いやー、日本負けちゃいましたねー。
あっ、オリンピックの男子サッカーの話ですよ。
歴代最強メンバーでもメダルに届かないとは・・・。
世界の壁は分厚いものなんですな。
レギュラーのほとんどが海外組で、しかも所属クラブでしっかりスタメンで出場してましたし、それ以外の選手に関してもJ1でスタメンだったわけで。
昔と違ってJ1のベンチ、あるいはJ2のレギュラーで構成されたメンバーではなかったんですよ?
それでも4位。
世界どうなってんねん、と。
予選を
対 南アフリカ に 1-0
対 メキシコ に 2-1
対 フランス に 4-0(?!)
の結果で突破した時には大歓喜したもんです。
こちとら歴代最強メンバーで日本開催という地の利もある。
あれ?これ初のメダルゲットできんじゃね?
っていう流れが確かにあったと思います。
が。
準々決勝、対ニュージーランド戦から不穏な空気を感じました。
「あれ?吉田疲れてね?」
っていうね。
まー、確かにニュージーランドの鬼プレスが凄かったというのもあるとは思いましたけども。
なーんか近年の吉田らしかぬ凡ミスが多発していました。
この試合は延長戦の末PKとなりGK谷に神が舞い降りた(いや、谷の実力ですけども)結果なんとか勝利できたんですけども、男子サッカーを応援してた日本国民に「選手の疲労」という漠然としたワードが頭をよぎったのではないでしょうか。
で、続く準決勝スペイン戦。
なんとスペインも準々決勝コートジボワール相手にPK戦までもつれ込んでいたという・・・。
お互いがヘロヘロ。お互いが「頼むから延長までやりたくねぇ」と感じていたであろう試合は誰も願っていない延長戦へ。
そして延長後半の最後。
誰もが「この試合もPK決着かぁ」と思い始めていた時。
途中交代で投入されていたレアル・マドリード所属のアセンシオがスーパーなゴールを決めてやられてしまいました。
アセンシオ・・・お前・・・それまで試合から消えてたやん・・・。
決めるまでは「これがレアル?」って思ってましたけど、最後の最後に試合を決めてしまう姿を見て「これがレアル」と妙に感心してしまいました。
ニュージーランド戦で明らかにコンディションが悪そうだった吉田はこの試合でもやっぱり体が重そうでありましたが、魂削りながらごまかしごまかしプレーしてるように見えまして。
ほんと、勝ってほしかった。
とはいえまだ日本サッカー初となるメダルゲットチャンスは続くわけで。
3位決定戦は予選でも戦ったメキシコ、と。
オチョア・・・また会ったな・・・。
というか、これ。
日本が戦ったグループリーグAって相当レベル高かったんじゃ・・・?
2試合連続延長戦やってる日本のライフはもう0よ。
確かに日本は魂削りながら頑張ってましたが、流石に無理でしたね。
あの遠藤が前半20分くらいでガス欠を起こし、久保は70分以降は厳しそうでしたもんね。
最後試合が終わって久保が大号泣してましたが、胸に来るものがありました。
今大会に関しては「審判の質がー」とか「過密日程がー」とか色々思うところはありましたけど、そういう環境や状況に関してはどの国も同じですからね。
むしろVAR導入してますってだけでも逆に大したもんですよ。
この歴代最強メンバーでもメダルに届かなかった理由、原因に関しては色んな意見があると思います。
私は「層」かな、と思いました。
いかに素晴らしい戦術を用意したところで実行する選手がヘロヘロじゃ意味なくない?っていう。
吉田や遠藤、久保、ほかの選手に関してもそうかもしれませんが、連戦の疲労によるプレーのクオリティの劣化が見受けられました。
が。
では彼らを下げて休ませられる状況はあったか?なんですよね。
これはねー。
予選の組み合わせの運もあったと思います。
普通2連勝したら予選突破確定で3戦目でターンオーバーできるはずやん・・・。
メキシコもフランスもめっちゃ粘りよるねん。
なんなら南アフリカも結果的に3連敗したとはいえ強かったし。
じゃあどこなら良かったのかっていうのも難しいですがね。
強いて言うならB・・・かなぁ。
韓国と入れ替え前提で・・・。
てことで今大会を振り返る上で、こういった事情から選手運用の難しさはあったと思います。
私には吉田や遠藤を下げられるシチュエーションなんてなかったようには見えました。
そもそもこの2人の代わりができるような人間は日本におらん。
それだけこの2人は日本にとってヴェルタースオリジナル、特別な存在なわけです。
でも。
それでも。
大会で上に行くためにはターンオーバーしなきゃならんわけですよ。
昔と違ってスタメンに海外でレギュラー張ってる選手やJ1でレギュラー張ってる選手をズラリと揃えるところまで日本は到達しました。
同じ「大会」という括りで見れば、2018年ロシアワールドカップでもその状況を作ることはできてました。
が、その時はポーランド戦でターンオーバー出来たとはいえ、途中交代で投入できる選手がほとんどいませんでした。
なんかよく分からないけど結果を出してくるワールドカップに愛された男・本田か、ボロボロの岡崎。
大会を走り抜くにはもう少しメンバーが欲しい。
私は”Jリーグはレベル低い”論者ではないんですが、ベンチを含め海外でレギュラーを張ってる選手を揃えられて、ようやく大会で上位を目指せるのかなと思いました。
森保監督が言ってた「オリンピアンで終わるか、メダリストで終わるか」の差を埋めるには、大会に挑むメンバーの「層」なのかな、と。
何度も書いてますが、今大会に挑むメンバーは歴代最強だったと思います。
それはベンチを含め、です。
しれっと書いてましたがJ1のチームでレギュラーを張ってる選手がベンチにいるんですよ?
しかもJ1優勝チームレギュラーや2位のチームのレギュラーといった上位チームの、ですよ?
なんならJリーグМVP受賞者がベンチに控えてるっていうね。
なんやねん、これ。チートだわ。
普段J2をウォッチしてる私からすればとんでもねぇドリームチームに見えますわ。
ホント、なんでこれほどのチームがメダル取れんのん・・・。
これだけやって無理ならもう「超有能監督招聘」か「オール海外組」しか手はないじゃん。
大会で優勝するような国の監督は自国の人が多いらしいですし「世界の戦術に対抗できるような日本人監督の育成」と「オール海外組」なら「オール海外組」の方が早そうじゃないですか?
てことで私は「層」を取り上げてみたんですけど、今後サッカーに詳しい変態の皆さん(誉め言葉)が今大会をどう分析するのか楽しみです。
ちなみに私は今書いた”オール海外組”思想の持ち主なので来年のワールドカップはベスト16をついに超えるんじゃないかと思ってます。
このメンバーがフル代表に加わるんですよ?
絶対つえぇって。
守田・遠藤コンビの控えに田中碧や板倉がいるんすよ?
大迫 → オナイウ → ビースト の系譜も出来つつありますしワクワクが止まらんて。
さて。
オリンピックの感想も書き終わりましたし、いよいよレノファのこと書こうと思ってましたが体力が尽きました。
タイトル詐欺申し訳ないっす。
次こそはレノファのこと書きます。
その時はよろしくです。