・戦術・技術】

 

 

これらの概念の理解を深めるために

 

 

-【戦争・戦闘・決闘】

 

 

と分類すれば分かりやすくなる、というものでした。(大雑把ですが)

 

 

 

 

その動画では主に「国同士の戦争」を想定した内容でしたが、考え方としては十二分に「サッカー」に置き換えることが出来るものでして。

 

私自身かなり「サッカー」に対する考え方が整理出来ましたので、今回はこのテーマを取り上げて記事化します。

 

ここで私が視聴した動画をご紹介して良いものなのか分かりませんので、もし気になる方がいらっしゃいましたら「戦争」「戦略」系で検索してみてください。

 

とても勉強になりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回のテーマである【戦略・戦術・技術】。

 

「戦略・戦術」の考え方は私の中にもありましたが、ここに「技術」を加えることが個人的に衝撃でした。

 

この概念が加わるだけでずいぶん考えが整理出来るものだなぁ、と。

 

 

 

 

では、【戦略・戦術・技術】とはなにか?というと↓

 

 

・【戦争に勝つための工夫】 → 【戦略】 (上位)

 

・【戦闘に勝つための工夫】 → 【戦術】 (中位)

 

・【決闘に勝つための工夫】 → 【技術】 (下位)

 

 

なのだそうです。

 

そして上から書いた順に「上位概念」となります。

 

 

例えばですが、【決闘】とは【1対1】のことなのですが、この勝敗は【戦争】全体で見れば些事でしかなので「下位概念」となる、ということです。

 

 

-【戦争】において【戦闘】が発生し、【戦闘】において【決闘】が発生する。

 

 

これらの順番とそれぞれ個別の概念を頭に入れておかないと、見方と評価を誤ってしまいますよ、という話です。

 

 

そして、この【戦争・戦闘・決闘】は「サッカー」において↓

 

 

・【戦争】 → 【リーグ・大会】

 

・【戦闘】 → 【試合】

 

・【決闘】 → 【1対1】

 

 

に置き換えられるのではないか?というのが今回の記事の主題です。

 

 

【決闘】だけそのままの意味で使ってますが、「サッカー」において【1対1】はハリルホジッチが「デュエル」という言葉を日本に広めましたし、ニュアンスとしては通りがいいはずです。

 

そして「サッカー」における【戦争】は【リーグ・大会】にあたると思うのですが、【大会】まで入れるとややこしくなりそうなので一旦除外します。

 

そうして改めて整理すると↓

 

 

・【リーグで勝つための工夫】 → 【戦略】 (上位)

 

・【試合に勝つための工夫】 → 【戦術】 (中位)

 

・【1対1に勝つための工夫】 → 【技術】 (下位)

 

 

と言えるのではないかな、と。

 

 

ここで注意なのですが。

 

【1対1】での「勝敗」はイコール【試合】の「勝敗」を決しませんし、まして【リーグ】の「勝敗」を決しません。

 

例えば松本大輔あたりが【試合】でピーター・ウタカあたりにブチ抜かれたからと言って、それはその時点では【試合】の「勝敗」を決してませんし、失点したとしてもまだ「勝敗」を決しておらず、仮にそれが原因で【試合】に敗れてしまったとしても【リーグ】の「勝敗」には影響が無いかもしれません。

 

 

だから【1対1】は「下位概念」なのです。

 

 

しかし、当たり前ですが、だからといって軽視していい概念ではありません。

 

 

-【1対1】に敗れ続ければ【試合】に敗れ続け【リーグ】でも敗れてしまう。

 

 

私が言いたいのは「下位概念だからどうでもいい」という考え方は非常に危険で、優先順位は「上位概念」ですが、全部重要な概念ですよ、ということです。

 

 

名塚監督は【リーグ】において「下位概念」である【1対1】にこだわり過ぎた、重要視しすぎたから成績が奮わなかった、と個人的にみてますが、全部重要な概念ではありますが、やはり優先順位、大事です。

 

これはこれで取り上げたいので別途記事書きます。

 

 

 

 

さて、話を戻します。

 

 

プロサッカークラブにとって「勝ち」とはなにか?

 

これは各クラブの状況によって変わってくると思いますので一概には言えません。

 

「地域に根差す」ことが「勝ち」とか言い出すとキリが無いので、あくまでここでは↓

 

 

-「リーグ戦においての順位的な意味での目標達成」 = 「勝ち」

 

 

とさせていただきます。

 

 

今年の町田のように「J2優勝」「J1昇格」を掲げ、J2で1位を取れればそれが「勝ち」。

 

レノファの場合だと「トップ6」を掲げてますのでそれが達成できれば「勝ち」。

 

 

こういう解釈で話を進めていきます。

 

 

 

 

「リーグ戦においての順位的な意味での目標達成」をし「勝ち」を得るために【戦略】が重要なわけですが、では、「リーグで勝つために取れる最重要な戦略」は何だと思いますか?

 

 

ちなみに、これ、【戦争】においては

 

 

-「敵よりも多くの兵を集める」

 

 

です。

 

 

そのために国力を充実させる「内政」。

 

いざ戦時になれば周りの国が味方になってくれる立ち回りをする「外交」。

 

これらを叶える「情報」。

 

 

が肝要になって来るそうです。

 

 

 

 

やや話が逸れたので戻しまして、【戦争】においては「敵よりも多くの兵を集める」が最重要な【戦略】ですが、「サッカー」においては「ピッチに立てるのはお互い11人」というルールがあり、実行出来ません。

 

なので

 

 

-「相手よりも質の高い選手を揃える」

 

 

が「サッカー」において最重要な【戦略】でしょう、と。

 

 

要は「”量”でシバけないなら”質”でシバけ」ということです。

 

極論「全てのポジションで”質的優位”を取る戦力を準備すること」こそが最大の【戦略】だと言えると思います。

 

 

そういった戦力を揃えるために「内政」に力を入れ、収益を上げる。

 

「外交」に関しては、力を入れすぎてあまりにも直接的に「勝ち」を得ようとするとそれは八百長になりますので、どこそのイタリアの超名門クラブのようになりたくなかったらここはほどほどに、欲しい戦力を手に入れられるようにあらゆるクラブと仲良くしときましょうね、くらいでいいでしょう。

 

そしていずれにしろ「情報」が大切です。

 

 

近年のJリーグ、「情報」でアドバンテージを得た横浜マリノスが躍進してます。

 

シティ・グループ傘下に収まって以降、多少紆余曲折あったようですが、ちょっと手が付けられない無双モードに入っちゃったかな、と。

 

該当記事が見付けられなかったので記憶を頼りに書きますが、当時マリノスの強化部がシティ・グループの選手獲得候補リストを見て驚愕したそうです。

 

量、質、どちらを見ても最高級なリストだったそうで、マリノスは「必要な選手をピンポイントで補強出来る」というJリーグ界にとって圧倒的なアドバンテージを得ました。

 

スタイルの確立や急激な入れ替えは関係者にもファン・サポーターにも動揺が走ると判断したそうで、シティ・グループからの圧力はあったそうですが、急ぎすぎず丁寧に改革していった結果、今の強さに到ってます。

 

 

マリノス優勝を「必然」にした改革5年間の知られざる真実 シティ・フットボール・グループ利重孝夫の独白 | REAL SPORTS (リアルスポーツ) | スポーツの"リアル"を伝える (real-sports.jp)

 

 

去年度の人件費ランキングでマリノスヴィッセルに次いで2位だったので、ちょっとこのクラブに待ったをかけられるクラブ、しばらく現れないだろうなぁ、と。

 

マリノスのやってるサッカー自体が強いのかどうかは分かりかねますが、その「理想の(やりたい)サッカー」を叶える「情報」があり、そして「お金」もある、【戦略】的に強いのにその強さを維持出来しまう。

 

マリノス、いわゆる「ハズレ」を引かないんですよね。

 

特に外国籍選手。

 

大抵のクラブが闇鍋ガチャなのに、マリノスだけSSR確定で引いてます。

 

いやー、ホント、とんでもない存在です。

 

 

私は今年の「新体制発表会」を見て川崎フロンターレこそが「Jリーグの理念に則った理想のクラブ」と思いましたが、マリノスは「情報」を手にして「その先へ行ったクラブ」になっちゃったな、と。

 

川崎、「情報」が弱いんですよね。

 

マリノスの「必要な選手をピンポイントで」が滅法苦手に思えまして。

 

なんか「サイドアタッカー想定で獲得した選手、全員IHじゃね?」な感じです。

 

 

各クラブが「Jリーグの理想」に邁進してる限りはマリノスに置いて行かれ続けるとみてますが、各クラブ間違いなくこういった状況を認識してるはずなので、この辺の凌ぎ合いせめぎ合い、どうなっていくでしょうね。

 

 

 

 

そんなわけで、クラブが取れる【戦略】の内、最重要なものは「相手よりも質の高い選手を揃える」ことで、そのために「内政」「外交」「情報」を充実させましょうね。

 

近年では「情報」でアドバンテージを得たマリノスがヤバいよね、という話でした。

 

 

 

 

さて、次は【試合】における【戦術】についてです。

 

 

・【試合に勝つための工夫】 → 【戦術】 (中位)

 

 

ですが、実際のところ【戦術】は

 

 

-「正攻法」と「奇策」

 

 

しかありません。

 

 

・「正攻法」 → 「”質”でシバく」

 

・「奇策」 → 「それ以外」

 

 

の2種類。

 

 

しかし、この2つを混ぜ合わせることでいく通りもの【戦術】が生まれる。

 

この世にはこういった「サッカー」における【戦術】を解説した媒体が星の数ほどありますが、それがその証左かと。

 

そして【戦術】の基本的な考え方として

 

 

-「自分たちの強いところ(時)を(に)相手の弱いところ(時)にぶつける」

 

 

が原点になります。

 

 

平たく言うと「相手の弱点を攻めろ」でしょうか。

 

 

これが出来ればかつてルルーシュが言ったように「戦略が戦術に潰されてたまるものか!」な状況を生み出す可能性が見出せます。

 

 

【戦略】は【戦術】の「上位概念」で、「サッカー」において「相手よりも質の高い選手を揃える」という優位が取れれば基本相手に負けることは無いんですけども、これが覆ることだって度々あるわけです。

 

「強さには幅がある」わけで、いついかなる時も「優位」を確保出来るわけではありません。

 

兵士(選手)のコンディション管理を怠ったり、質で優位を取れていても運用を誤ると「強さ」は下に振れてしまいます。

 

例え試合前には戦力的に質で劣っていたとしても、相手の下に振れている場所(時)さえ突けば勝つチャンスはあるわけです。

 

なので、開幕前に他のクラブの戦力と比較して戦力的に劣っているからと言って、それが【リーグ】での「勝ち」を諦める理由にはなりませんし、逆に優れている方も隙を見せたら喰われるので油断してはならないのです。

 

しかし本当に優れた強いチーム(軍隊)は隙を見せません。

 

黒田ゼルビアのように「質的優位」をしっかり確保して万全の【戦略】を取りながらも隙を見せない【戦術】で戦って来るチームがあるわけで。

 

 

本質的に優れた【戦略】を取って来る相手は優れた【戦術】を準備して来るので、やはり中々「戦術が戦略を上回ることは無い」と認識しておいた方が良いでしょう。

 

基本【戦争】は「勝つべくして勝つ」べきものです。

 

その状況を作り出すには何よりも「準備」が大事です。

 

なにかの偶然的な奇跡的ななにかのアレで一時【試合】に勝ったとしても【リーグ】で勝てるわけでは無いのです。

 

【戦略】と【戦術】はセットですし、「正攻法」と「奇策」もセット。

 

優先順位はありますが、どちらも重要で両方とも大きくしていく(広げていく)ことが肝要です。

 

 

 

 

【戦争】では

 

 

-【戦闘】に勝って【戦争】に負けた。

 

 

なんて状況が生まれますが、「サッカー」にも

 

 

-【試合】に勝って【リーグ】に負けた。

 

 

という状況が生まれます。

 

 

一時の【試合】に勝つためにコンディションの怪しい選手を起用し、その【試合】で大怪我を負ったらば、その選手(戦力)は下手をしたらシーズンいっぱい起用出来なくなるなんてことがあるわけです。

 

だからこそ指揮官(監督)はものすごく重要な存在なのです。

 

 

-与えられた戦力を下振れさせることなくチームにし、【試合】に勝ちに行く。

 

 

これが指揮官に求められる能力だと思いますが、目的としては【リーグ】で勝つことなので、状況によっては目の前の【試合】を捨てても構わないのです。

 

そういった点で、先日エスナイデルは「勝てない」と判断したら「負けない」にシフトしたので非常に優れた指揮官だと私はみてます。

 

この辺もいずれ記事にしたいです。

 

 

 

 

【戦術】は【戦略】の「下位概念」とは言え、それでも【戦略】を覆すことはあります。

 

「正攻法」と「奇策」を駆使し、戦力を下振れさせないどころか出力(と火力)を上げるような運用が出来る優秀な指揮官を招聘するなど、条件さえ整えば【戦略】的劣勢を覆す力が【戦術】にはあると言えると思います。

 

しかし、本当に【戦略】に優れた相手は「強さの幅」に隙を見せないので、本質的にはやはり【戦術】には限界がりますよね、って話でした。

 

後、歴史的に【戦術】に優れて天下を取っても統治が上手くいかないケースが多いらしいので、一時【リーグ】で勝ててもそれはちゃんと【戦略】として勝てているか、というジャッジはし続ける必要がありそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、次は最後の【1対1】における【技術】についてです。

 

 

これに関しては先述の通り、「下位概念」でありここでの勝敗は基本些事です。

 

仮に松本大輔がウタカにブチ抜かれたからと言ってそれが【リーグ】に及ぼす影響はそれほどありません。

 

負け続ける、となると話は変わりますが、その場合はむしろ【技術】というより、そういう選手を戦力としてしまう【戦略】や【戦術】の問題と言えるかな、と。

 

そしてなにより

 

 

-【技術】は伝播されやすい

 

 

という性質を持ってまして。

 

 

かつては 銃 対 槍 でアドバンテージを得ていたとしても、すぐに相手にも銃を用意されるものです。

 

 

「サッカー」においてもやり方次第で【1対1】を回避することも可能なので、軽視すべきではありませんが、そこまで重要視すべきものでもないのかな、と。

 

 

しかし、【戦争】においてもそうですが、とんでもない【技術】がこの世にはあります。

 

それが

 

 

核兵器

 

 

です。

 

 

この【技術】は「上位概念」である【戦略】【戦術】を破壊します。

 

「核」を使われたら【戦略】も【戦術】もあったもんじゃありません。

 

全てを灰にする【技術】の前では工夫もクソも無いのです。

 

 

 

 

不穏な話をしてしまいましたが、「サッカー」の話に戻ります。

 

「サッカー」において【1対1】は見方によりますが「下位概念」であり、軽視すべきではありませんが重要視すべきものではないと思っています。

 

が、「サッカー」界においても【戦略】【戦術】を破壊し得る「核兵器」みたいな【技術】を持つ選手はいるわけで。

 

古くはペレやマラドーナ、最近ですとムバッペ(この人の正確な日本語表記名が分かりません)やハーランドが該当するでしょうか。

 

相手の【戦略】【戦術】を破壊し、こちらの【戦略】【戦術】になり得る【技術】を持つ選手。

 

 

こういった選手(戦力)を保有する、という【戦略】的観点と、その選手に活躍しやすい場を与える、という【戦術】的観点で見ると【技術】は下位とはいえ非常に大切な概念だと思います。

 

名塚監督のように「そういう選手になれ!」というような【戦略・戦術・技術】のどの観点から見てもピンと来ない運用から【技術】を見るとおかしくなる、という感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上で終わります。

 

このテーマに関しては奥が深すぎまして。

 

まだまだ私も勉強中です。

 

今後要所要所で補完(?)というか補足(?)というより派生(?)のような関連の記事を書いていけたらと思っています。

 

またどこかのタイミングで私のブログを見かけたらその際はよろしくお願いします。

「考えるな、踊れ」なエスナイデルレノファに騙されたい、って話。

この世には2種類のプロサッカークラブがあります。

 

 

-「まともなクラブ」と「そうじゃないクラブ」

 

 

海外のクラブはよく知りませんが、Jリーグ界に存在するクラブは大体この2種に分類されると思ってます。

 

 

設定した目標を達成すべくその見込みが高いチーム作りができる「まともなクラブ」。

 

目標は設定してるけどなんかよく分からん気の狂い方をしてやたら遠回りしたがる「そうじゃないクラブ」。

 

 

 

 

個人的な印象で恐縮ですが、Jリーグ界のほとんどのクラブは後者に分類されているとみています。

 

「優勝」だの「昇格」だの言う割には、その手段が「攻撃的なチーム(作り)」で、試合において「相手より得点を多く奪う」ことで「勝ち点を得る」ことを標榜してるクラブ・チームのなんとまぁ多いことか。

 

 

その取り組み自体否定しませんが、実現出来てるチーム、ほぼ無いんですよね。

 

 

「優勝」や「昇格」するために「相手より多く得点を奪う」チーム作りをしてる割には、どのチームも「フィニッシュ」のバリエーションが少なすぎで。

 

J2だと熊本くらいじゃないでしょうか、攻撃にバリエーションを複数持っているチーム。

 

 

「黒田ゼルビア」の試合を見続けて思ったんですが、自称「攻撃的なチーム」のそのほとんどが、「黒田ゼルビア」の「弱点」を攻めて来ないんですよね。

 

「黒田ゼルビア」の守備、しっかりしてる、という印象はありますが、第17節に清水の秋葉監督が試合前に語ったように、堅くはない、と個人的に思ってます。

 

「弱点」あるんですよ。

 

が、堅くはない、と言った秋葉エスパルスでさえも、その「弱点」を突いて来ない。

 

あったとしても、90分の中で1、2回だけ。

 

何度も何度も能動的に「黒田ゼルビア」の「弱点」を突く(突いた)チーム、熊本だけなんですよね。

 

 

例として出させてもらった秋葉エスパルスがどういうチームなのかは知りませんが、自称「攻撃なチーム」のほとんどは試合において「自分たちの、自分たちによる、自分たちの為の攻撃」しかして来ない印象です。

 

「自分たちの都合」のみを考慮した攻撃練習しかしてないのでは?と感じてしまうほどには相手の「弱点」を突こうとするチーム、無いです。

 

本来、「優勝」や「昇格」のための「攻撃的なチーム(作り)」で、試合において「相手より得点を多く奪う」ことで「勝ち点を得る」ことが目的なはずなのに、「攻撃的なチーム」という概念に引っ張られて肝心の目標を蔑ろにしてる現場陣、多すぎ。

 

試合において「相手より得点を多く奪う」ことこそが重要なはずのに、「自分たちの、自分たちによる、自分たちの為の攻撃」という「自分たちの都合」のみを考慮した攻撃で相手の「弱点」を突こうともしない。

 

 

-サッカーという「相手」がある競技で「自分たち」しか考慮しない

 

 

だから私は自称「攻撃的なチーム」に日舞やダンス感を感じるんですよね。

 

 

 

 

そもそも、順位的な意味で結果を出す目標を設定したならば、その手段として「攻撃的なチーム(作り)」は難易度が高いです。

 

相手の「弱点」を突けるほど「フィニッシュ」や「ビルドアップ」にバリエーションを持たせる取り組み、頓挫しやすいのが近年のJリーグでして。

 

 

J3の選手はJ2へ、J2の選手はJ1へ、J1の選手は海外へ

 

 

各々のリーグで好成績を出した選手、大体個人昇格します。

 

「攻撃的なチーム(作り)」で順位的な意味で結果を出せるのは「選手を獲る側」になれるお金持ちクラブだけです。

 

「選手を獲られる側」のクラブはチームの「技量(練度)」を「優勝」や「昇格」出来るほどにまで上げる(錬れる)時間的余裕が無いんですよね。

 

 

 

 

そんなわけで、Jリーグにおいて「攻撃なチーム(作り)」という手段、結構罠だと思ってます。

 

環境的に優秀な選手ほど果ては海外に行ってしまいますし、「優勝」や「昇格」という目標を達成出来るほど「フィニッシュ」や「ビルドアップ」にバリエーションを持たせられる人材(監督)が居るよう(来る)には見受けられませんし。

 

見ていてワクワクする、というような、お客さんへの訴え、としては良いのかもしれませんが、結局試合において「相手より多く得点を奪う」を実現させられる見込みが高いチームが現状(J2では)熊本くらいしか存在してないので(「攻撃的」で「見ていてワクワク」させられるの現状J2だと熊本だけじゃね?って話です)、個人的に「攻撃的」という概念(手段)に良い印象が無いんですよねぇ。

 

 

こういった意味で、Jリーグの置かれている環境・状況を考慮に入れて目標設定し、それを実現出来る見込みの高いチーム作りをするのが「まともなクラブ」。

 

どういった事情からかは分かりませんが、そういった環境・状況をある程度度外視して「理想(やりたい)」に振ってチーム作りをして苦しんでるのが「そうじゃないクラブ」。

 

 

-レノファだけじゃなく、むしろJリーグ界全体が理想主義者だらけのお花畑の住人で構成されてるなぁ~

 

 

なんて最近思ってたりします。

 

だから黒田監督という究極の現実主義者がそういった連中をボコボコにする、というか手玉に取る姿が見ていて痛快だったりするんですよねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、レノファです。

 

先日行われた「小山・渡部コンビ」によるJリーグ界への「エスナイデル投下事件」について、個人的な見解を述べていきたいと思います。

 

 

フアン エスナイデル 監督就任のお知らせ | レノファ山口FC (renofa.com)

 

 

 

 

以前私は↓

 

 

 

nandemoiijanai.hatenablog.com

 

 

こういった記事を書きまして。

 

 

「飢えた子供」(レノファ)に必要なのは「本」(ビジョン)ではなく「パン」(勝ち点)でしょう。

 

 

といった主旨だったんですけども。

 

 

-「小山・渡部コンビ」は「飢えた子供」(レノファ)に「玄米」(エスナイデル)持って来たw

 

 

っていう。

 

 

ちょっと予想の斜め上、というか、次元が違うところからの一撃に衝撃を受けました。

 

 

 

 

レノファは今シーズン名塚監督体制下で第14節までで 13得点27失点 と炎上してまして、ゼ・リカルドが率いていた清水の時のような大きな下振れ感も無く、さりとて上がり目も無かったので(名塚監督自身が潰した)普通に降格筆頭候補だったとみてました。

 

そんな状況だったもんですから、「飢えた子供」(レノファ)に「パン」(勝ち点)を与えてあげられるような人選をするのだとばかり思ってたんですよ。

 

 

具体的に言うと「失点を防げる人(監督)」をあてがう(与える)のだと。

 

 

今シーズンのレノファには「得点を期待できる(理想二桁)選手」が見当たらないんですよね。

 

なんかシュートが枠に飛ばないし、そもそも中々打たん。

 

「得点力の向上」と「失点を防ぐ」を天秤にかけた時、後者の方が取り組みとして実現出来る可能性(見込み)が高い、とみてたもんですから。

 

 

失点爆発で炎上してたレノファに、私だったら水をかけることで消化を試みると思うんですが、「小山・渡部コンビ」はガソリンぶっ掛けて全てを灰にしようとして来た。

 

 

まぁ、要は「小山・渡部コンビ」は炎上してたレノファに「失点を防ぐ」という水をかける消火作業ではなく、前者、「得点力の向上」というガソリンぶち撒けるヒャッハー消し炭ゴーイングクレイジー(語彙力)を選んだ、と。

 

 

そりゃ、驚きますわな。

 

 

正気を疑う気の狂い方をしてるなwって。

 

 

 

 

私はエスナイデルのサッカーを見たことない(19年に見たことあるかもですが、覚えてない)ので、シーズン最序盤に解任された19年を除いた17、18年に残したスタッツからでしか判断できませんが。

 

 

エスナイデル、「勝てる監督」ではない

 

 

です。

 

 

2017年 70得点58失点

 

2018年 72得点72失点

 

 

目標が「優勝」や「昇格」ではなく「トップ6」であるなら問題はありませんが、それでも「失点が多い」です。

 

過去私が度々取り上げている塾長の作るチームと傾向がよく似ています。

 

 

「失点が多い」チームは「勝てない」んですよね。

 

 

黒田監督式に言うと、一時「勝つ」ことはあっても「失点が多い」チームは「勝ち続ける」ことが出来ない、でしょうか。

 

 

なので、言い換えると

 

 

エスナイデル、「勝ち続けられる監督」ではない

 

 

になります。

 

 

つまり、「失点が多い」ので「上位を狙える監督」ではない、とみてます。

 

 

17年にシーズン最終盤の7連勝でプレーオフ圏内に滑り込みましたが、それまでは基本大体「1試合2~3失点」してるチームで、最後の7試合で何故か「1試合0~1失点」のチームに変貌してやたら良いスタッツになってましたが。

 

この時のことはあまり参考にしない方がいいかもです。

 

エスナイデルを見る時は18年が本質な気がします。

 

 

「失点が多い」ので勝ち続けてないんですよね。

 

18年は7連勝なんてしておらず、2連勝が精一杯でした。

 

だからこの年は14位です。

 

やはり前年の6位はあまり評価しない方がいい気がします。

 

 

渡部社長は「プレーオフに入った」ことを評価してましたが、これ、入念な準備の元「狙って入った」というより、勢いで「なんか入れた」だけなんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

まぁ、エスナイデルへの評価は「プレーオフに入った」だけではないらしいので別にいいんですけどもね。

 

根本的にレノファはエスナイデルに「した」のか「せざるを得なかった」のかで、見方も評価も変わって来るので何とも言えないんですが、そんなこと分かりようもないので、この辺りは置いときます。

 

 

「後任・エスナイデル」はレノファにとって能動的な望まれた形での就任だったのか、成り手が居なかったという受動的な致し方なしの就任だったのか、そんな分かりようもないことより「エスナイデルレノファ」を語ろうぜ、ってことで続けて見解を述べます。

 

 

 

 

エスナイデルレノファ」個人的にかなり好印象です。

 

 

あくまで見方によりますが。

 

 

先ほど述べたように、エスナイデル、「勝てる(勝ち続けられる)監督」ではない、と思ってます。

 

なので「エスナイデルレノファ」を見る時は「勝ち負け」で評価しない方がいいです。

 

エスナイデルレノファ」は「面白いか面白くないか」で見た方が、精神衛生上よろしいかと。

 

 

レノファ山口FC」は狂ってます。

 

レノファ山口FC」は狂ってます。

 

 

大事なことなので2回言いました。

 

 

普通失点爆発で炎上してたら「失点を防ぐ」という消火作業に当たるはずなのに、ナニを思ったか「得点力を上げる」方に重きを置いてガソリンをぶち撒ける発想に到ってます。

 

 

頭おかしいです。

 

正気の沙汰ではありません。

 

 

失点爆発で炎上してるのに「失点が多い」エスナイデルを連れて来たわけで、もうワケが分からんのです。

 

エスナイデルの監督就任記者会見を見ましたが、どうやら代名詞の「ハイライン・ハイプレス」をやる気満々のようで。

 

これ、現在のレノファでは笑っちゃうくらい「ハイリスク・ローリターン」です。

 

前でボールを奪ってもそれを得点に繋げられる選手がいないんですから。

 

エスナイデルが来ただけでレノファの選手たちのシュートが全部枠に飛ぶ、なんてことはないでしょうから、リスク(「ハイライン・ハイプレス」)を掛ける割にはリターン(得点)が得られない、っていう。

 

 

しかもベットの掛け金は「死(降格)」。

 

 

エスナイデルが残留用のサッカーをするとは思えませんし、そうするならもうエスナイデルなんて呼ばないでしょう。

 

 

もう一度書きますが、レノファ、気が狂ってます。

 

 

「死(降格)」を掛け金に「ハイリスク・ローリターン」の賭けに出たんですから。

 

 

こんなもん、真面目に見る方がどうかしてますよ。

 

どう考えたっておかしなことやってんですから。

 

 

ちなみに「千葉ではダメだったけど山口なら」なんて考え、捨てた方がいいです。

 

 

霜田正浩さん、ってご存じです?

 

 

昔レノファで監督やって、その後大宮を経由して現在は山雅の監督をされてる方なんですけども。

 

 

-霜田さん、なぁ~~~んも変わってねぇから!

 

 

Jリーグの監督というキャリアの中で、良くも悪くも様々な収穫が本人にあったはずですが、なぁ~~~んも変わってねぇんですよ。

 

自身が作るチームが「勝てない(勝ち続けられない)」なんて分かり切ってるはずなのに何もしねぇんですわ。

 

エスナイデルも同じですよ。

 

「千葉での反省を~~~」なんて期待、絶対しない方がいいです。

 

そんなことが出来るなら千葉後に約4年もプー太郎やってないですよ、エスナイデル。

 

変わらずに売り込み続けて、なんか知らんけどレノファがホイホイ釣られただけですよ。きっと。

 

 

 

 

そんなわけで、レノファのファン・サポーターの皆さん。

 

 

レノファの気の狂った賭け、退路(言い訳)はありません。

 

 

「千葉での反省を活かして~」なんて期待出来ない特に進化してないであろうエスナイデルは、千葉の頃のまんまを山口でもやるでしょう。

 

70、72得点も期待出来ない現在のレノファからすれば、エスナイデルの取り組みは普通に「ハイリスク・ローリターン」になること間違いなしです。

 

降格筆頭候補だったレノファは変わらず降格筆頭候補のままであります。

 

 

こんな狂った「レノファ山口FC」を、そして「エスナイデルレノファ」を、正気を保ったまま見続けるのってバカらしくないですか?

 

 

「小山・渡部コンビ」は炎上してるレノファにガソリンをくべましたし、エスナイデルは元気よくレノファを燃やし尽くすと思うんですよ。

 

 

-もう、笑っちゃいません?

 

 

勢い良く燃える様を見て笑い、その燃え尽きた大地でエスナイデルは「全裸で奇声を発しながら斧を振り回す」(←例えでTwitter上に出てた)でしょう。

 

 

もう考えるだけ無駄だと思うんですよ、このクラブ。

 

一緒に狂った方が、踊った方が楽しいんじゃないか、って。

 

 

「まともなクラブ」ではありえない、逆に言うと、見られない、そんな取り組みがレノファでは見られるわけです。

 

「そうじゃないクラブ」の方のレノファに「まともなクラブ」を見る思考で評価しない方がいいんじゃないでしょうか。

 

 

「まともなクラブ」を見る時はまとまに。

 

「そうじゃないクラブ」が狂ってるなら見る側も狂う。

 

 

これが適切な距離感なのではないでしょうか。

 

 

 

 

幸い、と言って良いのか分かりませんが、以前↓

 

 

 

nandemoiijanai.hatenablog.com

 

 

こういった記事も書きまして。

 

 

レノファはアレもコレもと手を出さず、過去一番実績の出せた「プレス」に特化していけばいいのでは?

 

 

ということを書いたんですけども。

 

 

エスナイデル、なんかその通り「プレス」に特化してくれそうなんですよね。

 

「後期・霜田サッカー」である「前からボールを奪いたい」「後ろでボールを繋ぎたい」でレノファは停滞してましたが、なにやら「後ろでボールを繋ぎたい」の方はそんなに意欲的でない印象なんですよ。

 

というか、ポゼッションに関してはほぼコメントしてないはずです。

 

「ハイライン・ハイプレス」に関してはやる気満々なようでしたが、それ以外についてはあまり言及してなかったと記憶してまして。

 

 

この点は非常に好印象なんですよね。

 

 

「レノファはボールを持つチーム」とコメントしていたチームの軸である矢島先生や前ちゃん、そのほかの選手たちと上手いこと折り合い付けてほしいです。

 

 

なんなら騙してほしいんですよね。

 

 

「攻撃だ!」なんて言いながらやってることは「守備」みたいな。

 

エスナイデルはずっと「我々は攻撃的なチームだ!」って言い続けながらも、練習はほぼ「プレス」だった、的な?

 

プレイする選手も見てる側も「レノファ攻撃的なチームだ!」認識でありながら、実は「守備」のチームでした、とあらゆる方面の人を騙してほしい。

 

 

個人的にはこんなことを少し期待してしまっていますが、どうなるでしょうね。

 

 

 

 

エスナイデルって「”3-1-4-2”」もやるみたいなんで、レノファでもやってくれねぇかなぁ、と思ってるんですよ。

 

理想は右から

 

 

GK 関

 

CB 高橋・生駒・ヘナン

 

アンカー 神垣

 

WB 高木・橋本

 

IH 前・矢島

 

CF 梅木・大槻

 

 

とか面白そうだなぁ、って。

 

ケガ人全員復帰、橋本強制帰還させてますけどね。

 

中盤は「神垣・前・矢島」のジェットストリームアタック

 

これで前線から相手をサイドに圧縮して行ったら強そう。

 

 

 

 

ま、願望は願望として置いといて。

 

 

今後は気の狂った「ハイリスク・ローリターン」な謎の賭けに出たレノファを見届けるに当たって、「考えるな、踊れ」という姿勢がいいのではないか、と。

 

「全裸で奇声を上げながら全斧を振り回す」サッカーをするらしいエスナイデルに、「攻撃的と見せかけて、実は守備的だったのさ!」と騙されたい思いがあります。

 

 

どの道、エスナイデルは「勝てる(勝ち続けられる)監督」ではないので、この監督のまま「J1を目指します」なんてことにはならないと思うんですよ。

 

近年、といっても直近3年間だけですが、「J1優勝」に関しては分かりませんが、「J1昇格」なら、「監督はほぼ就任1年目で達成してる」んですよね。

 

リカルド・ロドリゲスの徳島と、シーズン途中就任から翌年昇格した鈴木監督が率いた磐田は例外ですが、他は全て「監督就任1年目」で昇格してます。

 

 

-「○○が種を植え、○○が水を撒き、○○が花を咲かせる」

 

 

というチーム作りの概念が時代遅れになってきた感を感じてます。

 

今年に関しては2位以下が混戦なので2位は置いといて、現在首位を快走してる町田は「監督就任1年目」だったりしてます。

 

その「黒田ゼルビア」に「ポポヴィッチゼルビア」味、感じないんですよね。

 

「種を植え、水を撒く」より「花を持ってくる」時代なんじゃないかなぁ、と。

 

選手にしろ、監督・コーチにしろ、です。

 

 

 

 

そんなわけで、レノファはいつ本格的に「J1昇格」を視野に入れた戦略を立てるのか分かりませんが、少なくとも、エスナイデルでじっくりチームを熟成させて、エスナイデルで「J1昇格」を狙う、なんてことは無いと思ってます。

 

加えて、エスナイデルは別にレノファに何かを残してくれなくても一向に構わん、のです。

 

思う存分レノファを焼き尽くせばいいと思いますし、「全裸で奇声を発しながら斧を振り回す」をやってくれればいいかな、と。

 

 

このエスナイデルの取り組みを見られるのも今の内。

 

ってことで、今まさにこの時をエスナイデルと一緒に存分に踊り狂う、そんな気持ちで今後はレノファを見守りたいと思ってます。

 

 

 

 

思い返せば、レノファはこれまで何度も分岐点を迎えて来たと思うんですよ。

 

「攻撃的」を捨てる時期を、レノファは悉く無視した。

 

「攻撃的」であり続ける、「得点を奪う」取り組みを捨てなかった。

 

この「攻撃的」というのは「昇格」の観点からすると、本当に遠回りに感じます。

 

数多のそんじょそこらのクラブ・チームが「攻撃的」であろうとしてチームの出力を下げ、目標を達成出来なかった歴史を持ってます。

 

レノファも大枠はそんなそんじょそこらのクラブ・チームと同じ道を辿ってると思いますが、「プレス特化」でなら可能性を感じます。

 

その為には、プレイする選手も、見てる側も騙すのが肝要かな、とみてます。

 

「攻撃的だと思ったら守備のチームだった!」というトリックを使える魔法使い、エスナイデルにその資質があるか、結構楽しみです。

 

 

 

 

正気を疑うレノファの賭け、踊り狂いながら見守りたいと思います。

【霜田山雅の定点観測日記】 山雅の受難 と 塾長の受難。

連載予定のテーマです。

 

 

以前↓

 

 

nandemoiijanai.hatenablog.com

 

 

こういった記事を書きました。

 

 

レノファにおいて、監督就任初年度に過去最高順位である8位を記録し、その後年々右肩下がりに成績を落とし、最終年である監督3年目、2020年にはJ2最下位を記録。

 

 

-「霜田正浩」という監督は、あらゆる意味で、強烈だった。

 

 

良くも悪くも印象に残る監督です。

 

 

この「良くも」はレノファの場合、2018年のJ2・8位に当たる部分になると思いますが、私はその年の「霜田サッカー」はほぼ見ていない。

 

私がレノファの試合を全試合見始めたのは2019年から。

 

つまり、私は「霜田正浩監督」の良くも悪くもの内、「悪くも」の部分しか甘受できていないのです。

 

 

-レノファにおける「霜田の3年」の内の「負の2年」しか、私は知らん

 

 

そういうことです。

 

 

 

 

私は「霜田正浩監督」は「レノファ山口FC」という「チーム」(「クラブ」ではありません)を「焼野原」にした、とみてます。

 

実に3年かけて理屈無き「狂気」をバラまき、レノファを「勝てるチーム」から遠ざけ続けた所業は、今思い返してみても心中穏やかではいられません。

 

 

「攻撃的でありたい」から「前からボールを奪いたい」し「後ろでボールを繋ぎたい」という「理想(やりたい)」は分かりますし、伝わりました。

 

が、その「理想(やりたい)」を実現する手段に乏しかった、乏しすぎた。

 

霜田監督の織り成す「プレス」と「ビルドアップ」は「前からボールを奪いたい」「後ろでボールを繋ぎたい」を実現できる「形」足りえなかった。

 

にもかかわらず、「やりたいことはハッキリしているのでやり続けるしかない」と発し続け、「形」を変えることなくピッチでは同じ光景が繰り広げられる、やられ続ける。

 

「決めるべきところを決める」「トレーニンからしっかりやるしかない」という敗戦コメントを何度聞いた(目にした)ことか。

 

「上手くいかない」という不測の事態へのフォーカス(解決策)が「形」ではなく「選手の質」にしか向かない。

 

これを

 

 

-「地獄の虚無サッカー」

 

 

と、私は呼びました。

 

 

「”霜田サッカー”とは”地獄の虚無サッカー”である」と、私は認識しているのです。

 

 

「理想(やりたい)」を実現し得る「形」の種類に乏しいため、問題認識が「選手の質」に向き、気が付けばチームの概念が「成長 > 勝利」に振れてしまい、その結果選手たちは試合においてまず闘うベクトルが「自分たち」に向かってしまうため、見てる側としては「なんかウチの選手たち闘ってねぇなぁ」と映ってしまう。

 

試合において闘うベクトルを向けるのは「相手」です。

 

当たり前です。

 

が、そんな当たり前のことですら忘れさせてしまうのが理想主義者の悪しき点。

 

 

選手たちは「理想(やりたい)」の実現に苦しみ、見てる側はその姿に心を締め付けられる。

 

 

これが、続く、変わらない、ブレない。

 

虚無であり、地獄。

 

だから「地獄の虚無サッカー」です。

 

 

 

 

ちなみに私は霜田正浩氏を「塾長」と呼んでますが、これは「霜田監督の下では若手がよく巣立つ(個人昇格する)。”霜田塾”を経た選手たちは成長するからだ」という謎の風潮が当時あり(2018年頃かな?)、これに影響を受けたからです。

 

とはいえ、私は当時の風潮には一切賛同してません。

 

塾長は「若手に出場機会を与えることにためらいが無い」とは思いますが、その若手を「育てた」という印象はないからです。

 

確かに塾長が指揮したチームの若手はよく個人昇格しましたが、「素材を素材のまま出荷した」という印象しかないんですよね。

 

例えばレノファの場合ですと、山下敬太は移籍先の千葉と鳥栖で、菊池流帆は神戸で、それぞれサッカー選手として上達(完成)していきました。

 

塾長が「発掘した(出場機会を与えた)」と言える選手は多いですが、「育てた」と言える選手、パッと思いつきません。

 

 

なので、私が霜田正浩氏を「塾長」と呼ぶのは、「霜田サッカー」という難解すぎるサッカーを知ろうとする苦行でしかない取り組みに挑戦する、そのために「霜田塾」に(勝手に)入塾し、彼を「塾長」と呼び、学ばせていただくから、というニュアンスからでしかありません。

 

私、「自称・霜田塾門下生」なのですよ。

 

幾度「霜田サッカー」の深淵を覗こうとして、そのたびに現れる虚無に心をやられたことか・・・。

 

果ては「サッカー」そのものに興味を失くしましたからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私なので、「霜田正浩氏、松本山雅FC監督就任」という塾長の再就職という一報を受け、たいそう驚いたんですよね。

 

その衝撃が収まらない内に書いたのが、以前の記事です↑

 

 

-塾長、まだ舞えるんかい?!

 

 

っていう。

 

Jリーグの監督という就職先、もうないと思ってましたもん。

 

 

あくまでレノファ視点で、ではありますが、年々成績を下降させていた塾長が、大宮、山雅の監督に選ばれる、という出世街道を爆進している。

 

 

-あっれれ~?おっかしいなぁ~?

 

 

私の中のコナン君が疑問を感じる案件です。

 

もう「しゃぶり尽くした(学び尽くした)」と思い、その結果「特に得られるモノ無し!」と断定していた私ですが、どうやら経営のプロたちの目にはそうは映らなかったようで。

 

 

-「霜田正浩」には、まだ、ナニか、ある・・・!

 

 

大宮時代は「地獄の虚無サッカー」から解放された喜び、かつ、渡邉晋監督就任で浮かれ切ってしまいその動向を追えていませんでした。

 

今回こそは、キチンと塾長の「レノファ後」を追おう、と。

 

レノファでは「”強いチーム”はお約束できないが”強いクラブ”にする」「”また見たい””また応援したい”と思われるチームを作る」と、「結果」(チーム成績)にフォーカスした取り組みはされていませんでした。

 

が、大宮を経て、現在はあの「松本山雅FC」であります。

 

山雅は「昇格」を最優先のミッションとしています。

 

 

そんな山雅において、塾長がいかなる戦略・戦術を用いてミッションをコンプリートするのか。

 

そして、山雅はそんな塾長にいかなるサポートを施すのか。

 

 

以前山雅について記事を書いたときは、シーズン終盤の宮崎戦しか見てませんでした。

 

今回は「昇格」を目指す「霜田山雅」の試合を全試合見て来てますので(塾長が解任・退任されない限り今後も見続けます)、山雅の、そして塾長の奮闘を見届ける記事を連載形式で書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

連載予定のテーマですので、第1回目となる今回は、ここまでJ3第11節終了時点での「霜田山雅」に対する大まかな雑感を書くことにします。

 

社長、下條氏、監督、選手のコメントを拾いながらといった細かく、深く掘り下げるのは次回以降とさせていただきます。

 

 

それでは、いざ、参る。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、塾長の奮闘を追うに当たって、私は山雅の「新体制発表会」もキチンと視聴しておきました。

 

山雅の「新体制発表会」を見た感想として

 

 

-あ、山雅なんかダメっぽい・・・。

 

 

と感じたのが嘘偽りない正直なところでして。

 

 

社長の神田氏は挨拶の中で「○○出来たらいいな」というような「いいな」が多すぎました。

 

 

-その「出来たらいいな」に対してナニをしたかを語れよ

 

 

と思いながら見てました。

 

 

「出来たらいいな」という「夢」自体、質を問わなければ誰にでも語れます。

 

幼稚園生ですら語れます。

 

大人が、それも地位ある大人が公の場で発する「夢」には「根拠」が必要だと思うのです。

 

 

-その「根拠」となる「では、ナニをしたか?」が、私の聞く(見た)限りではなかった

 

 

レノファの「新体制発表会」も「トップ6を本気で目指します」と言いながらその「根拠」をまるで提示しない地獄の闇鍋会だったもんですから、まさか山雅のフロント陣がレノファの現場陣と同じ導線で動くとは・・・と驚きつつもやや悲しくなったものです。

 

 

-公の場で「根拠」無き「夢」を語る組織

 

 

そりゃ、「なんかダメっぽい」って思います。

 

 

 

 

クラブのトップが「なんかダメっぽい」もんですから、こうなりゃ次に期待したくなるのは、強化部のトップ。

 

ってことで、救いを求めるような目で下條氏の話を傾聴したわけですが。

 

 

ダメでした。

 

 

パワーポイントを用いながらチームのコンセプトを語ってくれたんですけども。

 

 

-背中向け杉内・・・

 

 

っていう。

 

 

どこの世界に「パワーポイントを読むプレゼン」があるんや、と。

 

出社初日の新社会人でもあるまいし、そらアカンて。

 

なんも入って来ないし、なんも響かない。

 

あまつさえ

 

 

-「堅守速攻」を「賢守即攻」

 

 

とか言い出すから、ごめん、笑っちゃった。

 

 

-え?遊んでる?

 

 

って。

 

 

日本人が「けんしゅそっこう」と聞いて出て来る漢字は「堅守速攻」以外ありえません。

 

その常識を覆すほどのメリットが思い当たらない。

 

山雅の選手たちは「けんしゅそっこう」をわざわざ「堅守速攻」から「賢守即攻」に脳内で切り替えなければならないわけですが、そんな労力、必要か?と。

 

多分、山雅の現場陣、誰もこの切り替えやって無いんじゃないでしょうか。

 

つまり無駄です。

 

漢字で遊んで「やった気になる(なってる)」だけのこと。

 

これが「チームスローガン」なら分からないでもないですが。

 

 

「One Soul 積小為大(ワンソウル せきしょういだい)」

 

 

山雅の今年のチームスローガンはこれでしょ?

 

パッと見てなんのこっちゃらよぅ分からんですが。

 

 

-会議室で遊んでないで塾長に「完成品選手」連れて来い(与えてやれ)

 

 

と、見ていて(聞いていて)思ってしまいました。

 

 

 

 

山雅の「新体制発表会」はここから黒服たち(新しいスタッフの皆さんたち)が一斉にズラッと登壇し、誰も一言も発さず頭を下げて去って行く、とか、面白い見所がたくさんあったんですが、それは置いといて。

 

(これも、こんなしょうもないことに時給発生させるくらいなら各々の職場で仕事させとけよ、とは思いました。スタッフ全員呼ばなくても代表一人ずつくらい呼んで所信表明させとけばいい話)

 

 

クラブのトップも強化部のトップも「なんかダメっぽい」だったもんですから

 

 

-おいおいおいおいおい、塾長大丈夫か???

 

 

と思ってたんですよね。

 

 

ただ、塾長も塾長でフワフワした中身の無いことをしゃべる人でもあるんで

 

 

-類は・・・友を・・・呼ぶ・・・のか・・・?

 

 

っていう、「霜田山雅」を見届ける決意をした上で、開幕前から割と不穏な雰囲気を感じ取ってしまい、不安しかない出だしでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、開幕前は不穏な雰囲気を感じ取り不安だったわけですが、試合が始まってしまえば話は別です。

 

 

-ナニを語るか、ではなく、ナニをしたか。

 

 

これが大事だからです。

 

 

どんなに御大層で御立派な話をしようと、中身が付いて来なければただの詭弁。

 

逆もまた然り。

 

どんなに中身の無いことを語ろうとも、中身さえついて来ていれば、問題はない。

 

 

そういうもんだろうと思ってましたんで、「昇格」を意識したであろう塾長の取り組み、しっかと目を見開き、刮目して見ました。

 

 

 

 

そんな状態で「霜田山雅」の第11節まで見届けたわけですが。

 

 

-塾長、相変わらずだなぁ~

 

 

というのがここまでの正直な感想です。

 

 

なんか環境は変わってるのにやり方が変わってない。

 

 

「霜田山雅」の試合を見ていると、実況がしきりに「今年の山雅は前から積極的にボールを奪いに行きます」「今年の山雅はボールを(保持する取り組みを)大事にしています」と言ってるのを毎回耳にするんですよね。

 

で、実際見ていてそうだと思うんですよ。

 

 

-が、そのコンセプトって「後期・霜田サッカー」なんですよねぇ・・・。

 

 

「後期・霜田サッカー」とは、私の基準で恐縮ですが、「2019年後期~2020年」に該当する時期の塾長のサッカーでして。

 

塾長の最大の強みは「狂気プレス」から発動する「ショートカウンター」だと、私は認識しています。

 

2018年に一時期J2首位にまで上り詰めた(前年レノファはギリ残留したクラブです)ほどの破壊力。

 

 

私は先述の通りレノファの試合を全試合見始めたのは2019年からで、2018年は残したスタッツ(それと当時の社長・監督・選手のコメント)からでしか判断出来ていないのですが。

 

塾長はこの年、「去年ギリギリで残留したクラブがジャンプアップするには、狂うしかない」(意訳)として、「連動とかカッコイイことはいいからとにかく行きなさい」というイカれた号令を発し、とにかく突っ込んで行く「狂気プレス」を実現しました。

 

その威力たるや、「ボール奪取率」でリーグ1位を記録したほどです。

 

その圧倒的な「ボール奪取」で速やかにサイドに送り、そこから「クロス」(リーグ1位)を上げ、ボコボコに「シュート」(リーグ1位)を打ち、「得点」(リーグ3位)した。

 

 

この栄華を極めし「狂気」にまみれたサッカーこそ、塾長のキャリア上の最大の成果。

 

 

しかし、その翌年から様子がおかしくなってきます。

 

 

-なにやら「ポゼッション率」が上がり始めた

 

 

理由は分かりません。

 

 

2019年からやけに「後ろでボールを保持したい」「繋ぎたい」が塾長の口から発せられ、自陣・敵陣問わず、年々「ポゼッション率」が上がっていく傾向が見て取れました。

 

 

塾長が「狂気プレス」という「1局面(プレス)特化」の「武器」から「ビルドアップ」の局面にも「武器」をチームに持たせようとして、結果が伴わなくなって来た。

 

 

この時期が、私の思う「後期・霜田サッカー」です。

 

 

攻撃における「フィニッシュ」「ビルドアップ」局面。

 

守備における「ブロック」「プレス」局面。

 

 

全4局面の内、塾長は「ビルドアップ」と「プレス」を「武器」化しようとして、成功したことが無いのです。

 

だから私は、「昇格」が最優先の「松本山雅FC」にあって、塾長は発動(かつ、勝利)に特定の条件があるものの、実績のある「狂気プレス」でシーズンを戦うものだと思っていました。

 

そして山雅フロントはその特定の条件である、「理不尽に決められるFW」と「1、2枚なら剥がせる見込みの高い、かつ、アシスト能力に秀でたWG」を塾長に準備するのだろう、と。

 

 

ようするに山雅フロントは塾長に「リメンバー2018年」を要求し、塾長はそれに応える。

 

 

これこそが山雅の「昇格」戦略の一手であろう、と。

 

 

こんな予想をしてたんですよね。

 

 

が、実際は「狂気プレス」から「ビルドアップ」にまで手を出し始めた「後期・霜田サッカー」の延長線上で戦っているようで。

 

 

これ、非常に厳しいです。

 

 

先述の通り、塾長、このコンセプトで成功したことない、です。

 

下條氏が開幕前に語っていた「山口、大宮では出来なかったが、山雅でなら」という期待に沿った取り組みなのでしょうが、「昇格」を目指すなら、これ、止めた方が良かった、と思います。

 

 

塾長、「理想(やりたい)」を実現し得る「プレス」と「ビルドアップ」の「形」作り、下手なんですよ・・・。

 

 

下手、はプロ相手に失礼なので、苦手と見受けられる、にしましょうか。

 

 

今現在の「霜田山雅」の「プレス」、やべぇです。

 

 

「霜田ファミリーの残党」が織り成してる現在のレノファと問題の構造がほぼ一緒。

 

「前からボールを奪いに行きたい」で「”プレス”の開始位置が高すぎる」ことと、それに伴う「後ろがついて行けないのに”プレス”のスイッチを入れてしまう」の2点。

 

 

結果、「霜田山雅」の「プレス」は「ハマらねぇプレス」となってしまっています。

 

 

かつ、問題の2点のせいで前線がなんとなくプレスに行ってしまうため、後ろが慌てたように付いて行き、穴だらけの守備組織になってしまっている点も、レノファと全く一緒です。

 

前線が勝手にプレスを開始するので、それに付き合う中盤の選手たちがバイタルを空け、CB陣も無理に前に出ないため、山雅はよくこのエリア(バイタル)でゲームを作られてしまっています。

 

ここにボールを入れられ、山雅のSBが中央に絞ってきた段階でサイドに振られ、前進を許し、高く上がったサイドの選手が後方に戻って来られない内にクロスで仕留められたり。

 

 

「プレス」の自滅による失点、多いです。

 

 

行くなら行く、で、もっと「狂気」にまみれたかのように行くべきだと思ますし、行かないなら行かない、で、もっと「プレス」の開始位置を下げるべきです。

 

幸い、山雅のトップはあの小松です。

 

「プレス」においてJリーグで「大迫の次」くらいに上手い選手がいるわけですから、もうこの選手に判断を委ねてもいい気がしますが。(ホントはチームの約束事にしてあげてほしいですが)

 

 

 

 

そして、「ビルドアップ」。

 

 

もう、最悪、です。

 

 

今年の山雅の戦力を見た上で申し上げますと、「昇格」が最優先なら山雅は「ビルドアップ」なんて「やらなくていい」と思っています。

 

 

「”4-2-3-1”(”4-2-1-3”)」(直近は「”4-4-2”」)の初期配置からそのままの「形」で「ビルドアップ」を行う機会が多く、当たり前のようにSBが相手のハメ位置になり、自滅で失点してます。

 

山雅は突然思い出したかのようにボランチが一枚ディフェンスラインに降りて「”3+1”」の「形」を作るときがありますが、「後ろでボールを保持したい」ならこの「形」をマストにしとくべきです。

 

 

というか、脳死でいいからチームに組み込んどけよ、と思ってます。

 

 

基本「霜田山雅」がこの「”3+1”」の「形」を作った時、相手にボールを奪われずに前進出来てます。

 

この「形」でも前進が無理そうなら、さっさと前線に「蹴っ飛ばせば」いいんですよ。

 

「昇格」が最優先であるなら、「ビルドアップ」で自滅して失点を喰らうのはタブーです。

 

「成長するのには痛みを伴う」なんて考え、「昇格」の前では無意味かつ邪魔。

 

 

山雅の前線、強いです。

 

 

小松、国友、菊井、榎本、どう考えても強いですし、クオリティーもある。

 

言い換えれば、今年の山雅の「武器」はここです。

 

 

-前線4枚の「個」の「強度」

 

 

この「武器」を相手に振るい続けることが、「勝利」への、「昇格」への道だと、私は思うのです。

 

 

今は「繋ぎたい」で「ビルドアップ」時、山雅で最もクオリティーの高い菊井のプレー位置がドンドン下がって来てしまっています。

 

彼は最前線で「フィニッシュ」に絡むべき選手で「ビルドアップ」なんてやれせていい選手ではないです。

 

(菊井を「ビルドアップ」に関わらせていいほど、「フィニッシュ」に余裕が無い)

 

得点に関与してほしい選手をお膳立てに回してはチームの出力も火力も上がっていきません。

 

 

 

 

なので、「霜田山雅」の試合を第11節まで見た感想として

 

 

・「プレス」と「ビルドアップ」で自滅している

 

・山雅の戦力上の「武器」を正しく振るえていない

 

・「形」が戦力に合っていないので試合ごとに出力と火力が落ちている

 

 

が挙げられます。

 

 

何の役にも立ちませんが、個人的に改善点を挙げるとするならば

 

 

・ボールが相手陣地深くにあれば「プレス」開始

 

・ボールがハーフウェーライン前後にあれば「プレス」ステイ

 

・「ビルドアップ」時は脳死で「”3+1”」を作る

 

・この「形」で前進が無理なら前線に蹴っ飛ばす

 

・蹴っ飛ばせば相手陣地深くにボールが行くので「プレス」開始

 

 

なにやらまんま「黒田ゼルビア」の戦い方のような提案をしてしまいましたが、山雅の選手たちのパワー(強度)を見る度に、「昇格」に向けて、もっとシンプルに勝ち点を取りに行けばいいのに、と思ってしまうのでこうなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「前からボールを奪いたい」し「後ろでボールを繋ぎたい」という「理想(やりたい)」が相変わらず塾長の中に生きていることは確認できました。

 

そしてそれを実現し得る「形」を未だに持ち合わせていないことも分かりました。

 

 

ここに、山雅の受難を感じます。

 

 

「山口、大宮では出来なかったが、山雅でなら」という下條氏の期待に対して、塾長自身がアップデートされてなかった不運。(案の定、ではあるので、不運では片付けれませんが)

 

「環境が変われば同じやり方でもいつかは当たる(通用する)」というのは、あまりにも「準備不足」感が拭えないです。

 

現状のままですと、塾長、まるで何も変わって無いので「形」の変更に着手せず、山雅フロント陣が期待した「山口、大宮では出来なかったが、山雅でなら」を叶えることができず、地獄の虚無が訪れる、とみてます。

 

 

 

 

そして、自身の「理想(やりたい)」を実現し得るスーパーな選手たちを用意してくれなかった点。

 

 

これが、塾長の受難。

 

 

環境や状況に合わせて適宜クラブの目標達成のために「形」を変える、そんな器用なやり方を持ち合わせていない塾長。

 

大宮や山雅をもってしても、塾長の「理想(やりたい)」を実現できるスーパーな選手たちを揃えることができなかった。

 

山雅の「昇格」という目標に対してフロントが用意した戦力、一部を除いてあまりにも「成長見込み」な選手が多いです。

 

山雅の前線4枚は強力だと思いますし、そこにビクトルやパウリーニョが添えられていますが、かなりピーキーな選手たちで、「使い方(起用法)によっては」なタイプばかり。

 

ほっといても結果を出してくれる選手たちを揃えられれば、塾長のムチャ振りに自己解決してくれたと思ますが、現在の選手たちは「前向きに苦しんでる」状態。

 

その塾長がもたらす「前向きに苦しんでる」苦行から成果の果実を得られたチーム・選手を私は見たことが無いのですが、果たしてどうなるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

松本山雅FC」の「昇格」への戦略。

 

現場のトップたる監督に「霜田正浩」氏を据え、「霜田山雅」を形成する。

 

過去実績上「勝てる監督」ではない「昇格」に不向きな塾長に、フロント陣は「山口、大宮では出来なかったが、山雅でなら」を期待した。

 

が、塾長は何も変わっていなかった。

 

これによって、やり方を変えず、環境が変われば、という非常に薄い「根拠」の「山口、大宮では出来なかったが、山雅でなら」となってしまった。

 

 

 

 

私は現在までの「霜田山雅」を見て、こう思っています。

 

松本山雅FC」の「昇格」に向けた戦略、山雅にとっても塾長にとっても噛み合っていない、非常にチグハグな感をおぼえます。

 

 

しかし、この感覚、私が山雅の歴史を知らないから感じるモノなのかな、とも思っています。

 

端から見ていて「昇格」に対してずいぶんな遠回りをしているように見受けられますが、これはひょっとしたら「そうせざるを得ない事情」というモノがあるのかもしれません。

 

その事情というのが、山雅の歴史を知らない私には察せないのだろう、と。

 

所詮私は今年から山雅の試合を全試合見始めた身。

 

知りえない、語れない点があまりに多いです。

 

 

こういった点を、今後も「霜田山雅の定点観測」を続けながら同時に勉強していきたいと思っています。

 

 

今回の記事で、私の見間違いや思い違いがあった点ありましたら、お手数おかけして恐縮ですが、ご指摘いただけると幸いです。

 

 

 

 

「霜田山雅の定点観測日記」の第1回目は、かなり大雑把な雑感を書く、にさせていただきました。

 

今後はより検証の確度を上げていくため、試合を見た印象、だけでなく、取り組みに対した「なぜ?」という「WHY?」を繰り返し掘り下げた記事にしていければ、と思っています。

 

もし、また私の記事を見かける機会がありましたら、ぜひお付き合いください。

 

 

それでは、また、いずれ。

「飢えた子供」に必要なのは「パン」か「本」か?という話。

自戒を込めた記事です。

 

 

物事や出来事は一つの視点からではなく、複数の視点を持ち、多くの評価軸で検証してみることが肝要だと、私は思っています。

 

 

しかし、人間は

 

 

-「見たいものを見たいようにしか見ない生き物」

 

 

でもありまして。

 

 

自らの「理想」というフィルターを通して物事や出来事を見、判断する本能には中々抗えないものです。

 

 

 

 

こう、思っていましたし、分かっているつもりではいたので、世の中様々な人たちが発する意見や見解に対してそこまで目くじらを立てる必要はないわけですが。

 

 

先日放送されたロクダスを視聴し、久しぶりに腹が立ちました。

 

 

別に誰がどのような意見・見解を述べても構いませんし、勝手に視聴した私がその意見・見解に腹を立てるのは見当違い甚だしく、その資格もありはしません。

 

が、どうにも腹の虫がおさまらない。

 

物事や出来事を一つの視点からでしか評価せず、危機感や不安を煽るその姿勢は度し難いです。

 

 

 

 

まぁ、ロクダスというのは居酒屋でくっちゃべる感覚でトークを展開する場でもあるようですし、楽しくガス抜きしてるおじさんたちの間に割って入ってどうのこうの言うのはあまりにも無粋なんですがね。

 

無駄に声がでかく中身のかけらも無い議論を居酒屋の端っこで聞いて舌打ちをするかのような、格好悪いことこの上ない無様な姿を晒すことを承知で、今回は自論を書かせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロクダスメンバーたちと私とで見解に相違がみられたのは大きく分けて以下の2点↓

 

 

1、「後任監督が決まってない中での監督・GM退任」に関しての見解。

 

2、「10年後、20年後も続くブレないビジョン・軸・志を求める」という意見。

 

 

一つずつ反論申し上げていきます。

 

 

 

 

まず、1、「後任監督が決まってない中での監督・GM退任」に関しての見解。

 

 

ロクダスメンバーは異口同音しきりにこの決断に対して危機感や不安を述べていました。

 

やれ「前代未聞」だのやれ「バタついてる」だの。

 

 

-そんなん当たり前でしょ?

 

 

っていう。

 

 

この決断を「点」でしか評価しないからズレてるんですよ。

 

「線」で見ないといかなる見解も意味を成しません。

 

 

 

 

レノファは「名塚監督・石原GM退任」以降、後任探しに時間が掛かっています。

 

この時間を「点」で評価するから危機感や不安しか口に出せないんです。

 

視点はもっと前に置かなければなりません。

 

 

-今シーズン、「石原・名塚体制」が続けばレノファは「降格筆頭候補」だった

 

 

この事実を脇に置いて不毛な議論を展開しても意味がありません。

 

 

-「石原・名塚体制」に上がり目、ありましたか?

 

 

名塚監督は7試合勝ちが無い中でも「やり続けるしかない」と終戦宣言を発していました。

 

事実上「ピッチに立つ11人の選手が全員日本代表クラス」でないと成立しない「形」を継続すると言ったんです。

 

勝ちがない中で「現実(出来る)」を最大化させて勝ち点をもぎ取るタフな闘いを拒否し、「理想(やりたい)」に散ろうとしてたんですよ。

 

理想主義者たちが「レノファ山口FC」を「理想(やりたい)」の名の下に散る(降格)、その道連れにしようとしてたわけで。

 

 

-その流れにストップを掛けたのが今回の決断

 

 

私はこうみてます。

 

 

「小山・渡部体制」の強みは「(決断の)スピード感」だと私は認識してます。

 

即断即決。

 

流行り廃りが急激に変わる今の世の中において「準備万端」は非常にハードルが高いです。(それを達成したのが今年の町田。今年の町田の飛躍は「戦略勝ち」とみてます)

 

野球界においては年々平均球速が上がり、その対応に現場が四苦八苦していますし、サッカー界においては「ボールを持たないチーム」が成果を上げ始めてきました。

 

 

-ほんの数年前の常識が、今では非常識に変わる

 

 

この事実を受け入れないと、評価軸はずっとズレたまま、待っているのは死(消滅)です。

 

 

 

 

PDCAサイクル」の考え方は激変する業界には不向きな取り組みです。

 

間に合わないんです。

 

吟味する時間が足りない。

 

だから「やる、やってから、考える」。

 

このスピード感に着目して慣れておくべきだと、私は考えます。

 

 

-小山会長、早いでしょ?

 

 

社長に就任されてすぐに「レノファ会議」を開催しましたし、今年で言うと「RENOFANISTA」もすぐに始めました。

 

「準備万端」は難しいんです。

 

 

-取り敢えず、やる、やってから、考える。

 

 

後任監督に目途が立っていない中で「監督・GM退任」なんて、そりゃ、クラブ(フロント)としてもやりたくなかったに決まってるじゃないですか。

 

でも、やった。

 

 

-そうせざるを得なかった

 

 

ほど、「石原・名塚体制」への評価は地に落ちていた、という視点を入れてほしいとこです。

 

 

「現実(出来る)」を最大化させて勝ち点をもぎ取るタフな闘いを拒否し、「J3降格」をも許容する方向で「理想(やりたい)」に散ろうとしていた「石原・名塚体制」を、「小山・渡部体制」は許さなかった。

 

後任監督に目途が立っていないにもかかわらず、この決断。

 

その「スピード感」を、まず評価してほしいです。

 

そして

 

 

-「チームは新たな体制を構築し、少しでも多くの勝利、1つでも上の順位を目指して戦ってまいります。

 

 

「石原GM・名塚監督退任のお知らせ」の際に小山会長が残したこのコメント。

 

 

「理想(やりたい)」に散らず、「勝利を追求する」タフに闘うことを決意したこと。

 

「後任監督が決まってない」なんて、そんなものは枝葉です。

 

そんな枝葉のような(ポジティブな決断・決意の)副産物にだけフォーカスして危機感や不安をわめく意味が、私には理解できません。

 

 

-「理想(やりたい)」に散ろうとしていた「石原・名塚体制」を即断即決で終わらせた

 

 

現状を維持すれば間違いなく降格だった「レノファ山口FC」が、足掻いてもがくタフな道を選んだんですよ。

 

「理想(やりたい)」に散らず、「勝利を追求する」という非常にポジティブな方向転換はしかし、茨の道です。

 

その茨の道を進むことを決断した「レノファ山口FC」に、危機感や不安をでかい声でぶつける思考・行動、本当に理解できません。

 

 

Twitterで「レノファ会議」の様子がアップされていたので拝見しましたが、レノファは「我が子を育てるように」扱ってくれることを望んでいます。

 

その考えの是非は今は置いておいて、レノファを「我が子」として扱うならば、茨の道を進むタフな決断をした「我が子」に対するリアクション、それで合ってますか?と。

 

私は見守りたいですし、後押しをしたい。

 

少なくとも足を引っ張りたくはないですね。

 

毒親」という言葉が誕生して久しいですが、この言葉が頭をよぎりました。

 

 

 

 

本来、「後任監督が決まっていない」今の時間(期間)、レノファはポジティブな空気に包まれる。

 

そう、思っていました。

 

「現状を維持したら降格、どうせなら足掻いてほしいな」という状況にあって、レノファ(フロント)は動く(足掻く)決断をした。

 

ここから見るべきなのに枝葉でしかない問題に対して危機感や不安を声高に口にしているのを目にして腹が立ちましたし、心から残念でした。

 

まして、ロクダスメンバーはほぼレノファ関係者(元、も含めて)、というところが無念の極み。

 

レノファ山口FC」の身近には「毒親」しか見受けられず、フロント陣に求められるタフさの量に歯がゆい想いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一つ目、以上です。

 

お次、2、「10年後、20年後も続くブレないビジョン・軸・志を求める」という意見。

 

 

ロクダスメンバーのうちの一人が「J3に降格してでも貫くモノが無い(見えない)」というようなことを意見を口にしていましたが。

 

 

これ、最悪です。

 

 

「理想」で身を亡ぼす典型的な考え方で、危うい思考と思っています。

 

 

-その「理想」の果ては「死(消滅)」。

 

 

例えばですが、「J3に降格してでも」の次は?

 

「JFLに降格してでも」の次は?

 

地域リーグに降格してでも」の次は?

 

次は?次は?次は?の果て。

 

 

-「死んでも(消滅してでも)」

 

 

ここが終着駅です。

 

 

一度でも「J3に降格してでも」で降格したら、もう止まらない、いや、止まれなくなる、とみてます。

 

「J2残留(居続ける)」という生存戦略を捨て、「理想」に散り降格したらば「降格してでも叶えたかった理想」に変化し、それが「呪縛」になって方向転換が容易ではなくなります。

 

 

今のレノファがその流れに乗らず、断ち切った点、心からホッとしてます。

 

 

まず、ここをハッキリさせたかったのでこの話からさせていただきました。

 

 

 

 

さて、「10年後、20年後も続くブレないビジョン・軸・志」という言葉。

 

非常に美しい言葉です。

 

口に出したら思わず酔ってしまいそうなほど、キレイな言葉です。

 

しかし

 

 

-綺麗な花には棘がある

 

 

そんなものです。

 

 

現在、レノファはJ2リーグにあって、21位、と降格圏に沈んでいます。

 

レノファ、飢えてます。

 

 

-「飢えた子供」(レノファ)に必要なのは「パン」(勝ち点)か「本」(ビジョン)か?

 

 

「我が子」(レノファ)が飢えているにもかかわらず「本」(「理想(やりたい)」)を与え続けた「毒親」(「石原・名塚体制」)を「小山・渡部体制」は変える決断をしました。

 

その姿を見ていた我々が「飢えた子供」(レノファ)に与えられるものとして、「パン」(勝ち点)と「本」(ビジョン)のどちらを望みますか?

 

 

-・・・もう、食べさせてあげません?

 

 

「我が子」がお腹空かせてるんですから、食べさせてあげましょうよ。

 

 

そもそも。

 

 

-いつから「我が子」に「本」を必要と出来るほど、ウチは裕福になったのでしょうか?

 

 

「10年後、20年後」を見据える余裕、ありましたっけ?

 

腹が満ちてるから人は(組織は)将来を考えることができるんですよ。

 

レノファは毎年主力を引き抜かれてます。

 

沼田、田中、橋本、去年ド主力だった選手たち、今年いません。

 

主力の選手たちを引き留め続ける力(魅力とか)が現状ない以上、レノファは「1年、1年が勝負」の「明日食うのにも困ってる状態」なのではないでしょうか。

 

 

そんな状態にあって、ロクダスメンバーの意見は「10年後、20年後」だそうで。

 

 

「飢えた子供」(レノファ)に「本」(「理想(やりたい)」)を与え続けた「毒親」(「石原・名塚体制」)は退任しました(させました)。

 

にもかかわらず、その後を引き継いだ中山監督も言葉では「パン」(勝ち点)を与えると言いながら、実際には「本」(「理想(やりたい)」)を与えています。

 

だから私は現現場のコーチ陣は環境・状況が読めていないし、(現場の)新体制発表後は速やかに一掃すべき、と主張してました。

 

 

この環境・状況が読めていないのは現現場だけではなかったようです。

 

 

元、も含めたレノファ関係者ですら、未だに「飢えた子供」に「パン」を与えようとしない。

 

「本」を与えたがるし、求めたがる。

 

現場が現場なら周りも周りだな、と。

 

 

-いいかげん、目を覚ませ、見ろ、直視しろ

 

 

と、言いたい。

 

 

「我が子」は腹を空かせてる。

 

「理想」しか見ないお花畑から帰って来て、「我が子」を見ろ、と。

 

いつからウチは未来を見据えられるほど裕福になったのか。

 

貧乏人が富者のマネ事をすることほど滑稽で悲惨なことはない。

 

「10年後、20年後」なんて、富者の考えです。

 

まして、先ほど取り上げたように、激変するこの時代に「10年後、20年後」を見据える意味、全く無いです。

 

 

レノファは規模が小さいからこそ、その小回りで時代に適応していくしか、今のところ生き残る術がありません。

 

この生存戦略を無視したから、今、21位、降格圏です。

 

「本」ばかり与え続けられたレノファの末路。

 

それが、今、なんですよ。

 

 

にもかかわらず、それでもなお「本」の必要性を説く、その愚かさを少しは自覚していただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

二つ目、以上です。

 

本当はこんなこと書きたくなかったです。

 

こんな私にも最近ちょっとやりたいことができまして。

 

本来はそれをこのブログで実現していこうと思ってました。

 

が、あまりにも目に余る、腹に据えかねる意見・見解を目にしてしまったので止まれなくなってしまい。

 

 

複数の視点を持ち、多くの評価軸を持つ。

 

私自身が内包している激情に振り回されない。

 

 

自戒すべき点がまだまだまだまだ多いです。

 

未熟、極まりない。

 

 

ロクダスを愛してらっしゃる方には非常に不快な内容になってしまい、その点は申し訳なく思います。

 

批判や煽りは避けながらやっていこうとも思い始めていただけに・・・。

 

 

次回以降、気を付けてやってまいります。

夢見る時間は終わり。未練は毛ほども無いのでレノファは思う存分ぶっ壊すところから始めればいいと思います。

レノファの第15、16、17節の3連戦。

 

 

-16節町田戦で興奮しーーー。17節ヴェルディ戦で落胆しーーー。

 

 

非常に疲れました。

 

 

 

 

「中山レノファ」による町田戦での戦い方は、個人的にあまりにもブッ刺さる理想的なモノで、何度も何度もシコり散らかすほど興奮してたんですが、ヴェルディ戦ではその全てが無かったことにされており、喪失感から来る落胆に打ちのめされてます。

 

 

興奮と落胆。

 

 

感情のジェットコースターでヘロヘロになっちゃいました。

 

 

が、しかし。

 

 

感情のジェットコースターに振り回されてヘロヘロではありますが、今は、何と言うんでしょうか、清々しい気分でもあるんですよね。

 

 

あの町田戦で見せてくれた、レノファの歴史に則った素晴らしい取り組みに、私は夢を見ました。

 

が、結局レノファの現場は「霜田サッカーの引力」に飲まれ、その素晴らしい取り組みを破棄して「霜田サッカー」に戻ってしまう。

 

で、あるなら。

 

 

-もう、夢見る時間は終わり

 

 

未練はありません。

 

レノファは今後新監督を迎えて情け容赦なく「レノファのサッカー」をぶっ壊していくべきです。

 

 

慈悲などねぇ。

 

 

極論、私は現現場のコーチ陣、新監督のお迎えと”同時”に一斉に一掃すべきと考えてます。

 

二度に渡る社長の交代などでフロントが変わり、監督・GMの退任で現場が変わっている「レノファ山口FC」の変革期において、未だに「霜田サッカーの引力」に引きずられている連中は、あまりにも邪魔。

 

 

-この連中を現場に残すとレノファが前に進めない

 

 

故に、一掃。

 

 

新監督とその新監督が求めたヘッドコーチの二人だけで回した方がマシだとすら思えます。

 

現レノファの戦術に関わった連中は情け容赦なく放出し、残った方々と新監督とヘッドコーチだけで、今シーズンは耐え抜いてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

出だしから中々穏やかじゃない始まり方をしてしまいました。

 

今回は私が何故町田戦で夢を見たか、そして何故ヴェルディ戦で「レノファの現場ぶっ壊せ論者」になり果てたのか、その辺を書かせていただきます。

 

興奮から夢を見て、落胆から破壊を求めるやべぇ奴にまたなり始めてます。

 

レノファとの「共有」を目指してたんですが、現現場が「霜田サッカー」を望むなら話は別や。

 

 

-地獄の虚無サッカーを、私は許さん

 

 

衣服をパージしてフルチンで石とウンコを投げる。全力で。

 

 

そんなわけで、今から私はわめき散らかしますが、それを面白がれる稀有な方いらっしゃいましたら、お突き合・・・お付き合いのほどお頼み申す。

 

う~し。じゃ、イクイク~~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、私が夢見る乙女になったパートの話をする前に、少しだけ前提となる話をさせてください。

 

 

私はチームが「勝利」を目指す上でフォーカスすべき優先順位として

 

 

「形」 → 「技量」 → 「メンタル」

 

 

の順番を重視しています。

 

 

退任された方に今更とやかく言うのはフェアではありませんが、名塚監督の場合ですと、「形」を作りもしないうちから最後にフォーカスすべき「メンタル」(しかもチームではなく個人の)に関する言及があまりも多く、そこが個人的に不満だったんですよね。

 

 

「メンタル」は最後です。

 

まず「形」。

 

 

チームとしての「戦い方」の大大大前提となる「形」が無ければ勝負の土俵に立てません。

 

「チームとしてどう戦うか?」という共有を行い、次に「技量」。

 

あるいは「練度」と言ってもいいかもしれません。

 

「形」を共有し、「技量(練度)」を磨き、「武器」にまで至らしめ、ようやく勝負になります。

 

チームが「武器」を得たらば、最後の一押しに「メンタル」。

 

相手に勝ち得る「形」、そして「技量(練度)」を磨いて来たからこそ得られる自信が「メンタル」に影響するから「闘える」し「武器」を振るえる。

 

 

 

 

と、まぁ、こんな風に考えているんですよ。

 

 

ちなみにこの考え方、チームではなく個人にフォーカスすると順番が変わります。

 

 

「技量」 → 「形」 → 「メンタル」

 

 

になると思ってます。

 

 

大体において「上手くいかない」のは「技量」の問題です。

 

私がどんなに「メンタル」にフォーカスしたところで大谷の投げる球は打てませんし、メッシを止めることは出来ません。

 

 

まず、「技量」。

 

次に、「形」。

 

 

この場合の「形」は「自分には何が出来て、何が出来ないか」という「割り切り」としてみてます。

 

短いプロキャリアの中で「自分は何者であるか」。

 

この結論を出せた選手が「メンタル」を語れる、と思ってます。

 

 

「技量」を磨き、試合に出る。

 

通用した部分、通用しなかった部分を精査し、また「技量」を磨く。

 

その試行錯誤の過程である程度の「形(割り切り)」に行き付くのかな、と。

 

ここに到った選手、強いです。

 

今年の池上がこの域に到った、と個人的にみてまして。

 

しばらく(ケガかな?)で試合出場してなかったですが、その時間を上手く利用して強い選手になってくれました。

 

もう池上を語るときは「メンタル」にフォーカスしていいと思ってます。

(池上のコメント聞きたいのでインタビューもっともっとふえてほしいなぁ)

 

 

今年のレノファで「メンタル」に言及していいのは関、前ちゃん、矢島先生、池上だけかな、と。

 

他の選手の「上手くいかない」は「技量」に課題を抱えてるから。

 

 

「名塚レノファ」はチームとして「1対1で勝ち続けろ」を求められる有って無いような「形」で、チームとしても個人としても要求される「技量」の高さに苦しんでたように見受けられてたんですよ。

 

なんて言うんでしょうか、ハードル高すぎて(チームとしても個人としても)「技量」に上手くフォーカスできない苦しさ、でしょうか。

 

だからレノファは「闘ってない」(「自分たち」に「闘う」ベクトルが向いちゃう)ように見えちゃってた。

 

 

望外のハードルの高さにチームも個人も苦しんでたわけで、普通にその辺りを修正すればいい、と思ってました。

 

まずチームは個人の集合体なわけですから、その個人の「技量」に見合ったチームの「形」を作る。

 

その後にチームの「技量(練度)」を磨く。

 

そして、その過程で選手各々に個人の「技量」を磨いてもらう。

 

これを続ければチームとしても個人としても「武器」を得られるだろう、と。

 

平たくいうと「(レノファは)身の丈に合った出力を求めろ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

少しだけ、と言いつつ長くなっちゃいましたが、ここまでが前提として聞いて(読んで)いただきたかった話です。

 

さぁ、ここから私が夢見る乙女になったパート始まるお♡

 

 

 

 

私は「(レノファは)身の丈に合った出力を求めろ」と思ってましたから、第16節町田戦は本当に興奮しました。

 

マジで何度も何度もシコり散らかしました。

 

今はもう片して焼き払いましたが、一時夢想のティッシュで部屋が臭かったです。

 

 

この町田戦、見る時間帯によって意見が分かれると思います。

 

私はこの試合の「前半の終わりごろから後半」の戦い方でシコりました。

 

 

前半の序盤から中盤頃は、ボール保有時「矢島ワンダーランド」やら「”3-4-2-1”変形」やらなんやらやってました。

 

まぁ、うん、まぁ、っていう微妙な感情で見届けてたんですが、そこから何をキッカケにしてなのかはさっぱり分からんのですけども。

 

 

-「初期配置”4-2-3-1”」

 

-「攻撃時”3-1-4-1-1”」(←熊本の形)

 

-「守備時”4-4-2”」

 

 

に変わったんですよね。

 

特に注目したのが

 

 

-「攻撃時”3-1-4-1-1”」

 

 

のロマン変形。

 

 

今思い返しても興奮が蘇ってくるので落ち着いて一個一個触れていきたい。

 

 

このロマン変形の最大のメリットは「矢島先生を矢島ワンダーランドから解き放つことが出来る」すなわち「矢島先生を”フィニッシュ”局面にお連れできる」ことだと思うのです。

 

ロマン変形後の形を見てみると、左から↓

 

 

DF → ヘナン・前・生駒

 

アンカー → 神垣

 

WB → 石川・吉岡

 

IH → 池上・矢島

 

トップ下 → 五十嵐

 

FW → 河野

 

 

となっていまして。

 

 

掲示板でもTwitterでもしきりに議論されてましたが、「矢島は一列前なんじゃないか?」(←人によってはトップ下起用を望んでましたが)問題に最高の形で応えてるんですよ。この形。

 

 

「攻撃時・矢島先生がIH化」っていう。

 

 

「名塚レノファ」は「ビルドアップ」に問題を抱えてましたが「矢島ワンダーランド」でその問題を解決しました。

 

が、これは最高であっても最適ではない。

 

何故なら「矢島先生を”フィニッシュ”局面にお連れできない」から。

 

 

-問題解決したら難問が姿を現した

 

 

っていう状況だったんですが、この難問への答えが↓

 

 

-「攻撃時”3-1-4-1-1”」のロマン変形

 

 

神垣という相手のFWとMFの間に立たせたらピカイチのスペシャルな選手が、矢島先生を「矢島ワンダーランド」から解放し、矢島先生を「フィニッシュ」局面にお連れする「攻撃時・矢島先生がIH化」を実現させた究極の「形」。

 

 

え? シコるしかないじゃん? 今シコらんでいつシコるの?

 

 

今でしょ!

 

 

私ん家の部屋がイカ臭くなった理由、ほんの少しでも伝わりましたでしょうか?

 

 

 

 

しかもこの「形」って、レノファの歴史にも登場した「形」でして。

 

私自身忘れかけていたんですが、渡邉監督体制下で一瞬だけ登場したんですよね。

 

何節の試合かまでは思い出せないんですが、あの時は「”3-4-2-1”」のダブルボランチの一角で起用されていた池上が「フィニッシュ」局面時に一列上がることによって(場合によってはトップ下くらいにまで上がってました)「”3-1-4-1-1”」化してまして。

 

私の印象、っていう非常に薄っすい根拠で申し訳ないのですが、この「形」めちゃくちゃ強力だったんですよねぇ。

 

この時の感想(衝撃)を当時記事にしてたはずなんですが・・・思い出せぬ。

 

 

 

 

レノファの歴史に一瞬だけ登場した「過去最高出力」を期待でき得る「攻撃時”3-1-4-1-1”」という「形」が、時を経て、最高だけど最適ではない「矢島ワンダーランド」問題の解決策として再登場したわけですから、ホラ、シコりたくもなるでしょう?

 

激熱展開に思わず右手が股間に伸びるってなもんです。

 

 

 

 

そしてこの「形」、決して

 

 

-なんか偶然こうなった

 

 

とは思えず

 

 

-明確な意図を持ってこの「形」にした

 

 

と思えるんですよ。

 

 

それが

 

 

-63分頃の交代策

 

 

です。

 

 

この試合、63分頃に 五十嵐→高木 河野→梅木 という交代が行われました。

 

これにより左SMFだった池上がトップ下に入り、その左SMFに高木が入りました(梅木はそのままトップ)。

 

ここから刮目すべきは「役割変更」。

 

交代前まで左SBの石川は攻撃時左のワイドの位置を取っていましたが、この交代後、IH化する位置を取り始めていました。

 

レノファの左サイドが攻撃時 ワイド・高木 IH・石川 に変わったのであります。

 

 

つまり「役割変更」はありながらも「攻撃時”3-1-4-1-1”」を維持した。

 

 

この傾向は交代後すぐに見られましたので、決して選手がアドリブで、とは思えず、指示があった、のだとしか思えません。

 

監督含めたスタッフ陣が「役割変更」をも視野に入れながら「歴代最高出力」を期待できる「攻撃時”3-1-4-1-1”」を準備して、実行した。

 

 

もう股間に添えてた右手に左手を合流させて両の手でシコりましたよ。

 

 

-この人たちなら大丈夫ーーー。安心してシコれるーーー。

 

 

って。

 

 

 

 

唯一心配な(危惧する)点としては「”歴代最高出力”を期待できる”形”だが”歴代最高火力”には至っていない」点でした。

 

チームの「形」としては「歴代最高出力」を出し得ると思いますが、まだ「歴代最高火力」を出せる「配置」にはなっていない、と感じてました。

 

それが

 

 

-前ちゃんのポジション問題

 

 

です。

 

 

おそらくレノファの現場陣以外の全ての人が「前ちゃんはCBではねぇ!」と思ってらっしゃることと思います。

 

私もそう思ってます。

 

矢島先生を「矢島ワンダーランド」から解放出来た今こそ、お次「前ちゃんも”フィニッシュ”局面にお連れする」時ですやろ、と。

 

非常に難しい問題ではありますが、取り組みとしてこれ以上ワクワク出来るモノも中々ないもんです。

 

 

前ちゃんを左SBで起用し、石川のように攻撃時・IH化させても面白いですし、シンプルに生駒とポジションと入れ替えて攻撃時・右CBとして適宜「フィニッシュ」に絡んでいただくのも良し。

 

 

妄想が捗る案件です。

 

股間に添えた右手と左手の上下運動が止まりません。

 

 

そして他のポジションも「歴代最高火力」に向けた「最適解を求める冒険(試行錯誤)」に期待したくなるところです。

 

現状、ヘナン、神垣、矢島先生、吉岡までは軸として動かす必要性を感じませんが、それ以外は色々試す余地が残ってます。

 

ってか、余地しかありません。

 

その余地を埋めていくことこそが、今後の「中山レノファ」の道程と考えていました。

 

 

仮に、ですが、「中山レノファ」が「歴代最高出力」を期待できる「形」で「歴代最高火力」を出せたとしても、「トップ6入りは難しい」とみてます。

 

やはりチームとしても個人としても「技量」の問題にぶつかるからです。

 

 

私、今年のレノファの戦力、とても素晴らしい選手たちで構成出来ていると思ってます。

 

 

が、バケモノはいない。

 

 

いわゆる「試合を決めてくれる存在」が前線に居ないのです。

 

「リーグ均衡ぶっ壊すレベル」の選手、レノファには居ません。

 

関、前ちゃん、矢島先生はポジション的に「試合を決めてくれる存在」ではないかな、と。(関は「失点を防ぐことで勝ち点を持って来れるレベルのGK」だとは思いますが)

 

どちらかというと「リーグ均衡ぶっ壊すレベル」の選手に「気持ちよくプレーさせることが出来る」選手たちなのかな、って。

 

 

なので今年「歴代最高火力」を出せたとしても限界はある、と。

 

しかし、少なくともそれは「降格筆頭候補」足りえない火力だと思いますし、ワンチャンの奇跡的なアレ的なナニかがあれば「トップ6」もなくなくなくなくなくもない、のでは?っていう。

 

今年に関してはこれが限界だとは思いますが、逆にレノファはその立ち位置に居続けることも大事だと思うのです。

 

 

「中山レノファ」が「歴代最高出力」を期待できる「形」で「歴代最高火力」を出しても、現状は「リーグ均衡ぶっ壊すレベル」の選手が前線に居ないので「トップ6」は難しい。

 

このレベルの選手の不在問題は「成長」という「育成」方面のアプローチで解決しにくいと思うのですよ。

 

 

これは「育成」ではなく「お金」で解決すべき案件かな、と。

 

 

去年の岡山、今年の町田を見てみると分かるように、クラブは「勝負時」になれば一気にお金をかけて「技量」に秀でた選手たちを獲得します。

 

この段階に辿り着けないうちは「育成」で「リーグ均衡ぶっ壊すレベル」の選手を得ても、その選手を維持できない(保有し続けられない)とみてまして。

 

「J1」を目指す上で「絶対条件」とは思いませんが「必要条件」として「収益20億」が挙げられる昨今。

 

レノファはこの段階にイクまで、先ほどからしきりに言っている「歴代最高出力」を期待できる「形」で「歴代最高火力」を出し続け、ワンチャンの奇跡的なアレ的なナニかがあれば「トップ6」もなくなくなくなくなくもない、という立ち位置を取り続けることこそが生存戦略なのでは?と私は考えるのです。

 

 

レノファが「J1」を目指す上での「必要条件」である「収益20億」の段階にイクまで、何とも言えない曖昧な生存戦略が繰り広げられるかもですが、この取り組み、私は非常に見応えのある、応援のし甲斐のあるものになると確信していました。

 

前ちゃんの起用方法や「最適解を求める冒険(試行錯誤)」といったことを追う、あるいは妄想をすることは何度でもシコれるほど、やはり面白いモノだと思うからです。

 

 

 

 

先日クロスバー氏から良質のオカズ(フリ)をいただきまして。

 

今後の「前や佐藤謙介の起用方法」に関して。

 

前ちゃんは先ほど言及させていただいたので、謙介に関して触れます。

 

 

私は「CB・謙介」の「超ロマン型ファイヤーフォーメーション」もありかな、と思ってます。

 

「攻撃時”3-1-4-1-1”」においてアンカーを担うのは神垣がベストです。

 

謙介でも面白い、とは思うものの、私は「神垣は2年前から叩いておくべきだった(軸として起用すべきだった)」と常々思ってましたんで、この「形」でアンカー・神垣にやはり何の問題も無かったどころかサスガッキーだった「最高の神垣」は外せない。

 

 

で、あるなら

 

 

-前ちゃんの役割を謙介にやってもらえばいいじゃん

 

 

っていう。

 

 

「攻撃時3バック化」するわけですから、その真ん中を謙介にやってもらう。

 

「前ちゃんを”フィニッシュ”局面にお連れする」ためにも面白い試みだと思うんですがね。

 

ただ「守備時”4-4-2”」なので、そのCBに謙介ぇぇぇ???っていう爆弾を抱えることにはなりますわなぁ。

 

まぁ、神垣がサスガッキーで「最高の神垣」だったんで、謙介を強引にでも起用するなら「CB・謙介」っていう「超ロマン型ファイヤーフォーメーション」しかないかなぁ~、っていう遊び的な妄想です。

 

とはいえ、何試合かは見てみたいなぁ~、っていう妄想でもあるんスよね。

 

 

 

 

と、こんな感じで現状のレノファは「トップ6は難しい」段階ではあると思うものの、取り組み方次第で魅力のあるチームになれると思ってましたし、そういう生存戦略は追い甲斐も応援のし甲斐もあると思うのです。

 

実際、クロスバー氏のフリで「この選手はこんな感じで起用されてるのを見たいなぁ」なんて妄想するのはやはり楽しいのですよ。

 

 

-が、所詮「夢」ですた

 

 

ここまで長々と私が夢見る乙女になったパートをお送りさせていただきましたが、終わりです。

 

今服を脱いでフルチンになりまして、石とウンコを準備しましたんで、ここからわめきながら投げていきます。

 

 

 

 

先ほど書かせていただいた一連のレノファの生存戦略、その面白さや追い甲斐のある取り組みは、ぜ~~~んぶ無かったことになりますた♡♡♡

 

 

クソがっ

 

 

結局一瞬、一試合「夢」を見させてくれても、レノファの「霜田ファミリー」の因子を持ってる現場の連中は「霜田サッカーの引力」に引っ張られてその場に留まってしまう。

 

 

-前に進めない。やったことあることしか出来ない。やろうとしない。

 

 

「理想(やりたい)」からしか端を発していない「レノファのサッカー」は「名塚監督・石原GM退任」で終焉を迎えたんですよ。

 

環境も状況も「レノファのサッカー」を終わらせにかかってるのに、その流れを読めない。

 

 

確かに、「中山レノファ」が町田戦で見せてくれた「攻撃時”3-1-4-1-1”」はヴェルディが熊本相手に 3-0 で勝利しているので通用しにくいことが予想され、また別の「形」が要求されてしまう難しさはあったと思います。

 

しかも、連戦。

 

修正を入れる練習時間の確保が困難で、この辺りもヴェルディ戦を難しいモノにした要因であったとも思います。

 

 

そんな困難にあって、「中山レノファ」は

 

 

-「霜田サッカー」に戻る

 

 

という、安易で、かつ無意味な選択・決断をした。

 

 

 

 

-「自分たちからアクションを起こして奪いに行きたかったですが、プレッシャーを掛けることと連動することが最初にできず、ブロックを敷くようになり、後手を踏んでしまったと思います。

 

 

-「前からプレッシャーを掛けたかったですので、強度を出せる選手を入れました。

 

 

-「相手のサイドバックの駆け引きの中で大輔と翼のポジションが下がってしまった。下がらずに思い切って前に出さないといけなかったですが、中途半端になってしまった。ジョージがセンターバックに対して出ていくようになってプレッシャーが掛かりましたが、本来ならば大輔と翼をプレッシャーを掛けに行かせたかったです。

 

 

 

 

中山監督の試合後のコメント。

 

 

「得点が欲しい」

「先制点が欲しい」

「前から奪いに行きたい」

ショートカウンターで仕留めたい」

 

 

「理想(やりたい)」の権化。

 

その「理想(やりたい)」ができなかったから(叶わなかったから)監督とGMが退任したんですよ。

 

ではその「理想(やりたい)」を実現させうるだけの取り組みがあったのか?名塚監督にはできなかったが、自分にはできる、そう思わせられるだけの「根拠」を、このヴェルディ戦で示すことができたか?

 

 

-すべからく、NO、でしょ?

 

 

「前から奪いに行きたい」「ショートカウンターで仕留めたい」にも関わらず「連動」のかけらもない、かといって塾長ほどの「狂気」もない、「末期・名塚サッカー」の「ハマらねぇプレス」。

 

連戦で選手起用の難しさはあったかと思いますが、結局「ビルドアップ」は「矢島ワンダーランド」。

 

 

-何故、何もかも無かったことにするのか?

 

 

一試合一試合必ず収穫があり、その収穫を精査して積み上げていくのがチーム作りかと思うのですが、このチームの現場陣は本当に突然思い出したかのように「霜田サッカー」に戻り、積み上げを拒否する。

 

私には到底理解が及ばない次元で試合をするのでマジでこのチームはわけが分からん。

 

 

 

 

ヴェルディ戦では選手個々人が別々のベクトルで「なんとかしたい!」となっていて、心から不憫でした。

 

矢島先生は矢島先生でヤケクソ気味に「矢島ワンダーランド」を展開していましたし(矢島先生にしてはディフェンスラインに降りるタイミングがいつもと比べておかしかったです)、その結果、石川も生駒もポジショニングに四苦八苦してました。

 

池上だけがチームの(選手個々人の)「なんとかしたい!」のカオスに合わせようと奮闘していたと見受けられましたが・・・。

 

高木も梅木もサイドで起用され、特にこれと言って強みが出るでもなく。

 

高木に至っては何度もクロス対応を誤っており、まさに地獄。

 

 

選手たちの「なんとかしたい!」という頑張りが上手くチームに還元されていない、どころか、現実は真逆、むしろチームの出力を下げていて、本当に可哀そうに感じました。

 

 

私はチームを引っ張るべき、チームを引っ張っているであろう前ちゃんと矢島先生が、「メンタル」ではなく、チーム・個人を問わず「形」や「技量」に言及するコメントを多く発していたので安心していたんですよ。

 

 

-この二人がチームの軸である限り、大丈夫だ

 

 

と。

 

 

が、ヴェルディ戦ではレノファがチームとしての体を成していないほど崩壊してた。

 

選手たちの情熱のベクトルがバラバラ。

 

こんなに悲しく、胸が痛くなることってあるんかい。

 

 

 

 

この試合、なにやらレノファ側としては審判のジャッジに不服があるようですね。

 

私はルールブックを熟読した人間では無いので寺門の退場が正当性のあるモノなのかわかりもはん。

 

が、寺門の退場は 0-2 になった後。

 

今年のレノファはまだ3得点上げた試合が一度もありません。

 

寺門の退場がこの試合のレノファの敗戦における大きな要因になったことは間違いありませんが、さりとてレノファとしては2失点した時点で勝負は決まっていた、と私は思ってます。

 

要は

 

 

-審判のジャッジに文句を言える土俵にすら立ててない

 

 

と、思っているのです。

 

 

2位のヴェルディ相手に失点は厳禁でした。

 

が、先制を許すどころか追加点まで許した。

 

今年のレノファはこの時点で勝負あり、なんですよ。

 

「シンプルに勝ちを目指す」と言いながら、あまりにもお粗末で杜撰な「戦い方」。

 

2位のチーム相手に「自分たちの都合」だけを考えて挑み、普通にやられ、あまつさえ退場の判定に文句を垂れるだけ。

 

その文句を垂れる間に時間を稼ぎ、その時間で別のコーチがピッチに立つ選手を呼び、指示を出し、「勝利」を諦めない、当日スタジアムに来てくれたお客さんに「勝ち点を届ける」ファイティングポーズを取り続ける姿を見せる・・・でも無く、わめくに終始。

 

 

-あまりに幼稚ーーー。あまりに情けないーーー。

 

 

試合が始まる前から「戦い方」のチョイスで負け、試合中の振る舞いで負け。

 

 

-審判のジャッジで負けたっ!

 

 

って、言わせてくださいよ。

 

その段階ですらないし、その土俵で語れないんだわ。この試合のレノファ。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、未練はありません。

 

町田戦で見た「夢」は金輪際見れなくて結構。

 

結局一時、一瞬のきらめきはあれども、本質はレノファを応援している人に「審判のジャッジのせいで負けたっ」とすら言わせてくれない幼稚で情けない現場。

 

 

一掃で構いませんし、それが当たり前に思えます。

 

 

レノファ山口FC」で苦しむ選手たちなんかもう二度と見たくないですし、情け容赦なくぶっ壊して解体されることを望みます。

 

 

出来ればレノファの歴史に則ったあの「攻撃時”3-1-4-1-1”」を提案できた方は現場に残っていただきたいところで、よくよくヒアリングを実施してほしいですが、メンドイならば一掃でいいです。

 

レノファの歴史、レノファの立ち位置を把握した上で戦略・戦術を練り、それを実行できる「レノファの正統後継者」足りえる方に指揮を執っていただくのがベストだとは思いますが、無理そうなら全てを捨てて「0スタート」でも一向に構わん。

 

 

 

 

「レノファのサッカー」の究極の終わりを体感出来ました。

 

 

-夢見る時間は終わり。未練は毛ほども無い。

 

 

会長や社長を始めとしたレノファフロント陣の皆さんの最善の決断を見守りたいです。

 

もうこれ以下は無かろう、という点で私の中に下地は出来上がりましたので、楽しみにしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は明らかな意図と意思を持って批判を展開しました。

 

不快に感じられる表現多かったと思ます。

 

申し訳ありません。

 

これが今の私の考えのほぼ全てです。

 

全身全霊で書かせていただきました。

 

 

しばらくブログを休み、大きな転換無ければ「黒田ゼルビア」に関してか、いよいよ「霜田山雅の定点観測日記」でも書ければな、と考えてます。

 

 

また何かの拍子にこのブログ見かけたら、その時はまたよろしく、です。

 

では、またいずれ。