【第33節 away アルビレックス新潟戦】 レノファは応援するに値しないチームになってしまった可能性を感じました

試合当日、私お酒をシコタマ飲んでまして。

 

ベロンベロンの状態で観戦したのが深夜2時。

 

もう試合内容記憶になかったよね。

 

流石に記憶もないのにブログを書くのも無責任やろってことで、さっきもう一回見てきました。

 

うーん。

 

素面の状態だと試合開始から10分くらいが限界でした・・・。

 

 

 

ひどいっすね。

 

なにから言及していいか困るくらいグチャグチャでした。

 

名塚監督には渡邉監督のサッカーをベースに、選手の質不足を霜田式の勢いで解決するやり方を期待していました。

 

ところが見事に渡邉サッカーを食い潰し、霜田味強めの”虚無サッカー”に戻ってしまいました。

 

まじかぁ・・・。

 

我々はまたあの頃の虚無を味わわんといかんのか・・・。

 

 

 

ということでここから愚痴を書きます。

 

その前に唯一評価出来る点を書いておきます。

 

それは”前からプレスに行こうという姿勢を見せた”点。

 

終わり。

 

私は金のない地方クラブは”(出て良し引いて良しの)守備だけ堅い脳筋フィジカルサッカー”を目指すべきだと主張している変態なので、サッカー界最強戦法(だと個人的に信奉している)ショートカウンターを狙える”前プレス”を果敢に行ったことは、今後のレノファの進むべき方向として大筋間違ってないと思いました。

 

が、問題はその前プレスが”整理できていない”点。

 

さらに問題なのは試合後の公式ホームページに載ったインタビューで、選手も監督も手応えを感じている旨の発言をしていること。

 

いや、おい、まじかよ、と。

 

激烈な前プレスをしたいのはもう伝わってますし、強度も上がってきてるのも分かりますが、圧倒的に”精度不足”なんですよね。

 

ファーストディフェンダーであるトップの大槻が取り敢えず突っ込むせいで剥がされてるんですよ。

 

前プレスの肝は”後ろがどれだけついて来れるか”にあると思ってます。

 

渡邉監督の時はファーストディフェンダーがちゃんとボランチのセットアップを確認してから行っていました。

 

名塚監督に代わって”人にボールにアタックする”方針になって、この素晴らしい守備組織が壊れましたね。

 

レノファは今年も”引いて守れない”。

 

ボールウォッチャーな選手だらけのディフェンス陣では単純なクロスが致命傷になりかねないわけで。

 

”いかに相手を前進させないか”が守備においての最重要項目にもかかわらずこの有り様・・・。

 

落胆が大きいです。

 

”引いて守れないなら前に出る”

”ボールを握って崩せないならショートカウンターを狙い続ける”

 

方向性は間違ってないと感じるだけにやってることの説得力のなさにもどかしい気持ちです。

 

 

 

そもそものレノファの立ち位置を確認しますよ。

 

去年”戦術も選手の質も無く”最下位。

 

今年”Jリーグ屈指の戦術の下で選手の質が足りずに”14~15位。

 

つまりレノファはリーグ全体で見たとき”弱者”なんですよ。

 

これ、異論無いと思います。

 

多少補強しましたが、ほぼ去年最下位の戦力のままシーズンに入ってるレノファが”対戦相手全部強者”の状態でどう立ち向かうかのアイディアって絶対必要じゃないですか。

 

そのままやったら負けるんですから。

 

てことで”どこに活路を見出すか”が大事になってくると思うんですが、それが見えてこない。

 

そう、見えてこない、です。

 

 

霜田監督がやった”選手の質任せ”でもダメ。

 

渡邉監督がやった”最高の戦術”でもダメ。

 

この2つの現象を見ていた名塚監督にとても期待していたんですがね・・・。

 

どちらかというと霜田監督と同じ”言ってることとやってることが一致しない”風味を強く感じます。

 

 

 

 

名塚監督に代わってまだ2試合ですが、現状の名塚レノファの戦術を整理してみたいと思います。

 

 

「攻撃」

 

”フィニッシュ”・・・おそらく”クロス戦術”

 

”ビルドアップ”・・・後ろからショートパスで前進(たまに無意味なロングボール)

 

 

「守備」

 

”プレス”・・・”ハイプレス”

 

”ブロック”・・・(無いに等しいと感じますが)”5-4ブロック”

 

 

名塚監督の就任記者会見や試合後のコメント、実際の試合を見るに多分こんな感じなはずです。

 

で、私が”言ってることとやってることが一致しない”と感じるのが「ボランチとシャドーの人選」と「”フィニッシュ”と”ビルドアップ”の形」なんですよね。

 

ここまでの2試合でベンチ含め色んな選手たちがピッチに立ったわけですが、先発の右シャドー・池上とダブルボランチ・田中渉、佐藤謙介は固定でした。

 

ここがおかしい。

 

説得力がない。

 

まず、ボランチのコンビなんですが、得意としてるプレーエリアが一緒なんですよね。

 

おそらく二人ともボランチのところからディフェンスラインに降りてから組み立てに参加するプレーで持ち味を発揮するタイプだと思うんですよ。

 

レノファ3バックやで?

 

いや、それでなくてもダブルボランチの内二人ともダブルで降りてくるチームなんて無いやろ。

 

てことで割りを喰ってるのが田中渉。

 

田中陸や神垣のように”3バック+α”の”α”で活躍できるタイプではないので相手のプレスの餌食になってます。

 

なんどピンチを招いたことか。

 

というかなんで佐藤謙介はディフェンスラインに降りて来るんや?

 

新潟は”4-2-3-1”で両サイドがレノファの左右のCBにプレスして、真ん中は鈴木と高木お兄ちゃんの縦関係で来てたやん。

 

なら佐藤謙介は降りずにそのままいれば高木お兄ちゃん困ったやろ。

 

レノファの後ろには渡部、楠本、関がいるんですよ。

 

佐藤謙介が降りて来る理由が見つからない。

 

 

そもそもこの二人を同時に起用している意図が不明なんですが、まぁ、いいでしょう。

 

良くはないんですけど、100万歩譲ります。

 

で、メリットは?なんですよ。

 

佐藤謙介降りる、真鍋が上がる、池上が降りて来るとかいうむちゃくちゃどうでもいい布陣に可変するわけですが、これでレノファの後ろは”楠本、渡部、佐藤謙介 + 田中渉、池上”の5人になります。

 

相手も特に困ることなくボランチの選手が降りていく池上についていくだけで”5対5”の局面をレノファ陣地で作れます。

 

さて、もう一度問います。

 

メリットは?

 

いや、負けるやろ。

 

後ろ3枚はなんとかなるでしょうけどボランチのエリアにいる選手がどうにもならん。

 

そのエリアでのボールの受け方、受けた後のパスの出しどころで決定的な仕事が出来る選手じゃないでしょ。

 

ってことで池上も田中渉も訳分からん捌き方するもんでデメリットしかなかったですね。

 

だって普通に序盤からピンチだらけだったじゃないですか。

 

 

現状の人選とやり方では「攻撃」の”ビルドアップ”面でリスクしかなくリターンが皆無なんですよ。

 

もう一つ言及すると、高い位置でボールを奪えても佐藤謙介が意味もなくズルズル下がるので名塚監督の目指す「クロスに対してもパワーを持ち、一人、二人、三人と人数を掛けないとチャンスは生まれてこない。」というのが出来ないんですよ。

 

高い位置でボールを奪ってのショートカウンターを狙ってるチームに何故か遅攻に転じようとする選手必要か?

 

さっさとサイドにボールを預けてボックス内に入っていくか、自分でクロスを上げてしまえばいいじゃん、っていう。

 

中央では何故か大槻と島屋が相手と数的同数になってましたし。

 

この二人が千葉と舞行龍に勝てるかは知らんけど。

 

(まぁ、この辺りも”言ってることとやってることが一致しない”と感じる原因なんですけども。今のままだとクロスに2、3人と人数を掛けたところで相手に脅威を与えられない面子なんですよね。大槻はいいとして、クロスに島屋、池上、高木、桑原、田中渉、佐藤謙介のいずれかが飛び込んできて、それ、怖いか?っていう話)

 

もう少し言及すると、このチームショートカウンターからクロスで得点したいんですよね?

 

まぁ、クロス一辺倒ってわけじゃないでしょうけど、大体はクロスでしょ?

 

そのチームがなんで高い位置でボール奪ったらサイド経由しないんすか。

 

そりゃチャンスなら一本縦にズバッと入れればいいと思いますが、なんかモタモタ池上や佐藤謙介や渡部を経由したがる謎のクセが出てるんですよ。

 

なんでしょうね。

 

高い位置でボールを奪ってからの選手同士の意思疎通といか共通認識を感じないんですよね。

 

試合中の何分の出来事か忘れましたけど、後ろでボールを持った選手に対して、足元で欲しがる選手、逆サイドに展開しろと指を差す選手、前線で走り出す選手、なんかバラバラにいて、結局出し手は横(だったかな?)にパスしてましたけど、なんやこれ。

 

一周して笑っちゃいましたよね。

 

ボールを握った瞬間これなわけですから。

 

全然イメージを共有できてない・・・。

 

 

まぁ、たった2試合しかしてないわけで、渡邉監督とは全く違うアプローチでサッカー始めたわけですからこんなもんなんでしょうかね。

 

 

真鍋がドフリーの高木を無視して2人くらいにつかれてる渡部にパスを出した瞬間このチームの闇を見た気がして、応援する気力が湧いてきません。

 

 

なんか知らんけど渡部、佐藤謙介、池上にボールを一旦渡すわけですが、それほどの選手なのかなぁ、っていう。

 

個人的には楠本、田中陸、高井さんが軸なんじゃないのって思うんですけどね。

 

(変わろうとする選手、変われた選手の存在はチームに前向きな勢いを与えてくれると思っています。渡部は分からんから置いておいて、佐藤謙介は本人の描いてるプレービジョンが”強者のサッカー”に感じますのでレノファが目指す方向に合ってないと見てます。池上は本来選手としてレギュラー争いをして先発を勝ち取る成功体験を経験すべきだと思っていて、”キャプテン”という立場がそれを邪魔している現状評価に困る選手だと思ってます。レノファの勝敗を担える資格があるのは楠本、田中陸、高井さんかな、と。どう考えてもキャリア的に早すぎますが、この3人が候補に挙がる程レノファの選手層は薄いんやなってことなんですが)

 

まぁ、これは主観でそう感じてるだけの話なので置いておきます。

 

 

ホント”言ってることとやってることを一致させる”だけで満足なんですがね。

 

 

「攻撃」

 

”フィニッシュ”・・・”クロス”

 

”ビルドアップ”・・・”ロングボール”

 

 

「守備」

 

”プレス”・・・”ハイプレス”

 

”ブロック”・・・”5-4ブロック”(基本的には無いものと思え)

 

 

っていうのが名塚レノファの終着地点だと思ってます。

 

この形なら”言動が一致”しています。

 

どの道、渡邉監督のようなチームは作れませんし、作ったところで14~15位だったわけで。

 

変に拘ったところで訳の分からない人選と「攻守」に合理性も説得力もない形になってしまってますし、大体が「渡邉サッカーの劣化版」かそこにも到達できないサッカーになることが予想できてしまうわけですから、さっさと割り切ればいいと思うんですがね。

 

(今節確かに前からプレスを掛けてましたし、全く効果的ではないものの後ろからボールを回しました。で、「どこで奪いたいのか」「どこを崩したいのか」があったか?なんですけど私には分かりませんでした。たった2試合で渡邉味が消えたわけです。「狙い」がなくなったんです。強い言葉で書いてしまいましたが、この事実だけで「渡邉サッカーの劣化版」以上になれる気が全くしないんですよ。現状)

 

2019、2020年の2年間”言動不一致”を見せられて、なんだか今年もそうなりそうな予感しかないです。

 

さすがにもう無理です。

 

「言ってることとやってることが違う」のは「嘘つき」の所業です。

 

次節次第ですがまたブログ書かなくなるかもしれません。

 

試合自体は見ますが、もう応援する気は萎え始めてます。

 

 

 

てことで、以前と同じく何かあればまたシコシコ書き始めるのでその時にでもお会いしましょう。

 

それでは。