【第23節 home ヴァンフォーレ甲府戦】 世界一かわいいケンティー。

腰がイキました。

 

急にどうした、って話ですが、もう一度書きます。

 

私の、腰が、イキました。

 

 

「イキました」っていうより現在進行形でビクンビクンしてるので「イッてる」という表現の方が正しいか・・・。

 

 

いやー、つれぇわ。

 

 

今は腰の絶頂が落ち着きかけてるんでマシになって来てるんですけど、全盛期は立っても、座っても、横になっても痛かったもんで生き地獄を味わいましたね。

 

皆さんご存じですか?

 

腰をやるとね、真っすぐの姿勢をキープできないんすよ。

必然的にめっちゃ猫背になるんですよね。

でね。

猫背の状態が続くとですね。

 

 

尾てい骨が痛くなるんですよ。

 

 

驚きでしょ?

「尾てい骨が痛い」って想像もつかんでしょうし、経験されたことのある方も少ないんじゃないかな、と思うんですが、そうですね、この一連の痛みを例えるなら、自分のケツから腰にかけてゴジラが住んでて、少しでも体勢を変えようものなら怒り狂ってカブり付いてくる、そんな痛みですね。(キリッ)

 

 

ここ最近の私は腰は理屈抜きに痛てぇし尾てい骨は骨が痛む系の痛みだしってんで「ころ・・・して・・・」状態なわけだったんですけど、これがね~、原因が嫁との「夜のゲーゲンプレス合戦で///」とかなら笑い話に出来たんですけども。

嫁のバイタルエリアを私の久保建英がヌルヌル侵入して~、とか書けたんですけど(いや、書かんけど)、そんなおもろい系のエピソードから私の腰にゴジラが住み着いたわけじゃないんですよぉ。

 

 

ゲームしてたら、腰がイキました。

 

 

・・・。

ね?つまらんでしょ。

ごめんて。

 

 

いやー、なんかここ最近くっそヒマで。

ヒマでヒマでしょうがなかったもんで。

 

 

パワプロ、やろ。

 

 

って思い立ったんすよ。

今現在「パワプロ2022」が発売されてる中、なぜか私は「パワプロ2018」を最近買いましてね。

それ、やってたんですよ。

 

で、私近年パワプロ全然触ってなかった、というか遊んできてなかったもんですから色んなモードの存在に驚きつつも楽しくプレイさせてもろうてたんですわ。

 

数あるモードの中でも私は古き良き「ペナント」モードが好きでしてねぇ。

特に深い意味も無く、なんとなーく私の手で読売巨人軍を再び「V9」達成出来ちゃうくらいの最強軍団にしたろかぁ、っていう鼻くそ穿り回しながら思い立った浅い志の下、ペナントモードを巨人で始めたんですよ。

 

でね、おそらくこのブログを読んでくださってる方の中で、この男の名前を知ってる人はいないんじゃないかと思うんですが、我が巨人軍の2軍で何故か眠っていた「ビヤヌエバ」という助っ人外国人を開幕から「7番・サード」に抜擢してみたんですよね。

パワプロ」の能力で言うと「ミート・E パワーB」他大体「E~D(良くてC)」っていう、割と整った能力をお持ちの「ビヤヌエバ」くんなんですが「チャンスF」持ち、ということで全てを台無しにしてる悲しい男。

 

そんなコナミから謎の業を背負わされたビヤヌエバくん。

「ダメそうなら2軍に落としてオフにクビやな」くらいの気持ちで起用されたこの男。

なんとシーズンで大活躍しましてね。

最終的に「打率280 HR25 打点80」くらいの、現実にこんな助っ人来たら巨人ファンウンコ漏らすほど大歓喜するやろ、っていう成績を残しまして。

 

 

我が巨人軍、優勝しました。

V1達成であります。

 

 

で、この年のオフにしれっと「2番・ショート」でフルイニング出場して「打率300 HR40 打点100」を記録した巨人の顔こと「坂本」くんがFA宣言かましてくれましてね。

「年俸4億で~、2年契約つけてほしいなぁ~、後<背番号6確約>もよろ~」って要求してたんで「年俸9億、5年契約、背番号確約じゃ」の大正義巨人軍式条件でファイナルアンサー出したんですよ。

 

 

そしたら千葉ロッテに移籍してくれやがりまして。

 

 

その後チラッと千葉が出した条件確認してみたら「年俸4億、2契約、背番号6」だった、と。

なんでやねん、て。

そんなに我が巨人軍が嫌いなんか?

巨人ではやり切ったんか?

千葉に親の仇でもいるんか?

くそ、一回ションベンタイムじゃ、って立ち上がったら腰がイッテました。

 

 

ちなみに同じ年のオフに中継ぎの「澤村」くんがこれまたしれっとFAでヤクルトに移籍しました。

おま、入団時あれだけ騒いどいてヤクルト行くんかい?!

海外リーグ行けや!

って思いましたけど、澤村くんのFAに対して特になんの交渉もしなかった私が悪いっすね。

しゃーないやん。

澤村くん、かなり衰えちゃってたんですもん。

ヤクルトクビになったら拾うからね、の精神で放逐、と。

 

 

結局腰がイッタもんで、この年以降プレイ出来ず、我が巨人軍の「V9」への挑戦はまさかの事情で幕を降ろしました。

(「イケるかな」と思って腰と相談しつつ、少しだけプレイしたんですけど、澤村くん、FAしたその次のシーズンにヤクルトをクビになってましたんで、ニッコリ迎え入れてあげましたよ)

 

 

 

 

結局お前は何を言いたいんじゃい、って話ですが、いつもは地べたにクッション敷いてブログをシコシコ書いてる私ですが、最近は堅いイスにクッション敷いてシコッてますよ、っていう現状報告がしたいだけでした。

 

すんまへん。

 

これからレノファの試合の振り返りやっていきます。

じゃ、いくー。

 

 

 

 

の、前に、面白い記事を見つけたんでご紹介。

 

 

【J2 人件費ランキング】3位京都、2位大宮、1位約14億円は…。5位の松本がJ3に降格する厳しい世界 | サカノワ (sakanowa.jp)

 

 

こ↑れ↓。

以前「J2営業収益ランキング」が記事になってましたが、今度は「J2人件費ランキング」が発表されましたぞ。

 

ちなみに「J2営業収益ランキング」は↓

 

 

J2リーグ営業収益ランキング。3位京都、2位千葉、1位は…。「20億円」がJ1昇格ラインに | サカノワ (sakanowa.jp)

 

 

こちら、と。

 

2021年の「収益ランキング」では、J2で13位のレノファが「人件費ランキング」では12位ですよ、と。

まぁ、こんなもん誤差よ誤差。

私が注目したいのが「各クラブの収益に対する人件費の割合(使い方)」であります。

 

レノファで言うと、ザックリですが、2021年に10憶ほどの収益を上げ、4億8千万くらい人件費に使ってましたよ、っていう事実。

 

でね、私式のスーパーアバウト算術を駆使してザックリ数字を均すと。

 

レノファは「10億稼いで5億人件費」で使いました。

と言えるようになります。(力技)

 

でね、これって「収益に対して人件費は半分」っていうのが他のクラブにも当てはまったりするんかいな?と思ってザ~っと二つの記事を見比べてみたんですけど。

 

 

・大宮 約30億稼いで14億くらいの人件費 (シーズン16位)

 

・千葉 約23億稼いで11億くらいの人件費 (シーズン8位)

 

・新潟 約22憶稼いで6億9千万くらいの人件費 (シーズン6位)

 

・長崎 約19憶稼いで14億くらいの人件費 (シーズン4位)

 

 

新潟が良い意味でおかしなことやってて、大宮が悪い意味でおかしなことやってるもんでなかなか分かりにくかったんですけど、ここに書かなかったクラブ、そして長崎のお金の使い方を見るに「大体各クラブの人件費は収益に対して5割以下」「クラブが勝負をかける時(J1本気で目指せると踏んだ時)5割を超える」って言えるんじゃないかなぁ、説をここに残しときたいと思います。

 

で、ですよ。

 

上のクラブばっか見てないでレノファの「収益に対する人件費の割合」は、果たして妥当なのかどうかを考えてみたいんですが。

まぁ、2年連続赤字、2年連続債務超過(解決されたようですが)を記録した以上、普通に「妥当ではない」と結論付けられんじゃね?思うわけですが、視点を変えて「J2に残り続けるため」として見直してみたいと思います。

 

 

・山口 約10億稼いで4億8千万くらいの人件費 (シーズン15位)

 

 

 

・金沢 約7億6千万稼いで3億4千万くらいの人件費 (シーズン17位)

 

・群馬 約6億3千万稼いで3億くらいの人件費 (シーズン18位)

 

 

・水戸 約8憶稼いで3億5千万くらいの人件費 (シーズン10位)

 

琉球 約6億4千万稼いで3億7千万くらいの人件費 (シーズン9位)

 

 

・北九州 約11憶稼いで4億5千万くらいの人件費 (シーズン21位)

 

・松本 約19憶稼いで8億2千万くらいの人件費 (シーズン22位)

 

 

めちゃくちゃザックリですが、「収益に対しての人件費の割合」で「シーズン結果」を見てみると、「こうだからこう」のような論理的な見方というより「こうだからこう見える」という印象論的な、急に頭悪くなった人の感想みたいなまとめ方しちゃうんですけど。

 

 

金沢・群馬は、まぁ、妥当。

 

水戸・琉球は、すげぇ。(琉球はほんの少しだけ違うかもしれませんが)

 

北九州・松本は、おかしい。

 

 

っていう印象です。

 

 

金沢・群馬は「少ない収益・少ない人件費」で「リーグ下位」。

 

水戸・琉球は「少ない収益・少ない人件費」で「リーグ中位・上位」。

 

北九州は「(上4つのクラブと比較して)多い収益・少ない人件費」で「降格」。

 

松本は「多い収益・多い人件費」で「降格」。

 

 

各クラブのファン・サポーターが歓喜するのが水戸・琉球の在り方。

ブチ切れるのが松本。

納得するのが金沢・群馬。

リアクションに困るのが北九州。(「どうしたん?」っていう)

 

ザッとこんな感じの印象を受けるわけですが、じゃあレノファは?ってなると北九州の逆バージョンで「リアクションに困る」んですよね。

 

北九州の場合は「もっと(人件費にお金を)使えばいいのに」という印象なんですが、レノファに関しては「収益と人件費のお金の量」的にも「実際に使ったお金の量」的にも「もうちょっと上位の成績収めてもよくない?」っていう印象なんですよね。

 

ただ、前回記事にしましたけど、レノファって「(地域リーグ時代抜いて)Jリーグ9年生(今年で)」なんですよね。

プロ化して年数が浅いから「掛けたお金の量に対して見合った結果が出てない」という見方も出来るもんで、これが「リアクションに困る」要因かな、と。

 

 

名塚監督が去年home最終戦セレモニーで、クラブ・選手・サポーターに対して「成長していかなければならない」とコメントされてたのはこの辺も加味してのことなのかしら?と、この「J2人件費ランキング」の記事を見て思いました。

 

うるせぇなぁ・・・。

お前が言うんじゃねぇよぉ・・・。

 

と、思わなくもないですが、一理あるよな~、とも思うわけで。

前回の記事で私は「大を倒す小の姿」こそ「レノファらしさ」だと書きましたが、ここ数年のレノファの動き方として「急速なプロ化」を推し進めてるのかな(進めてたのかな)と感じます。

ってことで、私がレノファに求めたい「大を倒す小の姿」はJリーグ全体(特に上、J1)を見ると、私が生きている間は変わらないと思いますが(小山社長が園芸してて偶然油田でも掘り当てれば別ですが)、J2で見ると「20億の収益を目指します」という一連のコメントや、その為の動き方を見るに「J2強者」にレノファは成ろうとしてることからも、今後は見られなくなるだろうな~、という気持ちです。

 

レノファがJ1を本気で目指すなら「約20億の収益」「約10億円の人件費」は避けて通れないので、「プロ化」の為の「成長(クラブ・選手・サポーター)」という名の「我慢」は必要なことなのかな、とは思います。

 

私は本音の本音のところで申し上げると、別にレノファがJ1に行って欲しいとは思ってないんですよね。

ガチサポの方、申し訳ない。

「格上をブッ倒して、やったりやられながら、それでも俺たちのJリーグ荒らしは続く」みたいなストーリーが見れたら満足なんですよ。

 

ただ、先ほども書いたように、おそらくここ数年のレノファの動き方、そして今年の動き方を見るにレノファは「J2強者」を目指し、ひいては「J1」を目指す舵取りなのでしょう。

 

 

いつまでも変わらないあなたが好き。

変わっていくあなたも好き。

 

 

私はこの究極の二択に対して「え~っとね、どっちの考えも持ち合わせてるYO」なスタンスです。

 

レノファがいつまでも頑固にJリーグを荒らすもよし、元山賊がスーツを着込んで社交界にデビューして成り上がっていくも良し、どちらもレノファですから、そりゃ、応援しますわな、っていう。

 

 

 

 

前回ウンコしたのにま~た長々雑談始めて申し訳ない。

私のウンコ、今度こそ、完全に成仏しました。

ってことで今節の試合を振り返ってみましょう。

 

 

 

 

今節はhomeで相手は10位甲府

前回対戦時はミラクル大ちゃん(ウィズ・島屋、池上)のお力で何とか引き分けに持っていけてましたよねぇ。

あの時は「ハイライン行くべやぁ~」のタイミングで真鍋が裏取られちゃってなんやかんや失点(真鍋を責める気持ちは微塵も無いですが)、攻撃に関しても、左で崩してるのに右のインサイドハーフの山瀬が池上よろしくボールホルダーに寄って来る時期で、クロスのタイミングでCFの大ちゃんがニアに走っても後ろ(ファー)に誰もいない、っていう、山瀬に限らずほぼ全員の立ち位置がめちゃくちゃだったもんで中々機能的、という言葉からほど遠いもんでしたね~。

 

ってことで、「甲府相手に守備をどうするか」「攻撃時良い位置に立てるか」という部分に注目しながら観戦しておりました。

 

 

 

 

結果は 2-1 で勝利。

 

 

 

 

「23歳以下無料招待」試合の初戦、大事な大事な一戦で劇的な逆転勝利をブチかます、ということで、去年ちょっと思ってましたが、やはり名塚はんは「神に愛されてる」なぁ~、と。

 

残念ながらこの試合は2400人ほどのご来場となってしまっていて、目標の5000人の半分ほどじゃないか、なんなら今年の平常運転くらいじゃないか、という集客数だったわけですが、いうてまだキャンペーン初戦ですし、過去「勝てない」でお客さんを裏切り続けた結果がまだ尾を引いてるところもあるでしょう。

さらにこの試合は「日曜の19時開催」。

翌日の「ブルーマンデー」が頭をかすめて足が遠のくという事情も考えられます。

それでも「レノファの試合を見て明日スッキリ晴れ晴れ仕事に行く」という気持ちにさせるためには、今後も現場としては「homeで勝ち続ける」くらいしか出来ないでしょう。

がんばれ~、ですね。

 

 

この試合の感想としては「前半はレノファがおかしい」「後半は甲府がおかしい」と思いながら観戦してまして、トータルで言うと「なんか不思議な試合」というなんかこう、劇的勝利ではあるものの座りが悪い・・・、という感じの、悪感情はあんまり無いもののモヤっとした印象の残る試合だったなぁ、と。

 

 

まず前半。

 

レノファの守備に関して、最近の恒例となってる”4-1-2-3”から”4-4-2”への変形が見られましたけど、なにやらその”2”の担当の大槻と池上が縦関係になる機会が多く、「今日は”4-4-1-1”なのかな?」と思ってました。

 

が、それにしてはウイングの大ちゃんは下がりすぎだし、沼田は中に絞りすぎだし、よぅ分からんなぁ、と思ってました。

 

これ、どうやら横浜戦よろしく”5-3-2(5-3-1-1)”のようだったみたいですね。

 

右ウイング担当者をWBにして守るやつ、横浜戦では石川がやってましたけど、今節では大ちゃんがやってました。

名塚レノファ式「3バック(”3-4-2-1”)対策」が今節でもお目見えしたわけですが、出来として「う~ん」と感じました。

 

普通後ろ5枚、中盤3枚のチームって、前からガンガンハメ殺しに行くか、ある程度相手に侵入許して、”5-3”の間の狭いスペースでボール刈り取っちゃう、とか、サイドにボールを誘導して圧縮しに行く、みたいな守備をすると思うんですけど、そんなもんレノファに出来んのかい?っていう。

正直どこに不具合があったのかは詳細は分かりませんでしたけども、相手のシャドーや降りて来るワントップの選手にバッチンバッチンDFからパスが入ってたので、やっぱレノファにその守り方はきちぃかぁ~、と思ってました。

てか中盤3枚が「沼田・田中渉・謙介」って、おまっ、何を期待してんねん、っていう。

 

ってことで前半の守備に関しては、関が神になる、とはいえ後ろ5枚居ればなんとかなる、を駆使して凌いでた、って印象でした。

 

攻撃に関しては、ごめん、覚えてない。

強いて言うなら、”3-4-2-1”の泣き所って相手前線の3枚のそれぞれの間、よく「門(ゲート)」と呼ばれる

 

/ 左シャドー / CF / 右シャドー /

 

の「/」の部分と、相手ボランチの”2の間”らしいんすよ。

 

で、この辺に注目してたんですけど、特に意識的にレノファがそこを突く、みたいなシーンは無かったと思うんですよね。

あったら覚えてるはずなんで。

普通にいつもの「ハメ殺される」ビルドアップしてて「苦しそうだなぁ」とは見てて思ってたんですが、甲府の前線が「アンカーの謙介絶対殺す」みたいなテンションでは無かったんで、結構フリーだったんですよね。

CB→SB、その後に謙介、って結構出せるシーンあったと思うんですが、縦縦、インサイドハーフ~、になってたんで、特に甲府相手に何か準備してきました、ってモノは感じませんでした。

 

 

良くも悪くも「いつもレノファ」。

実家のような安心感を提供してくれるやろ?

ウチの名塚はん。

・・・。

泣きてぇ・・・。

 

 

で、お次後半。

 

後半に関してはレノファがまず動きましたね。

なんか意図的になのかそうでないのか知る由もないですが、「”5-3”」の守備から、いつもの「”4-4-2”」に変わりましたね。

甲府の後半の出方を伺ってから、というより、後半頭から決め打ちで変更した印象です。

 

で、ですよ。

 

私、甲府のサッカーの知らんですし、前回対戦時の甲府のやり方なんて覚えてないんでよく分からんのですけども。

 

甲府がビルドアップ時「”2-3-4-1”」に変形してたんですよね。

 

確か前半もCB上げてこの形になってたんで、仕組みとして甲府はこの形を持ってたんだと思うんですが、この形を後半頭からずぅぅぅぅっとやってたんですよ。

これ、後半出だしは分かるんですが、レノファが「”4-4-2”」で守備し始めたのを見て止めりゃあ良かったんでないかい?って思うんですよ。

相手の後ろの”2”に対して、こちらの前線”2”がアンカー消しながらプレスしたらハマっちゃいますやん。

普通に「”4-4-2”」に対しては「”3-4-2-1”」で良かったと思うんですけどねぇ。

 

この辺のやり合いについては私が知りえない、深い読み合いの末の戦術合戦の結果だったんでしょう。

 

そのサッカーの真理に到達してない私には分からんかったぞ、と。

そんな印象で、己の未熟さを嘆きながらもモヤモヤしてました。

 

 

 

 

最終的には甲府のリラさんがウチのキャプテンを上手く使ってゴールを決めたり、レノファが特に工夫もしてないのにCBやSBからバッチンバッチンインサイドハーフに謎にボールをつけられたり、ホント、なんやかんやありましたが逆転勝利、と。

 

 

同点弾を決めた沼田→池上の流れは最高でしたね。

サイドからのクロスで、ニアに走る選手、真ん中のCBと横のCBの横に侵入して、クロッサーは真ん中のCBの頭を超す弾道で侵入した選手(池上)にクロス。

まさに「5バック相手に得点する方法」の教科書通りの崩し。

上げた沼田、侵入した池上は見事でした。

(クロスを上げさせるためにランニングで時間を作った田中渉?ですかね。彼もお見事でした)

しかも最後は「首の後ろ?」で合わせたような「普段なかなか見ることが出来ない得点」だったおまけ付き。

素晴らしかったです。

 

 

で、お次、逆転のシーン。

 

これに関しては「橋本が凄すぎた」で終わるんですが、個人的にもう少し掘り下げたいところです。

 

まず、橋本に渡した神垣。

いやぁ、ガッキー サイコー。

この試合、なんか知らんけどアンカーでいつものように先発してた謙介がすげぇ頑張ってたんですよね。

いや、まぁ、いつも頑張ってくれてるとは思うんですけど、なんか今節は凄かった。

相変わらず強度はお察しください、だったんですけど、量の方がいつもより何割増しでよくやってくれてました。

70分過ぎ頃まで元気な謙介を見たのは初めてかもしれません。

なんか良いことあったんやろか?

謙介ってレノファが頑なにアンカーを降ろす「3バック化」でビルドアップしないもんで、ずっと相手の”2の後ろ”とかに立ってるんですが、その位置に関して、あんまり間違えないんですよねぇ。

ボールを持ってるCBに近づきすぎない、かつ、ちゃんと”2の後ろ”に立ててるんですよ。

これがレアルマドリードとかなら、いっそもっと前に行ってあえて相手の”FWとMFの間のエリア”を空けて、そこをインサイドハーフに使わせる、とかやるんでしょうけど、レノファにそんなこと出来るわけないやろがい、ってことで、まぁ、「レノファのアンカー」として見れば、この上なく良い位置に立ち続けてると思ってます。

(正直その先に未来はあるのか、って感じる案件で、有効とは思えませんが、今は置いときます)

今節でも相手の”2(あるいは3)”がズレたりしたら、「門(ゲート)」を意識したポジショニングでCBからボールを呼び込めてたりしたので驚きました。

 

が。

 

っぱ、ガッキーなんですわ。

私がピッチピチのJKなら結婚を前提に猛アタックしますわ。

ホントすげぇ。

そも守備堅ぇし、CBが前に出て相手選手を潰しに行ったら、そのCBが空けたスペースをすぐさま埋めるし、先ほど書いた「”3-4-2-1”の泣き所の一つ”相手ボランチの2の間”を抜くパス」も入れてましたし、何なのこの子。

 

先制点を決められてからレノファが攻撃に比重を傾けた影響で、後半の75分過ぎくらいから試合がカオス化した印象でした。

 

そんな中、やはりレノファはサイドの選手がボールを持った時、縦縦、になりがちで、ドフリーの神垣(変わる前の謙介)を上手く経由で来てませんでした。

そんな中相手のクリアボールを拾えたガッキーが上手く張り込んでくる橋本を見れていて、かつ、そこに上手くボールを渡せたのはとても興奮しました。

「ああ・・・ガッキーは冷静に試合には入れてるんやぁ」っていう。

まぁ、その後橋本のとんでもないシュートを目撃することになるんで、私が冷静ではいられなくなるわけなんですけどもね。

 

 

で、決めた橋本。

 

このとんでもねぇゴールを生み出すまでに、私が認知できた中でも、少なくとも短い時間で3回はボールロストに絡んだり、後半は上手いこと試合には入れてなかった印象だったんですよねぇ。ケンティー

 

そんな中でも下を向かず、自身の良さを出す心持で、あの時間帯、あのタイミングで、自分でシュートを打つと決めた勇気、そして決め切った執念には感服せざるを得ません。

 

「仕事でミスを連続してしまっても、自分の良さを見失わず、勇気をもって勝負した」。

 

このストーリーには心を打たれました。

試合後のヒーローインタビューで目に涙を浮かべてたことからも、なんか上手くいってないことがあったんでしょう。

涙を浮かべて、笑顔を見せて、最後はしっかり受け答えして。

おまっ、ホントに20代なん?

このインタビュー、永久保存版ですね。

我が家ではこのシーンを見て嫁が堕ちました。

 

なんか守備が課題、とか言われてるケンティーですが。

個人的には宮崎にレンタルされてる新保と同じタイプだと思うんですよね。

クロス時だったりで、味方のCBの背中側を守れてたり、守備のやり方を間違えてるわけじゃないけど、根本的に強度・・・というか強さ・・・?が足りない、っていう印象なんですよ。

新保よりは橋本の方が強いとは思いますが、リーグ全体で見たら・・・まだ弱いかなぁ、っていう。

まぁ、将来アーセナル行って、日本代表行って、ダゾーンだけでなく地上波でも見れる男になるのが約束されてる子ですから。

 

偶然かもですが、近年のレノファって、やたら真面目な子を獲得してる印象です。

Jリーガーで言うと吉岡、大卒で言うとガッキー、ケンティー、沼田、とか。

ここに挙げた選手以外にも「向上心の塊です」的な子たちを獲得してる気がしてます。

サッカーに対して真剣な子たちが、橋本含め、大きく成長してくれることに、とても期待してます。

 

 

フロント、選手たちにはとても期待していて、監督含めたスタッフ陣(戦術担当誰やねん)には不安しか感じてない不思議な心持ではありますが、この絶妙なバランスをも、レノファの一部ですから、愛してますし、応援してます。