【第34節 home 水戸ホーリーホック戦】 ボランチ2枚もいらなくない?

もうレノファを応援する気力は萎えてしまっていますが、愛しのヘニキが試合に出場したので今節に関してはブログを書くモチベーションが沸きました。

 

いやー、楽しかったですね。

 

頭を打って以降もエレガントなプレーを続けていた楠本が主審の判断でピッチから退いて緊急投入されたヘニキ。

 

ここまで2試合で合計6分くらいしかプレーしていなかったアニキ。

 

投入されたのが後半60分くらいでしたから、ついに30分くらいプレーするぞ、と。

 

ワクワク感しかなかったですね。

 

惜しむらくは中盤やFWではなく右CBでの出場だったことですが、まぁ、もう贅沢は言わん。

 

さぁ、どんなプレーを見せてくれるんだい、と思っていたらセットプレーで相手を弾き飛ばして勝ち越し弾。

 

これがアニキや!

 

しかもピッチに立ってファーストタッチがこれですからね。

 

菊池がTwitterで「ヘニキ選手もう大好き。カッコ良すぎる。」とツイートしてましたが、わかるわ~。

 

そのあと相手に押し込まれた際、ペナルティーエリアに侵入してくる藤尾をガン無視して得点されたのも面白かったですね。

 

侵入してくる際ヘニキと藤尾軽く接触してるのにガン無視ですからね。

 

ホント面白かった。

 

この失点に関してはこの場所で起用する方が悪いと思いますがね。

 

レノファのディフェンス陣、高橋は知りませんが、楠本以外みんなボールウォッチャーですからね。

 

その中でもヘニキは群を抜いてボールウォッチャーですから。

 

2020年ヘニキをDFで起用してたスタッフ陣の1人である名塚さんがこれを知らないはずもなく。

 

起こりうる現象を許容したってことなんでしょうかね。

 

まぁ、ヘニキが対面する相手を視界に入れたときの強さは今節でも遺憾なく発揮されてたわけで、あれを見たらやっぱりDFで起用したくなる気持ちも分からんでもないですけども。

 

 

緊急投入されてから 得点 → イエローカード → 失点 と大いに歌舞くアニキ、ホントしゅき。

 

 

 

 

てことで久々に楽しませてもらいました。

 

まぁ、ついでなんで試合全体の感想も書いておこうと思います。

 

正直ヘニキが歌舞いてた以外取り立てて見どころがあったようには思いませんが、一応。

 

 

 

 

後半は多少マシになりましたけど、個人的に佐藤謙介のポジショニングが意味不明なんですよね。

 

相手の ”4-4-2” に対してボールを握った際、相変わらずディフェンスラインに降りて来るんですけど、これなんでなん?

 

自身がディフェンスラインに降りて、かつ真鍋に「降りろ!降りろ!」みたいな手ぶりしてましたが、相手前線サイドハーフを含めた”4”に対してこちらが後ろで”4”を作るメリットが分からん。

 

あと降りてボールを受けようとする際、ボランチのエリアからわざわざ相手FWの視界に入るくらい降りてくるのも不可解。

 

近すぎんねん。

 

「真鍋降りろ!降りろ!」の件でもそうなんですけど、この選手基本的にボールホルダーに近寄っちゃうんですよね。

 

真鍋の時は自身がサイドに開けば真鍋は高い位置を取り続けることが出来たのに。

 

人に動いてもらう前に自分が動けよ、と。

 

 

2019年の悪い時の三幸って感じがしますね。

 

あの時の三幸もキャプテンとしての責任感なのか何なのか分かりませんが、ひたすらボールを触って自身が展開しようとして訳分からんポジショニングしてましたからね。

 

本来後ろでボールを握った菊池が運ぶべきスペースにわざわざ降りて来て2、3メートルも無いようなパス受けてましたから。

 

 

まぁ、本質的には違う話なんでしょうけどね。

 

せっかく上手いのに「チームの役にたってない」という意味では同じです。

 

でも三幸の場合はまだ一定の理解が出来るんですけど、佐藤謙介の場合は理解できないプレーが多いんですよね。

 

この理解の差がプロと素人の壁や、って言われたらどうしようもないんですが、では佐藤謙介が時折見せる「完全に足を止めるプレー」の意味を誰か教えてください。たのんます。

 

ボールを後方で握った際に、当然相手は動くわけでボールを受けられる位置は常に変わるはずなんですよ。

 

そんな流動的なスポーツで、なぜ佐藤はピタッと足を止めるのか。

 

別に相手を引き付けるでもなく、誰かをフリーにさせるでもなくピタッと止まる。

 

ボランチのエリアでボールを捌いて欲しい選手が相手に隠れてしまう。

 

ほんと分からん。

 

これ、実は高度なテクニックなんか?

 

私がボランチの選手が完全に足を止めるプレーを偶然見たことないだけで、このプレー世界のトレンドだったりします?

 

 

佐藤謙介は副キャプテンですから、2019~2020年(2018年もかな?)の流れを汲み取るにケガをしない限りは試合に出続けると思うんですよ。

 

当時真夏の連戦でヘロヘロのキャプテンの三幸や池上、副キャプテンの高が休みなく出場し続けたので多分間違いないかと。

 

(2020年副キャプテンの菊地はケガがあったので連続フル出場してません)

 

てことで、今後もこの意味不明なプレーを見続けなければならないっていうのが私の観戦モチベーションをさらに押し下げてるわけです。

 

まぁ、DFのヘニキが前に出た際にその空いたスペース埋めに行く素晴らしいプレーもしているので悪いばかりではないんですけどね。

 

 

 

以上が試合を見ていて気になった「人(選手)」。

 

次に「戦術」で気になった点をいくつか。

 

 

 

 

まずは「プレス」。

 

前節はファーストディフェンダーの大槻が取り敢えず相手に突っ込んで行ってたんですが、今節では「相手のボランチを抑えてからプレス」という”渡邉式”が復活していて驚きました。

 

ただ、結局ボランチの田中渉・佐藤謙介がついて来ないので意味なかったですけどね。

 

ってことは大槻が自身の判断で勝手にやってくれてたってことなんですかね。

 

悲しいですね・・・。

 

また「前から行きたい」って言う割にはそのやり方をチームに落とし込まないスタッフ陣に戻ってしまったんでしょうか。

 

ピッチ上で起こることに関して噓をつかなかった渡邉監督が恋しい日々です・・・。

 

 

 

次に「ビルドアップ」。

 

もうこれに関しては「無い」ですね。

 

プレスに関してもそうなんですけど、名塚監督はここまで渡邉監督と9ヶ月作り上げたレノファの蓄積を完全に「捨てました」ね。

 

プレスもビルドアップも相手が困るように、嫌がるように仕込んで試合をしてた面影は一切感じられなくなりました。

 

プレスは前線孤立で剥がされまくってボランチと3枚のDFで相手の攻撃を耐えなくてはならなくなりましたし、ビルドアップはなんか知らんけど佐藤謙介は降りて来るわ、相手のFWとMFの間のエリアでプレーするのが得意ではない田中渉が起用されてるわ、で崩壊。

 

救いがないですね。

 

田中陸がいて田中渉と組めばマシになるんでしょうけど、田中陸が謎に干されとる。

 

なんや。

 

売約済みか?

 

まぁ、ボランチのエリアでボールを受けた佐藤謙介や、位置は違いますけど右WBの川井が取り敢えず前線にボコボコボールを放り込んでいたので「ゆっくり、急がず前進する」っていうやり方は放棄したんでしょう。

 

横や後ろに出して、選手が前進する時間を作りながらっていう概念を感じませんでしたもん。

 

取り敢えず蹴る。

 

出し手はドフリー、受け手は4人に囲まれてる、っていう状況でも蹴ってましたもんね。

 

こりゃ田中陸出れんわ。

 

もう田中陸はレノファに充分貢献してくれたんで早くここから脱出してほしいですね。

 

完全に時代と逆行し始めたレノファとかいう沈没船から抜け出すべきです。

 

高井さんや楠本、神垣ももっと良いチームで活躍してほしいなと思わざるを得ません。

 

 

 

まぁ、「ビルドアップ」に「ロングボール」を選択するのは悪いことではないと思いますがね。

 

問題はその「ロングボール」を活かせてないこと。

 

前線が大槻、池上、島屋でこのやり方合ってますか?っていう。

 

そもそも人が少ないんですよ。

 

3人でどうしろっていうのよ。

 

永井・浅野・前田に古橋とオナイウを少々~♪なら分かるけど。

 

島屋はそれでもなんとかしてましたけど、池上は放り込まれて収めて味方が上がるまで時間を作るっていう選手ではないでしょう。

 

どうせ「ロングボール」蹴るんだから1枚ボランチが要らないんですよ。

 

今のこのチームにボランチが2人いたところで結局使わないんですから。

 

後ろにDF、ダブルボランチ、右WBの6枚は多すぎです。

(左WBの桑原は高い位置取ろうとしてるので外します)

 

そんな要らんやろ。

 

なら1枚ボランチ削ってその分をFWに回した方が有意義に感じます。

 

FW2枚を足の速い高井さんや草野、体の強い大槻やヘニキや小松や梅木。

 

その後ろに島屋と池上。

 

アンカーに田中渉。

 

まぁ、池上・佐藤謙介・渡部は外れないでしょうからアンカーは佐藤謙介になるでしょうけど。

 

 

この ”3-1-4-2” ならやりたかった「プレス」も出来ると思うんですよ。

 

ボランチのエリアから前に出れないなら最初から置いとけって話です。

 

 

渡邉監督も仙台時代 ”4-1-2-3” やろうとしたけど、アンカーが降りるタイミングをミスりまくった結果「なら最初から置いとけ」って発想を転換して ”3-4-2-1” を生み出したらしいですし。

 

 

まぁ発端は違いますけど「選手がポジショニングミスるなら最初から置いとく」っていう意味では同じです。

 

 

 

 

 

以上が今節私が観戦してて思った感想です。

 

個人的な好みはさっきの ”3-1-4-2” で2トップの一角に高井さん、その後ろにヘニキを置く形。

 

高井さんに裏を狙ってもらうも良し、シャドーの時みたいに降りて組み立てに参加しても良し、その際は降りて高井さんが空けたスペースにヘニキを上げる。

 

こんなのを見たいんですけどね。

 

 

まぁ、2019~2020年を見るに霜田一派である名塚監督も、選手の「特徴」「適正」を考えずに「上手いか」「コンディションは良いか」だけを見て戦術や配置の工夫を放棄して「練習!練習!」「何でも出来るようになりなさい」っていアプローチを取る”日本サッカー協会サッカー”的な姿勢でしょうし、今後もなにも変わらないでしょうね。

 

多分次節はヘニキが右CBで先発するかなってくらいの変更でしょう。

 

か、あるとすれば霜田一派が好きな「4バック・3トップ」をどこかでやるかな、くらいでしょうか。

 

 

いやー、うんざりですね。

 

シーズン序盤の頃はまさかこんなことになるなんて思いもしませんでしたよ。

 

今後も戦術や選手の配置が変わることはないでしょうし、ヘニキが試合に出場したらブログ書こうと思います。

 

多分小学生の読書感想文以下の「へにき が かっこ よかった」みたいな記事とも呼べないものを書いてしまうと思います。

 

 

ヘニキ推しの諸君!ここに集え!

 

じゃあの!