さて、世間がオリンピックで盛り上がってる頃。
Jリーグはひっそりと夏の移籍市場が開かれておりまして。
浦和がやれ江坂だ酒井だとえげつない補強をかましてる陰でレノファにも動きがありましたのでまとめておこうと思います。
あっ、そういえば。
私、前々回の記事で「降格圏内は18位まで」的な訳わからないこと書いてしまいましたが、降格圏内は19位までですね。
さーせん。
お詫びもしましたし、話を戻して、いくー。
<out>
・GK 石井 僚 (21) → Y.S.C.C.横浜 再レンタル(育成型期限付き移籍)
・DF 起 海斗 (20) → 福島ユナイテッドFC 期限付き移籍
・FW 森 晃太 (24) → 福島ユナイテッドFC 完全移籍
<in>
・MF 田中 渉 (20) → ベガルタ仙台 から 期限付き移籍
・FW 大槻 周平 (32) → ジェフユナイテッド市原・千葉 から 期限付き移籍
と、なりました。
森が完全移籍するとは驚きました。
これは・・・
レノファは数年間は3バックでシーズンを回す予定ということなんでしょうかね。
仮にレノファが4バックでシーズンを回すつもりがあったのなら森は出さなかったと思うんですよ。
レノファってウイングバック出来る選手の層は厚いんですけど、これをサイドバック、サイドハーフ(ウイング)に分けるとあら不思議、そんなに層が厚くないんですよね。
特にサイドバックは橋本を除くと安心して起用できる選手は川井と石川しかいなくね?っていう。
後述する夏の加入選手を見てもサイドバックの選手は獲得してないので、やはり4バックの運用予定はないって思うんですよね。
となると森から見てウイングバックのライバルは
高木、澤井、石川、川井、新保、起、橋本
っていう。
多すぎぃぃぃ!
来年にはJ2チートの橋本が正式登録されますので確実に枠が1つ減る。
こういった事情もあって森の放出になったのかな~と。
森は練習試合でやけに活躍してましたし、ウイングバック・森はかなり見てみたかったのですが・・・。
福島でさらにがんばってほしいですね。
他の2選手のoutに関しては「せやな」って感想です。
結果論ですが、浦和は石井に”試合に出場してほしかった”んだと思います。
決して”土肥ちゃんの元で練習しておいで~”とか”レギュラー争いしておいで~”ではなかったんでしょうね。
石井は吉満を差し置いてベンチに入ったりしてましたし、去年なら出番があったと思うんですが、うーん、関が化け物すぎた。
関からレギュラー奪うのは流石に無理やで・・・。
横浜でぜひレギュラーをつかみ取ってほしいですね。
起に関しては、本来ならシーズン前にレンタルで出す予定だったと思うんですよ。
でもこのタイミングでのレンタルということはやっぱりケガの完治が遅れたってことなんでしょうね。
逆にこのタイミングでレンタルに出せたってことはリハビリも終わったってことでしょうし、一安心ですね。
レノファサポーターの誰もが「橋本はいても1年やな」って察していると思うので、橋本移籍後にその後釜に座ってほしいですね。
ウィキペディア曰く「マルセロ、ジョルディ・アルバのように育てたかった」らしい選手とのことなので、起をピッチに立つ姿を見るのを楽しみにしてます。
(福島は5バックを使用してるみたいで、起はその左ウイングバックで出場してるようなのでダゾーンで見ますけどね。森も右ウイングバックで出場するんじゃないでしょうか。レノファの試合以外で大宮、福島は要チェックですね)
逆にinの選手たちに関しては「なんでや?」って感想です。
マイナス感情は一切ないんですが、よく分からんな~っていうのが素直な気持ちです。
MFの田中渉は見たことないのですが、ベガルタサポーターの取説によると
・左利きでキック精度はチームでも上位クラス
・謎のドリブルを始めてカウンターを喰らう時がある。
・判断スピードは早くない
結構前に見たんで記憶が定かではないんですけど確かこんな感じだったかな、と。
一度ツイッターで田中のプレー集のようなものを見ましたが、ボランチの位置からディフェンスラインに降りて逆サイドにサイドチェンジのロングパスを出してましたが、ピンポイントで届いてましたし確かに上手かったです。
でもこれって神垣にも、同じ左利きという点で考えて佐藤健太郎にも出来そうなプレーだと思うんですよね。
レンタル移籍が決まった際の本人のコメント的にレノファへの片道キップとは思えませんし、なぜ獲得したんでしょうかね。
チーム練習の時にこういうキックの上手い選手にいてほしかった?とか考えましたけど、そりゃ選手に失礼だし、考えすぎだし、そんな金銭的余裕レノファには無いだろってことでほんとに謎です。
てことで、田中はボランチとして獲得したのではなくシャドー起用想定で獲得したんじゃないか?って思ってるんですが、どうでしょう。
島屋的な役割を担えそうなので、これなら腑に落ちるんですが。
ただ、絶対に今のレノファに必要な補強なのか?と問われると微妙気はします。
とはいえリーグ再開後田中がどこで起用されるのか、どういうプレーをしてくれるのか楽しみです。
お次はFWの大槻。
現状レノファが求めてる選手は”とりあえず何でもいいから点を決めてくれる人”だと思ってました。
正直今年に関しては降格さえしなければそれでいいと思ってまして、それなら現メンバーでも十分に達成できそうなんですよね。
ただ、来年以降本気でJ1を目指すならシーズンで15得点前後取れる選手は必須だと思ってたんですよ。
なので今年の夏に関してはFW選手の獲得はないと見てたんです。
獲るのは来年以降だ、と。
ところがどっこい大槻を獲得したわけで。
しかもレンタルってことで、すわ高井さんの移籍か?!と身構えてたんですけど、その後の全体練習に笑顔で参加してる高井さんの姿を確認して拍子抜けしてしまいました。
逆に高井さんが移籍しないなら何故大槻を獲得したのか分からなくなりました。
シンプルにFW多くね?
っていう。
大槻が最も好成績を収めたのが2019シーズン、山形で残した38試合12得点を記録した時です。
この時を知る山形サポーター曰く
・ワントップ起用はダメ
・2019シーズンはシャドー起用だった
・裏への抜け出しはすげーうまい
とのこと。
・・・。
うーん。
浮田じゃだめなんか。
私はこれを見て「まんま浮田やんけ」と思いましたが、獲得する必要はあったんでしょうかね。
奇しくも同じ左利きだし。
来年以降なら分かるんですけども・・・。
まっ、こういうのは実際に自分の目で見てみないと分からないもですからね。
数字や他の人の評価ってあんまあてにならんですもんね。
だって霜田監督を評価してる人がネットにはいるんすよ?
否定はしませんけど「違うな~」とは思うんでやっぱり見てないことには何とも言えないですね。
ってことで移籍のまとめを終わります・
outに関しては「わかる」。
inに関しては「よくわからん」。
という”とりあえず見てみましょ”な夏の移籍だったと思います。
さて8/9からレノファの試合が再開されます。
シーズン開幕と比べてレノファはチームとしてかなり成長してきました。
以前ヘナンからいいボールが来ないと書いてしまいましたが、もうすでにだいぶ解決してきてます。
島屋やボランチ、渡部や楠本、前線のスペース、多くの選択肢をヘナンに提供できてますし、本人もどこを選択するかの判断が早くなってきたように見えます。
楠本に関してはもう何も心配してません。
のびのびとプレーしてくれればそれが相手への脅威になるようになったと思います。
ボランチはどうなりますかね。
佐藤謙介のケガが完治しているとして、レギュラーに返り咲くでしょうか。
シャドー、トップはもっとわかりません。
おそらく島屋、池上、高井の3人は鉄板だとは思うのですが、草野、小松、梅木、河野、浮田、大槻、田中渉(?)とウイングバック以上に層が厚くなってます。
レノファの大エース岸田のご帰還にも期待したいですしね。
前述しましたが今後数年は3バックを主体にしていくと思います。
”3-4-2-1”が最も現メンバーにしっくりくる形なのでシャドー・トップに誰が起用されるかでまた味が変わりそうですね。
これからますます熱くなるでしょうし、ベンチを含めた全員でおもしろいサッカーをしてほしいですね。