FC琉球戦前

以前より「上位を目指すならシーズントータルで得点はこれくらい、失点はこれくらい」みたいなことを調べて書いてきて、その数字と照らし合わせながら楽しみに観戦してきたわけですが、もうあまり意味を感じなくなってきました。


「上位を目指すなら」基準でレノファの試合を見ると心の汚染が止まらないんですよね。


ヘタに「昇格」とか「びるどあっぷ」とかいうワードを出すから選手に期待してしまうわけですよ。


現状のレノファの選手たちのなかでしっかり「サッカー選手」やってるのって菊池と高くらいだと思ってます。

他の選手たちは一長一短の幅が広すぎて香ばしいネタの香りがするんですよ。




吉満は良いときと悪いときが一試合置きにやってくる。


武岡はぶち抜かれる。


楠本のディフェンス時のオロオロ感。


安在のサッカーボールがパーソナルスペースに入ったときのバタバタ感。




とか、まー、ディフェンス陣だけでこれだけ面白いわけです。


唯一サッカー選手っぽい菊地ですら敗色濃厚な試合でカウンター喰らったとき、のんびりジョギングしてるわけですから。

「勝利を目指すチーム」「昇格を目指すチーム」の選手層ではないと感じるんです。




だったらネタに走ろうぜ。




と悪魔の声が聞こえてくるわけです。




柔道一筋30年みたいな人がいきなり仮面舞踏会に行ったら浮くじゃないですか。

ましてそんな人が慣れない雰囲気に合わせようとしたら滑稽じゃないですか。

いいんですよ。合わせなくて。

おしゃれなスパークリングワインをグラスで飲もうとするから笑けてくるんですよ。

ラッパ飲みすればいいんです。

笑われたら投げ飛ばしゃいいんですよ。

そっちの方が一目置かれますって。




本気で昇格目指してるクラブのちゃんとしたサッカーとかに合わせなくていいんですよ。

びるどあっぷとかスペースの有効活用とか気にしなくていいんです。

出来ないんですから。

面白い選手たちにおしゃれなことやらそうとするからつまらないんです。

出来ないことをやらせようとして出来ずに負けて~は昨年たくさん見させてもらいました。

飽きました。

もうそのガムは噛み続けて味がしないんです。

アゴ疲れました。

そろそろ新鮮なものを味わいたい時分です。




面白い、ネタの香りがする選手たちがほとんどならそういうサッカーを見たいんですよね。


前回書いた「泥沼フィジカルサッカー」でなくとも、個人的には2017年降格危機の年のバタバタサッカー好きでしたよ。

「2失点してからがキックオフだ!」感ありましたし、逆転も出来てましたしね。

今は1失点でもしようものなら終戦じゃないですか。

別にレノファに「おしゃれな、スタイリッシュなフットボール」なんて期待してないんですがね。

そんなのは、そういうことが出来る選手を揃えられるお金があるクラブがやればいいんだし。




クラブが成長しないじゃねーかって、別に成長しなくていいじゃないですか。

このご時世どのクラブも流行の戦術を取り入れてくるじゃないですか。

逆に一切を無視していつまでもバタバタサッカーするのも尖ってて面白いと思うんですがね。




話が飛躍してしまいましたが、今シーズン監督の途中解任は無いと思います。

監督辞めさせるのもお金かかりますしね。

どのみち降格無いですから霜田監督のままシーズンを終えると思いますので、今シーズンも「やりたいサッカー」を追求して「出来ない」の繰り返しになると予想します。


なかなか結果出ないですし、出るような内容のサッカーしてないのでしょっぱいですが、まー、どのクラブにも暗黒期はあるわけで。


とりあえずホームで琉球相手に「ぼくたちのやりたいサッカーが出来るかどうかガチャ」が当たるといいなと思います。