【第36節 away ジェフユナイテッド千葉戦】 帰ってきた俺たちの霜田サッカー

ヘニキが試合に(以下略

 

 

 

 

残留争いが日に日に激化していくJ2リーグ

 

端から見てたらホントに面白いでしょうね。

 

どのチームも中々息切れしませんからね。

 

1回勝つだけで一気に降格圏を脱出する可能性が最下位のチームまであるわけです。

 

残留争いの渦中にあるチームのサポーターとしては気が気でないわけで。

 

はよどっか脱落せぇやと思いながら日々過ごしてます。

 

 

 

 

てことで終盤に向けて残留争いを演じるチームとの直接対戦が続くレノファとしては今節負けたくない。

 

ベストは勝ち点3、それが無理でも最低勝ち点1は確保しておきたい一戦となりました。

 

 

 

 

結果は 0-0 の引き分け。

 

残留に向けて最低限の結果は出せました。

 

 

 

 

が、その内容は相変わらずひどいもんでした。

 

ひどいというより「もうちょい楽に試合すればいいのに」でしょうか。

 

選手たちは頑張ってるとは思います。

 

だからこそガムシャラに戦わせるのではなくもうちょい戦術で選手たちをサポートしてあげてほしいな、と。

 

まぁ、霜田一派が試合に際して選手たちに戦術を授けるなんてことは無いってことは分り切ってるんで詮無き想いですが。

 

・・・。

 

結局渡邉監督が戦術授けたところで選手の質の問題で手詰まりになった歴史がありますので何とも言えないんですがね。

 

 

 

 

今節の試合を観戦して、得点の可能性を感じた方っていますか?

 

 

 

 

多分いないですよね。

 

 

-シュート本数が伸びなかったことの要因についてはどう考えているか?

「押し込んだ時にペナルティーエリアの中のクオリティー、コンビネーションをもう少し連動性を持たせていかないとなかなか崩れない。シュートまで持っていけないという印象です。」

 

指揮官が試合後こうコメントするくらいには決定機が作れない現状です。

 

今のレノファの攻撃のやり方だと相手のDFとMFの間、ライン間と呼ばれるエリアで決定的な仕事が出来る選手がいないとどうにもならないんですよね。

 

この場所でボールを失わない選手です。

 

多分このエリアで最も勝負できるのはレノファでは河野だと思うんですよ。

 

渡邉監督の晩年でも右のシャドーが池上ではなく河野だったことからも間違いないかと。

 

で、そのキープレイヤーは現在アキレス腱のケガで長期離脱中。

 

とはいえ、じゃあ仮に河野が万全の状態でピッチにいたら万事解決かと言われると微妙なところで。

 

5年後にはどうなってるか分かりませんけど、現在高校生の選手がJ2のライン間で無双するかっていうと、そりゃ無理やろって話なんですよね。

 

このエリアで現在高井さんや島屋、池上が頑張ってはいますがどうにもなってない。

 

というかこのエリアで一番仕事ができる選手が高校生ってレノファの編成どうなってんねん、って思いますが。

 

 

まぁ、逆に言うとここのエリアで輝ける選手がいないなら、このエリアの攻略が必須の攻撃なんてしなければいいのにとも思うわけで。

 

結局自陣後方でボールを握って前進してもこのエリアでつまずいちゃってる現状。

 

もうそのエリア飛ばせ、って見てて思うんですよ。

 

今のレノファでは出来ん。

 

そりゃ現代サッカーでライン間重視しないなんてありえるか?って話ですけどしょうがないじゃん。

 

「やりたい」「したい」では過去結果出なかったじゃないですか。

 

ライン間重視は「出来る」選手たちが揃ってからやればいいんですよ。

 

 

今節、悲しいですがレノファの攻撃で一番可能性を感じたのは草野の特攻だったと思うんですよ。

 

相手CBとの1対1を出来るだけスペースがある状態で仕掛けてもらうのが最も有効だったわけで。

 

いかにこの状態を再現性を持って繰り返せるかを仕込んでほしいな、と。

 

 

今節でも佐藤謙介がディフェンスラインに降りて4バック化し、その佐藤が空けたスペースに高井さんが降りて ”4-4-2” 気味に可変してたわけですが、これホント意味なくないか? と。

 

右から

 

 

ヘニキ、佐藤謙介、渡部、楠本

 

高木、田中渉、高井、桑原

 

池上、草野

 

 

まぁ、大体こんな形というか池上がもうちょい低く、高井さんがもうちょい高く ”4-1-4-1” 気味だったとも感じましたが、どっちでもいいわい。

 

これ見てどう思う?

 

無茶苦茶やないか、と。

 

といか逆や。

 

攻撃の時に ”3-4-2-1” 守備の時に ”4-4-2” になれよ。

 

まぁ今節はミラーゲームだし、レノファは ”4-4-2” ブロックでは守れないんで一概には言えませんけども。

 

なんというかボールを握るために可変しても、可変後の配置が気持ち悪いというかモヤっとするというか。

 

デメリットあれどメリットがないな~、って感じです。

 

 

流石霜田サッカー。

 

可変させても可変後に選手が最適な配置に置かれてない。

 

 

と、思ってたんですが、試合後の渡部のコメントで

 

 

-最初は押し込まれたが、そのあとピッチの中でどのように修正していったのか?

「押し込まれた中で、自分たちのサッカーをしたいというのは頭の中にありましたが、なかなか行動に起こせなかった部分がありました。それをなるべく早くやっていこうと、僕や(佐藤)謙介が中で話をして、もっとボールを握れるという話をしていたら、徐々に自分たちのペースが掴めるようになってきました。試合の中で修正できたのは自分たちにとってプラスになる部分だと思います。」

 

というのがあったんですよね。

 

これ、渡部と佐藤謙介の判断で4バック化を行ったってことなんでしょうかね。

 

実際接触の所為か次節を睨んでかは分かりませんが、佐藤謙介佐藤健太郎に交代して以降はボランチをディフェンスラインに降ろすのを止めたんですよね。

 

これで高井さんは降りて来なくてよくなりましたし、浮田も右のハーフスペースにいられるようになって、ベストな人選ではなかったように思いますが、配置自体はベストになったように感じました。

 

まぁ、結局「ライン間で仕事できる選手がいない」問題が再発することになったので効果的ではなかったですけどね。

 

 

てことで選手は勝手に動くし(問題を解決しようと行動すること自体は責められることではないですが)、ちゃんと配置させても有効打になりえない。

 

 

詰みましたね。

 

単純に今やってるサッカーが今のレノファの選手たちに合ってないだけなんでやり方を変えれば良いだけだとは思いますけどね。

 

 

ボランチ落として、シャドー落として、草野孤立。

 

ボランチ落とさず、シャドー落とさず、シュートまで行けない。

 

 

どっちの形でもどうにもなってないんですから。

 

何とかなりそうな気配も感じないんで今のサッカー止めればいいんじゃないっていう。

 

 

難しいですかね。

 

このタイミングで戦術変更はリスキーでしょうか。

 

過去実績上霜田一派は固執しますからあんまりタイミングは関係ない気がしますが。

 

ただ上手く行っていない形を続ける以上結果に関してはもうお祈りするしかないですね。

 

 

おそらく次節は中3日での試合になりますから、メンバー少し変えると思うんですよ。

 

今節途中交代した池上と佐藤謙介は次節でも先発すると思いますが、ボランチのところでは田中渉がフル出場したので、いよいよ田中陸が佐藤謙介と組むかな、と。

 

ここで田中陸が目に見える形で結果を出してくれれば、名塚監督と言えど今後使い続けざるを得ないと思うんですよ。

 

今後名塚レノファが上昇するには「田中陸がレギュラー」が必須条件だと思ってるので、ホント、頑張ってほしいです。

 

マジでこういう中3日とかない限り田中陸がチャンスをもらえないってどうなってんねんって話で、もうホント霜田一派嫌いだわー。

 

去年理由も特にないまま高がフル出場を続けたので、ひょっとしたら次節そのまま田中渉が先発してるかもしれないという可能性を感じるところに霜田サッカーへの嫌悪感が募ります。

 

田中渉が悪いわけじゃないっすよ。

 

素晴らしい選手を殺すような使い方をする監督が悪いし嫌い。

 

 

この見ててイライラする感じ。

 

懐かしいです。

 

二度と感じたくなかった感覚ではありますが。

 

霜田サッカーが本格的に帰ってきたんだな~。