トップチームの選手1人にコロナ陽性が出ちゃったようで本日予定されていた新体制発表記者会見が中止になりました。
新社長の弁別を楽しみにしてたんですが残念です。
本来この記者会見のタイミングでスローガンやらキャプテン・副キャプテンをドドンとブチ掲げたかったんでしょうが、前記の理由でSNSでの発表となりましたね。
スローガンは「共創 〜Challenge & Challenge〜」。
なんかかっこよさげなコンセプトがあるようですが、こういうのは深く掘り下げてもしょうがない。
パッと見て雰囲気的に分かりやすければいいんですよ。
挑戦して挑戦して熱狂を共に創る。
いいじゃないですか。
ボランチ諸君は特に自分のスタミナの限界に挑戦していこう。
君たちがキャンプで走り込んだ距離だけレノファが進める距離になるよ。
キャプテンは「渡部博文」。
副キャプテンは「佐藤謙介」「梅木翼」「橋本健人」。
これ意外でしたね。
池上、キャプテン辞めるってよ。
副キャプテンにも名前がないじゃない。
完全にフリーになりましたね。
レノファのキャプテン・副キャプテンって先発・フル出場が当たり前みたいな雰囲気があるので、そこから脱却できたのはでかいんじゃないでしょうか。
池上って先発・フル出場起用の所為でシーズンのどこかでめちゃくちゃコンディション落ちる時があったんですよね。
交代・お休みがあればパフォーマンスも落ちにくくなるでしょうし、池上聖域化の影響で出場できなかった選手にも出番が来るでしょうから、チームが取れる選択肢も増えると思うんですよ。
割と良いことだらけのように感じますが、逆に言うと池上からすれば「キャプテン保険」が無くなるのでレギュラー争いに巻き込まれることになるんですが、そんなん当たり前や、ってことで頑張ってほしいですね。
「島屋ムーブ」身に着けたらチームの柱になれて個人昇格できるよ。
で、面白いのが副キャプテンの人選。
まぁ、ジャンボが愛する佐藤謙介は分ります。
他2人新人やないか。
しかも橋本はピカピカのルーキーぞ。
いくら特別指定期間中に試合出場経験あるとはいえ、ねぇ。
レノファの中堅勢どこいったん。
とか思ってたんですが、梅木曰く
「名塚監督からベテラン選手もいる中でチームが勝つ為には若手選手の成長、
活躍が必要だと話がありました。博文さんや謙介さんに頼るだけでなく
若手の力を発揮していきたいと思います。」
とのこと。
まぁ、分らんでもない。
意図としては池上をキャプテンにした時と似てる気がします。
いわゆる「期待人選」。
頑張ってほしい人やその世代の人間を組織の中心に置くやーつ。
池上はいきなりキャプテンでしたが、過去から学んだんでしょうか、「期待人選」対象者をトップに据えることはしませんでしたね。
普通良くてナンバー2とかにするよね、っていう。
まぁ、梅木も橋本も副キャプテンからキャプテンになる前にレノファを去るでしょう。
一般的にはジャンボのように(監督→GM→社長→顧問予定)徐々にステップアップしていくもんですが、悲しいけどここ、レノファなのよねぇ。
チーム内でステップアップするくらいなら他チームに行ってキャリアアップよ。
我々はこの現象を悲しんではなりません。
笑顔で見送りましょう。
そして祈りましょう。
「あいつはレノファが育てた」
と自慢させてもらえるくらい活躍してくれることを。
私は、梅木は千葉経由して鳥栖で爆発、橋本は横浜マリノス辺り経由して海外、そして日本代表、河野はなんか知らんけどオランダ行ってオリンピック出場、くらいまで脳内でシュミレーションを完了してます。
サッカー見る時の楽しみ方の一つよな。
こういうのも。
肝心要のキャプテンですが、渡部はコメントが上手いので楽しみです。
渡邉監督のような、聞いたら「応援しよう」という気持ちに持っていく発言が出来る人なので、試合終了後のホームページに載るインタビューコメントに期待大ですね。
今回は新社長の弁別品評会のような記事を書こうと思ってたんですが、中止とあってはそれも出来ん。
ってことで先日記事になってた社長交代の記者会見を見た感想でも書きたいと思います。
新社長の小山氏と前社長のジャンボが記者会見した記事です。
1/15(土)株式会社レノファ山口代表取締役社長交代についての記者会見を行いました | レノファ山口FC
この記事を読んで気になったのが二点あります。
1、 赤字(債務超過)解消の手は”増資”。
2、 J1昇格に必要な収入は16~18億
この二点です。
赤字と債務超過って「なんか金がやべぇ」って点では似てますけど、厳密には違うようで、私は経営的な知識だったり専門用語に詳しくはないので正しく捉えられているか自信がないんですけど、まぁ、素人なりに解釈してみようと思います。
新社長曰く、債務超過を解決する手段は”増資”か”黒字を出す”の二つである。
で、”黒字を出す”のはまだ難しいんで”増資”でいくぞ、と。
ジャンボが増資してくれる企業見つけて来てくれてるから目途は立ってますんで早々に債務超過解決しまっせ、とのこと。
私ね、後出しで申し訳ないんですが、レノファの債務超過連発って問題無いんじゃないかと思ってたんですよ。
いや、ホント、後出しで申し訳ないです。ドヤってません。ホントです。
クラブライセンスが交付されない、はく奪される要因って、まぁ色々あるんですが、債務超過とかに話を限ると「3年(期)連続で債務超過した時」らしいんですよ。
この話を前提に、結構前にファジアーノ岡山の社長(だったかな?)が「一般的な企業が黒字連発なら大変望ましい状況だと思うが、サッカークラブとしてはそれどうなのよ?」「クラブが投資してないってことでしょ?」「3年(期)連続で債務超過しなけりゃいいんだから1~2年目の債務超過にビビんな」「回収の目途さえ立ってればむしろそれが健全であるともいえるやろ」的な、口調は絶対違いますけど確かそんなことを言ってたんですよ。
岡山の社長理論で考えるなら、レノファは2年連続で債務超過かましてますけど、ジャンボの立ち回り的に(すでに増資してくれる予定の企業見つけてる)今回の債務超過は想定内だったのかな、と。
「うわ、やべぇ、気が付いたら金が無いわ!」では決してない、って感じ。
また同じ岡山の社長理論で言うと、レノファは2年で最下位、15位と全然成績が奮ってないので投資には失敗してるよねぇ、ってことなんですよねぇ。
「J1目指す金」である16~18億を用意する手段も思いつかんし(財務)、投資には2年連続で失敗してるし(強化)、小山君任せた!ってのが一連の流れだったのかな~、なんて思いました。
コロナの影響も多分にあるとは思いますが、収入の大半を占めるのがスポンサー様からのお金。
スポンサー様をカラカラになるまで絞り散らかし、脛をかじり倒して「それもうふくらはぎ!」って言われるのも心が痛い。
みんな!身体にワクチンをぶち込んでスタジアムに行こう。
そこでいっぱい飯食ってたくさんグッズを買ってガチャぶん回すんだ!
・・・。
関東住みの私はどうすればいいですか・・・。
みらスタが東京にありゃあなぁ・・・(錯乱)。
狂ってきたので二つ目に行きます。
なぁに、金の心配なら私が油田掘り当てますんで気にしなさんな。
ジャンボ曰く「J1目指すなら16~18億必要」とのことです。
これ、「根拠なんやねん」って思ってちょっと調べてみたんですよ。
20年度の決算なんで古いんですが、みなさんこれ見てみてほしい。
さらにここから注目部分をドンっと転載しますよ。
てことで、はいドンっ。
13△1 J2大宮 30億3400万円(▲4億2000万円)
14▽3 J1C大阪 29億1500万円(▲8億7100万円)
15▽5 J2磐田 28憶6700万円(▲9億4600万円)
16― J2千葉 25億300万円(▲3億3500万円)
17△4 J2新潟 21億9400万円(▲5300万円)
18△1 J1湘南 21億8800万円(▲5億1300万円)
19△8 J1横浜FC 21億6500万円(+3億2500万円)
20△3 J2京都 21億100万円(+1100万円)
21▽4 J1仙台 19億9700万円(▲7億1400万円)
22▽5 J2松本 19億2800万円(▲7億8300万円)
23▽3 J2長崎 18億5800万円(▲7億600万円)
24△1 J1大分 17億5600万円(▲1億1000万円)
25△1 J2山形 16億7400万円(▲1億7100万円)
26△2 J2徳島 16億7200万円(▲9100万円)
27▽6 J1鳥栖 16億4900万円(▲9億1200万円)
28△1 J2福岡 15億3800万円(▲3900万円)
29▽5 J2東京V 14億9300万円(▲4億4500万円)
30― J2岡山 13億6200万円(▲2億500万円)
31△3 J2町田 12億5300万円(+2億2100万円)
32▽1 J2甲府 12億2900万円(▲2億2600万円)
33▽1 J2山口 10億4300万円(▲2億4600万円)
34△3 J2北九州 9億8600万円(+1億8200万円)
35― J2栃木 8億5500万円(▲1億2000万円)
36▽3 J3岐阜 8億5300万円(▲2億2600万円)
37― J3今治 8億3400万円―
38△1 J2愛媛 8億500万円(+2800万円)
39△2 J2水戸 7億6200万円(+1000万円)
40▽2 J3鹿児島 6億9800万円(▲9200万円)
41▽1 J2金沢 6億6500万円(▲9500万円)
42△4 J2群馬 6億2200万円(+1億5700万円)
43▽1 J3長野 5億6400万円(▲1億1100万円)
44▽1 J2琉球 5億6000万円(▲7200万円)
45― J3富山 5億4800万円(+2600万円)
46△8 J3岩手 5億2700万円(+2億6400万円)
47▽11 J3熊本 5億1700万円(▲3億3300万円)
48▽1 J3秋田 4億6100万円(0)
49▽5 J3讃岐 3億9600万円(▲1億6500万円)
50― J3相模原 3億7900万円(+3100万円)
51▽2 J3沼津 3億6900万円(▲3200万円)
52▽1 J3福島 3億5600万円(+3100万円)
53▽1 J3藤枝 2億9300万円(▲3100万円)
54▽6 J3鳥取 2億8300万円(▲1億7200万円)
55▽1 J3八戸 2億6100万円(▲4100万円)
56― J3YS横浜 7300万円(▲1億3100万円)
多いわ!ってごめんなさい。
もうね、目が痛いよね。
数字が並んでるだけでイライラするわ。
すんません。
()内の数字はどうでもいいんです。
ご覧ください。
確かにここ最近J1に昇格してるクラブって収入が16~18億以上なんですよ。
2021シーズンは磐田(28億)、京都(21億)。
2020シーズンは徳島(16億)、福岡(15億)。
おや、福岡・・・、って話ですがもうこんなん実質16億やろ。
昇格して明らかに増資しまくって残留決めてますし投資に成功しちょる。
おそらくきっと多分ですが、2020シーズン福岡って昇格は視野に入れてなかったんじゃないでしょうかね。
「出来たらいいなぁ」くらい。
で、ホントに昇格したもんだから気合い入れて増資した、って流れなんじゃないかと。
勘です。予想です。ホントのところは分りません。すんません。
2019シーズンは横浜FCと柏が昇格しました。
横浜は21億、柏は私が転載した部分よりはるか上、なんで自分らJ2に落ちたん?ってくらいの資金力を持ってました。(46億。「J1目指す金」の何倍やねん)
もう一回書きますが、これ、20年度の決算なんで古いです。
が、あくまで目安にしかならないんですが、この決算を見る限りジャンボの「J1目指すなら16~18億」理論は確かにその通りだな、と。
J1を目指す上で16~18億の収入は絶対条件ではありませんが、必要条件ではある、って感じです。
だって、ねぇ。
大宮、千葉、新潟、松本サポーターはキレていいと思いますよ。
特に松本サポーター。
こんだけ金がありながらFW獲りまくってJ3に落ちたんですから。(原因の全てではないでしょうが)
松本サポーターがJ3降格に際してフロントにブチ切れてましたけど、当時は「そんな言わんでも・・・」って思ってましたが、この数字見たらよく切れられる程度で済んだな、って印象に変わりました。
全く同じ状況でレノファがJ3に降格したら私はもうサポーターを続けることはないでしょう。
「それでもお前を愛そう」って言えるのが真のサポーターなんやな、って。
どうやら私はまだ真のサポーターではないようです。
逆に水戸、金沢、琉球辺りはいい意味でえげつないですね。
収入に対して残す成績が良すぎる。
レノファより少ないんやで。
恐ろしすぎるわ。
琉球は監督が交代しましたから、ある意味今年真価が問われそうな気がします。
お値段以上の成績を残してきたメンバーがある程度入れ代わってもニトリでいられるか。(意味不)
てか、なんで楠本と高井さんは水戸に獲られたんや。
分からん。
やりがいか?やりがいなのか?
余談はここまで。
どうやら「J1目指す上で16~18億必要」は本当らしいことが分かったうえで、じゃあレノファはどうなるんでしょうね?って話です。
確かレノファの収入は2連連続で10憶ほど。
ここから6~8億程度収入を増やしていかなければならないわけです。
増やし方のパターンとしては
1、 ユニクロが目覚める(大企業がスポンサードする)
2、 地道にスポンサーを増やしつつ客も増やす
が考えられますかね。
私が油田を掘り当てる可能性もあるのでパターンとしてはまだまだ可能性がありそうですが、まぁ、ざっとこんなもんでしょう。
理想は”1”で一気にドン、ですが、現実的には”1”の一獲千金の夢を捨てずに”2”を頑張る、でしょうか。
新社長に代わって、あれだけクローズだったレノファがSNSを通じてかなりオープンになって来ました。
具体的には小山氏の発信力。
今まで頑なに表に出て来なかったレノファのトップが積極的に、見える形でサポーターと交流し始めました。
レノファを知らない人に興味を持ってもらう、知ってる人にはもっと興味を持ってもらう、という意味では非常に有意義な取り組みだな、と思います。
不満を持ってるサポーターの受け皿的な役割を担いつつになってるので中々に難しい立ち回りを要求されてますが、頑張ってほしいです。
今までとは違うことをする、新しい取り組みを始めるというのは勇気もいりますし辛抱も大事です。
小山氏は割と楽しんで取り組まれてるようなので大丈夫そうですが、失敗したとしてもあまり落ち込まないように気楽にやってくれればな、と思ってます。
SNSで発信すれば必ず変なのが湧きます。
理由は分りませんし彼らが何者なのかもわかりませんが、とにかく湧きます。
基本正論を叩き込みながら夢を語ることも忘れない、そんな毅然とした振る舞いを期待してます。
まぁ、体調がすぐれない時や寝不足、酒が入った状態でスマホをいじらなければ大丈夫でしょう。
去年渡邉監督が就任された際に「レノファが本気でJ1を目指すターンがキタァ」と思いましたが、どうやら勘違いだったようです。
とはいえ選手構成的にも契約更新者が過去最多であったり、社長が交代されたりと動きは大きすぎるほどにあったレノファ。
まだまだJ1昇格は遠い夢なように思いますが、良いか悪いかは置いといて、確実に一歩歩みを進めたクラブです。
今年のスローガンは「共創」のために「挑戦」です。
レノファに関わる全ての人が熱狂し、その渦に関係ない人までをも巻き込んでしまうような情熱に期待してます。
現状から6~8億収入アップです。
時間はかかるでしょうが今年からの取り組みが実を結ぶことを願ってます。