【第19節 away 横浜FC戦】 やるやん、名塚さん。

山口を襲うコロナの嵐が止みません。

 

先日またもやトップチームの選手一名にコロナ陽性判定が出てしまったようで、これで負傷離脱者含めて河野、梅木、大槻(今節復帰)、コロナ陽性判定者Aくん、Bくん、Cくん、Dくん、Eくん(←NEW)と、ようやく高橋のように負傷選手が復帰してきたかと思いきや、コロナ陽性判定でまた別の選手が離脱していく苦しい台所事情。

 

梅木や大槻らが負傷離脱し始めたころは、大体今の時期くらいに復帰してきて反撃開始や、と思ってたんですけど、まさかむしろ離脱者増えてるとは思いもしなかったよね。

(「反撃や!」どころか「試合出来るの?」っていう心配の気持ちの方が先に出てくる)

 

てことで名塚はんの受難は続くわけですけど、ここはチーム一丸となりてそれでも勝ち点を狙い続けたいところ。

 

 

 

そんなレノファの今節の対戦相手は横浜。

神よ、レノファを見放したもうたか・・・。

まぁ、どこが相手でも簡単ではないわけですが、よりにもよって横浜かよ。

離脱選手が相次ぐ中できっついきっついレノファですが、泣き言を言い続けてもいられないわけで、そんなレノファに奮い立っていただくべく、私、今節現地観戦かましたりましたわ。

まぁ、私たち夫婦が現地観戦かましたところで大勢に影響はないでしょうけどもね。

現地で送る「がんばえー れのふあー!」の念は一人でも多い方がよかろう。

決して行ったことない横浜の観光のついでとか、そんなことないッスよ。

私はいつだってレノファファーストの民。

 

 

そんなどうでもいい観戦動機は置いといて、私が現地でまず思ったのは「あちぃわ!」ですね。

もうね、腹立って来るくらい暑いんですよ。

当日半袖で観戦してたんですけど、私の肘から手、真っ黒よ。

昨日なんて真っ赤でしたわ。

家帰ってシャワー浴びてる時に気づいて変な声出ちゃったやん。

 

でね、このブログを読んでくださってる成人の皆さん、くっそ暑いときに現地でサッカー観ながら何飲みたいですか?

 

琥珀色の冷たく泡立った黄金炭酸水。

そう、ビール。

ビールをあおるように嚥下して全身にアルコールと爽快感を行きわたらせたいですやん。

 

が!ビール!売り切れ!

ハーフタイム中にビール補充に行ったんですけど売り切れだったんスよ・・・。

近くに自販機も無く水も買えなかったもんで殺す気か、と。

ノドカラカラの時にジュースが飲めるわけないやろがい。

ニッパツ関係者の皆さん・・・。

頼んますわ、ビール売り切れは今後止めてつかーさい。

 

 

まぁ、そんなこんな暑すぎるスタジアムにキレながらも、おかげで今節神垣がスタメンで出場しなかった理由に察しがついたので個人的には行ってよかったなぁ、と思いましたがね。

 

いや、ホント、ダゾーンで見てると分かんなかったんですよ。

暑さ。

ダゾーンだと気温や湿度が表示されますけど、あれね、そういう数字よりも「日差し」が大事よ。

(「日差し」を数字化出来るのかは知らんのですけども)

今節は気温が「29℃」らしかったですけど、今までなら「言うて30℃以下っしょ」って思ってたんですが「日差し」が強いとマジで辛い。

「玉蹴りスポーツしていい状態じゃないでしょ」って思いましたもん。

あんな中ずっと走り回ってる選手たちマジすげぇッス。

そりゃ、こんなん中2、3日でスタメンやらせていいわけねーわ、って前節走りに走った中盤3枚をそっくり入れ替えて挑んだのも納得の采配。

 

とはいえ前節ではインサイドハーフの片方一列上げての”4-4-2”の守備がハマりにハマっての善戦だった印象なだけに”池上・佐藤健太郎・神垣”抜きの”山瀬・田中渉・謙介”で、横浜相手にどう立ち向かっていくのか。

ここを注目ポイントとしながら観戦しておりました。

 

 

 

 

結果は 0-1 で敗戦。

 

 

 

 

これで15節金沢戦以降の、今後レノファが昇格争いに参戦し続けられるか、それともズルズル順位を落として例年通り降格圏争いを演じるか、を占う超大事な4戦は1分け3敗という結果になってしまいました。

 

悔しいですね・・・。

 

内容も結果もダメだった、とかなら何とも思わないんですが、内容良かっただけに悔しさひとしおです。

 

 

今やってるレノファのサッカーに対しては、人それぞれ好みがあるでしょうから賛否両論あるでしょう。

私は前節(交代選手の役割に「むむっ!」とはなりましたが)、そして今節の試合を見て増々どんどんこのチームのことが好きになりましたよ。

その理由を書きつつ試合を振り返っていきたいと思います。

 

 

 

 

正直申し上げましてね、この試合の開始前の個人的な注目ポイント、現地観戦だと全く分からんかったんですわ。

今回はちょっとピッチに近い位置で観戦してたもんで、誰がどこに立ってるかとか、奥行きとか全く分からんかったんですよ。

見てて「なんで生駒は渡部のサポート早いんやろ?」とかチンプンカンプンなことだらけ。

もう難しいこと抜きに試合を楽しもう、に切り替えたんで、細かいことは帰ってダゾーンで見てからやなって。

 

てことで帰宅後にもう一回試合を見て、で、今ブログを書いてる、と。

 

まぁ、この試合合計2回見て書いてるわけですが、それでも良く分からんことも多々あったので、いつも通り私が見て分かった範囲で書いていこうと思います。

(「それ違うよ」だらけになったらさーせん)

 

 

まず気になってのが先述した通り「横浜相手にどう守るか」という点。

前節は”池上・佐藤健太郎・神垣”の中盤で池上を一列前に出す”4-4-2”プレスで成果を上げましたけど、今節はこの3人ベンチで”山瀬・田中渉・謙介”の3人。

この3人で前節のように激烈な”4-4-2”プレスを再現するのはピッチコンディションを含めて(暑い、とにかく暑かった)無理でしょう、と。

じゃあ、どうすんの?ってところ。

 

ここに対して名塚はんは右ウイングの石川を猛烈に後ろに下げる”5-4”ブロックを示してくれました。

 

現地で見てる時は、生駒が渡部へのサポートが早い理由が分からんかったんですけど、帰宅後にダゾーンで視聴し直して判明しました。

 

レノファ、今節5バックだったんですね。

 

初期配置や攻撃時はいつもの”4-1-2-3”でしたが、守備時には”5-4-1”になってました。

 

ピッチの縦幅を端から端まで行き来しなくてはならない石川の負担は相当なものだとは思いますが、対横浜を考えれば前節の中盤3枚をベンチスタートとした今節、ベストな決断だったのではないでしょうか。

 

やるや~ん、名塚氏~。

 

まぁ、レノファは”5-4”で守ろうとしても、後ろでブロックを作って、というよりは、それでも前から行きましょう、みたいな守り方だったように思いますんで中盤がフラットな4枚ではなくダイヤモンド型になっちゃう機会が多くなってた様に見えました。

てことで前から行って奪えなかったらいびつな形になってもんで結構危ないシーンがあったように思いましたが、GK関のビッグセーブや、なんだかんだ後ろに5枚居たら堅いよね、のサッカーあるあるに則ってそれなりにピンチを防げてた印象でした。

 

前半は謙介が最前線に顔を出してプレスに参加していくいつものやべぇシーンがあったような気がしますが、後半からはCBの前からなるべく動かないようになってた印象だったので良かったんじゃないでしょうか。

 

 

相手が3バックなら今節のように(右ウイングの負担がやべぇですが)”5-4”プレス。

 

相手が4バックなら前節のように”4-4-2”プレス。

 

 

こんな感じで一定の成果を実際に上げた形で使い分けられるようになったと思いますんで、今後復帰組がこの二つのパターンを落とし込めたらレノファの反撃に期待出来そうです。

 

 

今節は最後の最後、前掛かりになったところをミスからカウンターを受け沈んでしまいましたが、内容だけ見ればやりたい、狙いとする事は出来ていたと思いますし、なんならワンチャン勝てたんじゃないかなぁとも思います。

「プロは結果が全て」とは言いますが、ほんの少しのズレ、些細なミス、運、といった要素から偶然結果が出ない時だってあるもんです。

そんな時こそ「自分たちが何を目指して、何が出来たか」を冷静に見直して過大評価も過小評価もすることなく、公平に自己・チーム評価をしてほしいですね。

平たく書くと、現状のベストは尽くしたんだから、横浜相手にこれほどのプレーが出来たんだからどうか落ち込まないで、って全員に言いたいわけです。私は。

 

 

そりゃあね、思うところが無いわけではないですよ。

 

 

”5-4”プレス時に石川の負担がエゲツナイですし、その代わりに入れられる選手が現在は居ないんだから石川に走り倒させるんじゃなくて最初から3バック布陣でいいじゃないか、とか、プレスの際に中盤がいびつな形になるのを許容するのはいかがなものか、とか、”5-4”の中盤やっぱり守備軽いよね、とか、色々思いますよ。

 

(後ろを石川を下げる”5”。その前の”4”が左から沼田、田中渉、謙介、山瀬で、守備強度怖いですし、かつこの4枚がいびつな形、左の中盤に沼田が来てしまうようなダイヤモンド型になってしまうのはどうなのよ、と。初期配置から可変して、可変後の形で選手の役割違うくね?みたいなのもいかがなもんか、と)

 

 

でも、指揮官が「やり方変えない」「誰が出ても同じように」を(良い悪いは置いといて)標榜してる中で、その枠組みの中でベストは尽くせてると思うんですよ。

もうちょい融通利かせたり、柔軟に、とも言いたくなりなりますが、シーズン通して「レノファかくあるべし」みたいなある程度ブレない指針というのも一方で大事だとは思うんです。

チームの指針のようなものと、現状のチーム事情とのバランスの取り方って難しいもんだとは思ますが、名塚監督はブレないタイプ。

チーム指針を曲げないタイプでしょう。

霜田監督も同じようなタイプだったように思いますが、名塚監督はブレないながらも、状況によっては3バック(5バック)有りとしていることからマジで霜田監督と渡邉監督の間くらいな監督というイメージです(限りなく霜田監督よりの)。

 

霜田監督の時はなんも無くてチームが壊れ、渡邉監督の時は(今となっては逆に「2年でJ1」が無ければ・・・と思いますが)なんか凄すぎて選手が置いてけぼりになって見てて何とも言えない試合ばかりになっちゃって、という過去のあるレノファ。

 

そんな中、名塚監督はレノファが失っていた勢いや球際の勝負、粘り、強さを復活させましたし(霜田監督は「視界に映って一番近いやつが襲い掛かれ」で守備崩壊。渡邉監督は合理的な守備でしたが実際にプレーする選手の勢いがなかった。頭使い過ぎだったんじゃないかと思いますが)、上野監督、マジョール監督時のことはあんまり知らないんですが、直近だと一番レノファにちょうどいい監督だと思います。

 

そんな監督のもと、ある程度、ブレない指針を掲げつつゆっくりとではありますが、徐々に出来ることを増やしながら試合を有意義に消化してきてると私は見てます。

 

長いシーズンな~んか点が取れない事ってどのチームも経験してますよ。

 

願わくばここで落ち込むことなく、次の天皇杯でのaway水戸戦で復帰組を先発させつつ勝利して、次節群馬戦とその次の岡山戦のhome2連戦での勝利を持って自信を回復してくれるストーリーに期待してます。

 

 

そいえば先日5名のユース選手が2種登録されてました。

 

 

www.renofa.com

 

 

ユース選手の2種登録は2020年以来ですね。

あの時は残念ながら誰もトップチームとの契約が為されませんでしたが、今回は状況的にワンチャン天皇杯に出場できるかもで、実戦でのアピールの機会が設けられそうな気がします。

復帰組・ユース選手たちで水戸相手に勝利できたらば最高の流れが作れると信じてますので本当に楽しみです。

 

気が付けば一度は別れたはずの降格圏ちゃんが手を振りながら笑顔で近づいてきてる状況とはいえ、まだまだJ2の中間順位争いはし烈です。

どうか再びプレーオフ争いに参戦していくレノファの姿を見せてほしいですし、それが出来うる内容のある試合は出来ているので応援あるのみです。

 

頑張れ レノファ!