2021シーズン レノファ山口総合評価 【MF編】

移籍やら人事が落ち着くまで暇なんで選手評価でもしてよう、シリーズの続きです。

 

今回【MF・FW・監督】を書く予定でしたが3カテゴリーは多いんで【MF】だけにします。

 

残りは次回。

 

じゃ、いくー。

 

 

 

< MF >

 

 

5、佐藤健太郎

 

”W佐藤”の一人であり”Wケンタロウ”を担ってるベテラン選手。

味方が得点して選手と共にに喜ぶ姿が完全に「休日のお父さん」。

渡邉監督からも名塚監督からも愛された男。

やっぱね、いないと困るんですよ。

実は爆速スプリント能力を有してること、今シーズン確認しました。

 

 

6、佐藤謙介

 

”W佐藤”の一人。

まさか横浜FCのレジェンドがレノファに移籍してくるとは思わんかったよね。

あまりに走れないその姿から「あっ・・・」って移籍理由を察し始めたのはいい思い出。

良くも悪くも「点」に絡む選手。

ボランチに鬼の強度が求められるレノファには合ってない。

でもレノファのフロントはこういう選手好きそうなので来年もレギュラーでしょう。

来年サポーターに好かれるか嫌われるかは春の”名塚キャンプ”略して”なつキャン△”での仕上がり次第な気がする。

 

 

10、池上丈二

 

レノファの”10番”にして”セットプレーのキッカー”にして”キャプテン”。

先日誰よりも早く契約更新を済ませた男。

普段の言動は知らんけど見ている限りでは”キャプテン”向きの選手じゃないよね、っていう。

理不尽系の選手ではないので、池上のキャリアを考えたらちゃんとしたチームでキャプテンの肩書を外し、まともな戦術を組める監督の下で賢い選手になった方がトータル長いキャリアを歩めるんじゃないかと思いますが、いらんお世話でしょうね。

中々シュートを打たない選手でしたが、実はとんでもないミドルの持ち主。

でかい梅木より強いシュート打てる謎のキック力。

シーズンラスト4試合くらいから突然足元の技術が飛躍的に上達しました。

来年望みは薄いですが、奇跡的にポジショニングも上達することを願ってます。

 

 

11、島屋八徳

 

”帰ってきた島屋”。

島屋がレノファで活躍してた頃はまだレノファウォッチングしてなかったんで、彼がレノファで残した数字のイメージ的にゴリゴリのドリブラーなんだと思ってました。

蓋を開けたら”スーパーインテリジェンスプレーヤー”だった、と。

レノファがビルドアップでスムーズに前進出来る時は大体島屋のおかげ。

攻守に的確にポジショニング出来、ハードワークも厭わない。

今シーズン得点こそできませんでしたが、その存在はレノファに不可欠。

ただ来年は”霜田サッカーの復活年”。

ポジショニングで勝負するタイプの選手は軒並み評価が落ち、優先順位が下がるでしょうから”なんか後半にポッと出場させられる選手”になりそうで切ない。

 

 

14、澤井直人

 

高井さん、高木、そして澤井の”元ヴェルディトリオ”が一人。

先日契約満了が発表されました。

なんかレノファではSB、WB起用されてましたけど、この選手一列前での起用がベターだったんじゃないのかな~。

インサイドハーフかシャドーでの起用なんかも見てみたかった。

 

 

20、田中渉

 

夏にやって来たベガルタからの留学生。

渡邉監督からも名塚監督からも愛された若武者。

このご寵愛は契約の匂いがしたけどね。

鬼の強度が求められるレノファのボランチの犠牲者であり、システム的にも不向きな仕事をさせられ続けた苦労人。

まだ公式から発表されてませんが、報知とヤフーニュースが”レンタル延長”をフライング報道。

来年も佐藤・田中コンビがボランチのレギュラーかぁ・・・。

 

 

26、神垣陸

 

「レノファが獲得した大卒」という将来が約束されたようなもんの選手。

運動量もポジショニングも素晴らしいのに何故か不遇な扱いを受けてる子。

楠本、田中陸と同じでイケイケゴーゴーな訳分からんチームにいるよりもまともなチームで暮らしてほしい。

あと1年刑期を終えたら甲府に行こう。

 

 

29、田中陸

 

今シーズン天国と地獄を味わった選手。

30試合以上に出場しながら監督交代で一気に出番を失った、っていうね。

代表の圧迫面接で「いや、僕は渡邉監督好きでしたけどねぇ」って人としては間違ってないけど社会人としては間違ってる受け答えでもしたんかな。

もう多くは書かん、甲府に行け甲府に。

そこで渡邉監督と幸せになってちょうだい。

 

 

30、ヘニキ

 

あ、待って、目から汁が・・・・。

 

 

44、石川啓人

 

将来が約束されたサガン鳥栖産の若者。

レノファでは最終的にWBやってましたけど、ベストはSB起用のはず。

多分激しく上下運動させるよりも、一列前の選手に合わせて内外使い分けて走り込めるんで4バックのチームの方が活躍できそう。

 

 

46、高井和馬

 

我らが高井さん。

渡邉監督との出会いで完全に心身共に覚醒したレノファの王様。

高井さんのベストな起用法を見つけてくれた渡邉監督に感謝。

渡邉監督が指揮を執ってる間は”戦う漢・高井さん”で、霜田ファミリーである名塚監督に代わってからはいつもの”わがままな高井さん”に戻ったのには笑いました。

数字こそ去年に比べて落ちましたけど、選手としての需要は間違いなく今シーズンの方が上でしょう。

まじで、なんでもやってました、から。

賢くセンスの塊。

移籍するなら今オフでしょう。

塾長の続投が決まった大宮に獲得予想がされてましたけど、大宮・・・、というより霜田味のする監督が指揮してるチームは止めといたほうが・・・。

じゃあ、どこだって言われると・・・分らんのやけどね。

 

 

 

 

以上。

 

降格が決まった松本が名波監督続投決定したり、大宮が塾長の続投決定したり、サッカー業界って分らんもんですなぁ。

レノファの監督人事もそうですが、見てる側には理解が出来ないのは、まぁ、色々大人の事情があるんでしょうね。

 

まぁ、サッカー界隈でよく言われてますが、なんか使われる駒である選手たちは時代と共にアップデートされてると思うんですけど、使う側が古臭いままな気がします。

 

レノファはレノファの流儀に則って「攻撃は後ろから、守備は前から」を目指してます。

それ自体は大変結構なんですが、その思想をふわっとさせるのではなく、しっかり具体的にどう表現するのかのビジョンを持って取り組める体制って出来てるんでしょうかね。

「攻撃は後ろから、守備は前から」を実行するにはボランチの強度が足りないという課題が今年残りました。

名塚監督のまま新シーズンを迎えるなら「スーパーなボランチの獲得」はフロントのもはや義務だと思うんですよね。

 

どうなるんでしょうねぇ。

古臭い体制のまま時代に取り残されないことを祈ってるんですが。