レノファがプレーオフに進むために必要な数字の目安

レノファの2020年シーズンの目標は「J2 上位」です。

J2リーグは全22チームが参加することからJ2の上位とは大体7位くらいだと思われます。

なので「J2 上位」とは具体的には「J2 7位以内」のことだと思いますが、せっかくなのでプレーオフに参加出来る「6位以内」を目指して欲しいという願望から、6位以内に入るために必要な勝ち点などの平均値を調べてきました。


思い返せば、レノファのJ2リーグにおける最高順位は2018年の8位であり、昨年、2019年は15位でした。


そのため、6位というのは割りと高望みな目標と言えるかもしれません。


ですが、プレーオフ出場圏内に入るための目安となる数字を知ることでシーズンの観戦の楽しみの一つになるのでは?と思いますので書いていきます。




まず、どれくらいまで遡って平均を出すかですが、J2リーグが全22チームになったのは2012年からでしたので、この年から1~6位のチームの勝ち点、勝ち数、引き分け、敗け数、得点、失点の平均を出してみました。

あ。

ちなみに、レノファのスタイルの内の一つに「絶対にJ3に落ちない」というものがありますので、J3に落ちないギリギリのラインである20位、ここまでいったらアウトな21、22位の平均も出してみました。
こちらは、2014年からJ3に降格するチームが2チームになったため2014年から計算しました。




では。
J2リーグで1~6位に入るための平均値を順番に書いていきます。




〈1位〉

(勝ち点) 86
(勝ち数) 25
(引き分け) 10
(敗け数) 6
(得点) 72
(失点) 34


〈2位〉

(勝ち点) 80
(勝ち数) 23
(引き分け) 9
(敗け数) 8
(得点) 70
(失点) 41


〈3位〉

(勝ち点) 75
(勝ち数) 21
(引き分け) 10
(敗け数) 9
(得点) 64
(失点) 44


〈4位〉

(勝ち点) 71
(勝ち数) 20
(引き分け) 10
(敗け数) 11
(得点) 60
(失点) 45


〈5位〉

(勝ち点) 68
(勝ち数) 19
(引き分け) 10
(敗け数) 12
(得点) 58
(失点) 43


〈6位〉

(勝ち点) 66
(勝ち数) 18
(引き分け) 11
(敗け数) 12
(得点) 56
(失点) 42




となっておりました。


2012~2019年の8シーズン分の平均なので、あくまで目安の数字です。

2014年に湘南が勝ち点101とか2013年にG大阪が99得点とか異次元なことをやっていたので平均にバラつきがあるかもしれませんが、各順位の数字を±5くらいで見積もれば大体目安として使える数字になるかと思います。



さて、レノファに目指して欲しいのは6位なわけですが、かなり厳しいですね。


一番厳しいのが失点の項目。


6位に限らずプレーオフ圏内に入るチームは総じて失点が「40前半」です。


レノファがJ2に昇格した2016年から2019年まで、各年の失点数をまとめると、順番に63、69、64、70失点となっています。


とはいえ、60失点前後喫しながら6位以内に入ったチームもあります。


それが2017年シーズンの名古屋と千葉です。


この年の名古屋はシーズン65失点するも、85得点を上げ3位。

そして千葉はシーズン58失点するも、70得点を上げ6位となりました。


レノファのように60失点前後を喫するチームは、得点で70近い数字を上げることが求められそうです。

では、レノファの得点力はJ2参戦以降どれくらいのものだったのでしょうか。

2016年から2019年までのレノファのシーズン得点は、順番に、55、48、63、54でした。


過去最高順位の2018年ですら63得点です。


あかん。
現実的にピンと来ない数字やん。


レノファは霜田監督が言うように「失点だけフォーカスして守るだけのサッカーにしない」チームです。

それがレノファのスタイルですしね。

ですが、失点をそのままに得点力を上げるアプローチで6位以内を目指そうとすると2018年の過去最高得点を大幅に越える事が求められます。

レノファのJ2参戦以降の歴代得点数の平均は「55」です。

この平均から70得点以上を上げるとなると「15点」以上の得点が必要ということになります。

J2全42試合で70得点以上上げるには、1試合平均「1,7」得点あげる必要があります。
あれ?なんかいけそうな気がしてきましたね。


ちなみに、とりあえずスタイルは一回置いといて失点を抑えるアプローチで6位以内を目指すとどうか。

レノファのJ2参戦以降の歴代失点数の平均は「66」です。

この平均から40失点前半に抑えるとなると「21失点」以上抑えなければなりません。

レノファは今まで42試合で平均「1,6」失点していたのを、1試合「1」失点に抑える事が必要ということです。
あれ?なんかいけそうな気がしてきましたね。


いや、こっちは無理そうか…。
うーん。


ざっくり言うとシーズン全ての試合で

「2得点」
「1失点」

を達成すると6位以内に入れます。


いや、分かってます。

それ出来たら勝ち点126で優勝してるんですよね。

それに毎試合「2得点」ペースなら2019年の柏レベルなんですよね。
ちなみにこの年の柏は85得点、33失点ですから「2得点、1失点」を越えてるんですよ。
凄まじいですよね。


得点は割りと水物だったりしますからどう転ぶか分かりませんが、6位以内を目指すなら「1試合1失点」ペースくらいが許容範囲です。

とはいえ4失点しようが5得点すれば勝ち点は3得られるわけですからなんとも言えませんが、「シーズン1試合1~2得点」「シーズン1試合1失点」を目安にしつつ応援していこうと思います。

特にディフェンス時にはお祈りタイムを欠かさないようしようと思います。
過去を見ても余程のミラクルが起こらない限り「シーズン40失点前半」は見られませんからね。



次はレノファのスタイルの内の一つ。

「絶対にJ3に落ちない」

を達成するために必要な勝ち点など、ボーダーラインの「20位の平均値」とアウトな「21、22位の平均値」を書いていこうと思います。