【2021】 レノファの移籍

2020シーズン終了から怒涛の契約更新、新加入選手の発表があったレノファ。

昨日1/8(金)に新シーズンの背番号発表があったので、おそらく打ち止め、ここいらで選手編成が終わったのかなと思いましたので、ここまでのレノファの移籍市場での動きをまとめようと思います。




【out】


「契約満了」


・DF サンドロ 32

・DF 武岡 優斗 34

・MF 吉濱 遼平 28

・MF 清永 丈瑠 26 (その後 ガイナーレ鳥取 と契約)


「完全移籍」


・MF 田中パウロ淳一 27 (松本山雅FC)


「レンタルバック」


・GK 林 瑞輝 24 (ガンバ大阪)

・DF 安在 和樹 26 (何もなければ サガン鳥栖)

・MF 高 宇洋 22 (その後 アルビレックス新潟 へ完全移籍)

・FW イウリ 25


「レンタル」


・DF 伊東 稜晟 19 (松江シティFC)

・DF 国本 玲央 19 (アルビレックス新潟シンガポール)




【in】


「ユース、高校、大学から」


・DF 高橋 秀典 22 (大阪体育大学)

・MF 新垣 陸 22 (桐蔭横浜大学)

・FW 梅木 翼 22 (福岡大学)


「完全移籍」


・GK 関 憲太郎 34 (ベガルタ仙台)

・DF 渡部 博文 33 (ヴィッセル神戸)

・MF 佐藤 謙介 31 (横浜FC)

・MF 澤井 直人 25 (東京ヴェルディ)

・MF 石川 啓人 22 (サガン鳥栖)

・MF 島屋 八徳 31 (徳島ヴォルティス)

・FW 神保 海鈴 18 (セレッソ大阪)

・FW 高木 大輔 25 (ガンバ大阪)


「レンタルから完全移籍」


・MF 川井 歩 21 (サンフレッチェ広島)

・MF 田中 陸 21 (柏レイソル)


「レンタルバック」


・FW 岸田 和人 30 (いわてグルージャ盛岡)


「レンタル延長」


・FW 小松 蓮 22 (松本山雅FC)


「レンタル」


・GK 寺門 陸 18 (横浜マリノス)

・GK 石井 僚 20 (浦和レッズ)

・FW 草野 侑己 24 (横浜FC)





契約を更新した選手を含めると、今現在トップチームには「34人」選手が在籍しており、特別指定選手の橋本を含めると「35人」です。

2021シーズンは、レンタルされた伊東、国本を除き、ちょこちょこ橋本が出場するとして「33人」で戦っていくことになりますかね。




いやしかし、今年のレノファはいい意味でらしくない立ち回りを見せてくれましたね。

主力の流出はパウロだけに留め、新加入選手の大半が完全移籍となっています。

今まではスタメンの大半がレンタル選手だったのに…。


レンタルといえば、岸田が帰ってきましたね。

レノファのレンタルはベテラン選手に片道キップを持たせて行かせるイメージだったんですが、払拭されました。

今年は若手(伊東、国本)にいわゆる武者修行的な、ちゃんと往復キップを持たせるレンタルを行いました。



・主力の流出を抑えた

・完全移籍で選手を獲得

・若手をレンタルさせる


この3点からレノファは新しいフェーズに入ったのかなと感じました。

J2に留まりつつ、組織を強化していくフェーズからJ1昇格を目指していくフェーズといいましょうか。

1/8の渡邉監督の記者会見でのコメントも「2年でJ1を目指す」というものでしたし「現場が本気を見せる」というのも、まずフロントが我々に本気を見せてくれたのかなと。


やや人員過多に感じる選手編成ではありますが、個人的にはこれでいいと思います。

今後はユースからトップ昇格してくる選手が増えてくると予想してます。

そのトップ昇格した選手を武者修行レンタルさせられるだけの余裕を持つことがトップチームには必要となります。


レノファのスタメンで活躍する

個人昇格する

空いた穴を武者修行レンタルを終えた選手が埋める

一番上に戻る


というサイクルが出来そうな予兆を感じます。

そのための人員過多編成なのかなと。



霜田監督後に勝負に出ると予想してたとはいえ、あと5年後くらいにJ1目指すフェーズに入ると思っていたので今年から勝負を始めることに驚いていますが、とても楽しみです。

「夏に誰も移籍しないでくれぇ」と願いながら今シーズン応援しようと思います。

渡邉監督就任のお知らせ

躍り疲れたのでそろそろブログ書きまーす。




12月21日、ついに渡邉晋監督の就任が公式から発表されました。

この発表があるまでずいぶんヤキモキしたもんです…。

ピーター・ウタカが町田に移籍決定的! → やっぱり京都に残留です!

の報道がありましたからね。

サッカーに関する報道は公式が発表するまで鵜呑みにしてはいけない…。

改めてそう思ってましたから。

12月21日は最高の日になりました。





2019年度フリーだった監督の中でトップクラスの監督を連れてこれたのではないでしょうか。

まー、フリーだった監督全員は知らんけど…。

レノファは「よいフロント」が「よい選手」を連れてくる、という形までは出来ていて、後は「よい監督」を呼んでくるだけだと思ってたんですよ。

ついにラストピースはめられたわ~。





霜田監督は「よい監督」では無かったのか、なんですが。

これ、よくわからないんですよね。

昨日レノファから「強化・育成方針について」というのが発表されました。


https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=http://www.renofa.com/archives/69186/&ved=2ahUKEwjT0ceF3uLtAhVW_GEKHYAzAYcQFjAAegQIARAB&usg=AOvVaw1EU7KtwECCKwAd5uDxUe72&cshid=1608679525362


選手たちの霜田監督への感謝や、最終節後の社長のコメントを聞く限り現場はめちゃめちゃ霜田監督を評価してました。

やってるサッカーはぐちゃぐちゃのぐちゃだったわけですが、この「強化・育成方針」のどれかの項目を遵守してくれてたんですかね?

それともこの方針の作成に携わったのか?

くそつまらん未整備サッカーという我々に「見える」部分では残念な監督でしたが、方針という「見えない」部分では最高の監督だったということなんでしょうかね。

確か社長が「霜さんがレノファの下地(礎)を作ってくれた~」的なこと言ってたような気がするんですよ。

霜田監督が残した「見える」結果は年々尻すぼみとなって、今シーズンはついに最下位となってしまいましたが、おそらく霜田監督が残してくれた「見えない」業績が来シーズン以降花開いてくれるといいですね。

数年後に「今の我々があるのは霜田さんのおかげです」って言ってるパターン、あると思います。





さて、そんな感じでたぶん霜田監督が耕したであろうレノファ畑にやって来た渡邉監督。

ぜひ「強化・育成方針」にあった「レノファの流儀」の第1章「レノファのフットボール」を実らせてほしいですね。

(第2、3章はフロントの仕事だろうなーって思ってます)

前任者はおそらく耕せてたんでしょうが植えるもの間違えてたので。

年間失点数「74」はやべーっすよ。

開幕前までには渡邉監督のチーム作りに関するコメントが出るでしょうからそれを楽しみにしてます。

選手の移籍や契約更新・満了もまだ出きってませんしね。

どういう選手構成になるのかも含めて開幕までワクワクします。

霜田監督退任のお知らせ

結局「僕らのやりたいサッカー」とはなんだったのか…。





12月9日に霜田監督の退任が公式から発表されましたね。

今シーズン残り3試合なので霜田レノファが見れるのは後3回となりました。

降格がないシーズンとはいえ現在ぶっちぎり最下位ですからね。

とにかく「つまらない」試合内容かつ結果も最悪…と。

「また見たい!」と思える内容ながら結果だけが伴わず、ということでもないので妥当な人事だと思います。





結果に関しては正直どうでもいいと思ってます。

たった一つのミスや、相手選手の理不尽なゴール、誤審など勝敗には運の要素が絡むので割り切りやすいんですよ。






ただ内容よ…。

ビルドアップにしろ前プレスにしろもうちょっと何とかならんかったかな、と。

昨年からずっと未整備やん。

(2018年はDAZNに加入してないので知りません。)





アンカーがディフェンスラインに降りてくるビルドアップの形だけは出来てますが、そこから何も起きない。

前線が動いてスペースを作ったり使ったりは一切なし。

サイドの狭いところに逃げて逃げて奪われてカウンター。

たまに有効に機能しているのに何故か急に「通用しねぇ!」と感じてか前線への放り込みになる。

それはいいとして、放り込み先よ。

何故一番固い相手CBを背負ってるFWに放るのか。

相手CBとSBの間とか、いっそ相手SBに競り勝てる浮田側に放ってくれ、と。



前プレスは永遠の課題でしたね。

そもそも人数足りてない、スライドが間に合ってない、パスコースを切りながらプレス出来てない。

「前から積極的にボールを奪いたい」チームでありながら何故こうも未整備なのか。

イウリや小松といったワントップの選手が一人で相手CBを追い回してる悲しい風景。

思いましたね。

ながーーーーーい距離を突っ走って相手GKに無謀にプレスを掛けに行くレノファの選手を見て


あっ、このチーム弱いわ


と。





「失点にフォーカスして、全部引く、全部蹴るといったことはしない」

といったコメントもありましたが、フォーカスしなさすぎなんですよね。

今シーズン現在第39節まで終わって69失点ですよ。

ファッ?! 69?!

これもう運とか関係なく戦術がクレイジーしてるよって証左でしょうに。

で、失点にフォーカスせず試合に応じて修正もせずに攻撃した結果得点に関しては41と割りと普通。

攻撃サッカーしたいのは分かるんですけど、もうちょっと、こう、バランスよくならんもんかなと。


攻撃する前に大炎上して選手の心折れてるのを見て「また見たい!」となるのか…。


選手の入れ替わりが激しく、今シーズンはコロナで過密日程となり戦術の落とし込みが難しいのは理解できますが、それにしてもって感じです。



個人的にはこの悪夢のような未整備サッカーに終止符が打たれてホッとしたんですが、公式のツイートへのリプライを見る限り霜田監督続投派の方々もいらっしゃるようで。

確かにゴール後に選手たちが霜田監督に抱きつきに行ったりと慕われていたり尊敬されていたりと、求心力は高い監督だとは思います。

実際そういうシーンを見るとこっちまで嬉しくなったりするんですよ。

でも、ねー…。

さすがにこの未整備サッカーを来年も見るのはちょっとご勘弁を…なわけです。

「監督だけ責任を取って社長やGMは責任取らないのか」といった意見もありましたが、むしろフロントはよくやってたと思うんですよ。

経営の3本柱である育成、強化、財政の内、大黒柱である「育成」に力を入れてるのは夏にモリっとユースの二種登録を増やしたことでも伝わりますし、レノファにやってくる大卒ルーキーはほぼ当ててますし、しっかり移籍させて財政を支えてるわけで。

結果選手の入れ替わり激しいですが、毎年選手のクオリティーは一定水準以上になるように獲得もしてるんですよ。

山下、三幸、前、菊池といった主力は個人昇格しましたが、その代わりイウリ、小松、森、浮田、村田、ヘニキ、安在、武岡、菊地、サンドロといった選手たちが加入してるんです。

冷静に見てこれ最下位になりうる選手層か?

と思うわけです。

でもなっちゃったわけです。

これだけの選手集めてフロントが非難されるのは妥当なのか?と思っちゃいますね。

せっかくの贅沢な素材(過去のレノファ比、J2で屈指とは思わないですが)をうまいこと調理できなかったのは現場では?と思っちゃうんですよ。

イウリや小松は無駄走りさせられ、森と川井は使いたいレーン被ってるまま起用されてるし、高井はサイドのディフェンスを最後まで仕込めてもらってないし、池上は自他ともに認めるキャプテンなのか分かりませんし、高はサイドに散らすパスを指導されてないし、ヘニキは何故かCBやってるし、楠本は行方不明。

起用もシステムもバラバラと。

なんでチャーハンの隣にカルボナーラがあるねん。

と。

今シーズン仮にフロントが非難されるなら、説明不足な部分が多々あったことくらいかなと思います。

やってる選手編成はとてもワクワクするものなので、そろそろ監督人事にも力を入れてみてほしいところ。

2021年は降格枠が4つ、2022年は降格枠こそ2つですが、J1級のチームが4チームもあるというシーズンになります。

J3に落ちたくないレノファとしてはこの2年が正念場です。

手堅く行くなら大宮を満了になった高木監督。

ロマンを追うなら元京都の中田監督。

ガチャるなら外人の監督。

かなと思ってたんですが、「元仙台の渡邉晋監督がレノファ山口に就任濃厚」との記事が出ましたね。

これ本当なら一日踊れるわ。

詳しくは12月20日でしたっけ?に新体制が発表されるのでそれまでドキドキが止まらないっすね。





ちょっと話を戻しまして。

霜田監督ご本人は現場に強い意欲がある方のようですし、レノファ以外で指揮を取る姿も正直めっちゃ見たいです。

J2最下位のチームの監督にオファーってあるんですかね?

FC今治の監督に就任したら熱いですね。

岡田さんと日本サッカーの改革やっ!てJ2に乗り込んできたら最高なんですが。


いずれにしろ霜田レノファはあと3試合。

39節北九州戦で見せたゴリゴリのカウンターサッカーこそが僕らのやりたいサッカーだったのか、今までのビルドアップ型のサッカーが僕らのやりたいサッカーだったのか。

見納めです。

ものすごく上手くなったとは思いますが強くはないチーム

19節で水戸にボコられてから一週間。

チームに一体何が起きたのかは全く分かりませんが、20節東京ヴェルディ戦から明らかに内容が良くなりました。

単純にレギュラーメンバーの足元の技術が見違えるほど上達したのもあると思いますが、個人的に見てて改善された部分と、それをまとめた上で感じる霜田レノファの限界点を書いていこうと思います。





1. 【縦に早くなった】

2. 【クロスの際にPA内に3、4人が入るようになった】

3. 【スタメンメンバー(コアメンバー)でしか勝てない】

4. 【上手くはなるけど勝てないチームマネジメント】





1. 【縦に早くなった】


まずは改善されたと感じる部分からです。

以前は何だかよく分からないモタモタしたビルドアップからサイドの狭い空間でボールを繋いで奪われてカウンター喰らって失点。

というのが霜田レノファのテンプレというか様式美でした。

しかし、イウリのケガで小松が安定してスタメンに入るようになったからか、変にビルドアップに拘らず縦にポンと素早く蹴るようになりました。

結果、シンプルに相手陣地の深い位置までボールを置けるようになったので、ディフェンスラインも高く出来るようになり、課題だった失点数も減り始めました。

(最近はまた大炎上してますが)

そもそもビルドアップが得意ではないメンバー(真鍋、ヘニキ)をセンターバックで起用してるわけですから、このシンプルに縦ポンはとても良い改善でした。




2. 【クロスの際にPA内に3、4人が入るようになった】


劇的に改善された部分がこれかなと。

昨年からクロスを上げるためにサイドに人を集めすぎて、いざクロスを上げられるタイミングでペナルティエリア内に誰もいない、という謎の問題が解決されました。

ダラダラビルドアップせずにシンプルに縦ポンしてるのでサイドに寄りすぎず、中央に向かえる選手が増えたのが要因でしょうか。

細かく見てないのでよく分かりませんが、19節以降少ないチャンスをモノに出来てるのはこの構図が出来上がったからかなと思います。

(運の要素もかなりあったとは思いますが)




3. 【スタメンメンバー(コアメンバー)でしか勝てない】


まー、まだ小松がスタメンになって以降、疲れていなければ前からのプレスが嵌まったり、前から行くか、一旦引くかの基準が出来てディフェンスが安定しだした。

とか、まだ色々あるとは思いますが、ここからは課題だと感じる部分を書いていきます。


このチーム、今更ですが、選手に合わせた戦術は組まないんですよね。

監督がやりたい(理想とする、出来れば上手くなり勝てる、としている)サッカー以外の選択肢が無いんですよね。


監督がやりたいサッカー以外の選択肢がありませんからね。

「霜田監督のスタイルに合わない=試合に出れない」

という構図になってしまったわけです。

結果スタメンとベンチの実力格差が凄まじく開いてしまったように見えます。

(選手の質というより、単純に霜田レノファの戦術に合わないからどうにもならない)

この過密日程でありながらほぼ固定メンバーで回してました。

初戦はめちゃ強いですが、5連戦の2~5試合目、特に5試合目になると見るも無惨な出来になっていくのが新たなテンプレになっていってましたね。

(真鍋、高、浮田、高井辺りは露骨にパフォーマンスが落ちますね。池上くらいじゃないですか。ずっとパフォーマンス高いの)


とはいえ、最近はようやくスタメンメンバー以外の選手も起用するようになりました。

ケガの情報や、それに伴うチームの台所事情が分からないので何とも言えないですが、武岡のボランチ起用とか割りと意味不明なコンバートがあったりしてますが、まー、流石にもう昇格は現実的ではないですし、降格もないので「色々選手を使ってみる」という一点のみで考えた場合、良いマネジメントなのではないでしょうか。

スタメンメンバー(コアメンバー)以外の選手も切り捨てずに戦力化していく姿勢は素晴らしいと思いますしね。




4. 【上手くはなるけど勝てないチームマネジメント】


試合内容は改善されてきてますし、課題にも取り組んで克服しようとする姿勢も見てとれますし、素晴らしいとは思うんですが、それでもやっぱり「勝てない」んですよ。このチームでは。

開幕後や、再開後と比較して、選手達はバチくそ上手くなったと見てて思います。

が、ではプレーオフ(今年は無いですが)や昇格を目指せるチームに仕上げてきてるか?という視点で見れば全くそうなってないんですよね。

ただ選手一人一人が上達してるだけでチームとしての上積みがほぼ無い。

ハイプレスを志向してるチームなのに小松が居なくなると途端に機能しなくなります。

チームの出来が選手の質に依存してる感じでしょうか。

「上手いやつ11人ピッチに立たせれば勝てるよね」止まりな印象を受けるんですよね。

とはいえ現状のレノファではここまでが限界なのかなと思います。


昨日の徳島戦で、全く嵌まらない前プレスを諦めない姿勢、続けたことで失点したシーンを見て「霜田監督ではプレーオフ、昇格は無理や」と感じました。


チームとしての勝ち負けを基準に考えるならあり得ないですが、選手個人のスキルアップためならしょうがない。


って感じるマネジメントでした。


以前はその意味不明な姿勢にくそほどイライラしてたんですが、最近は、まー、どうでもよくなりました。

興味が無くなったわけではなく、やっと「勝敗」が気にならなくなったんですよね。

霜田監督は「勝てる監督」ではないですし、別に何がなんでも勝とうとしてなかったですしね。

それに漠然と確証もなく思いますが、高卒組の起や国本、ユース組の伊東や河野が主力になり始めた、あるいは売れ始めたらレノファは昇格にむけて勝負するんじゃないかなと見てるんですよね。

で、その時の監督は絶対に霜田さんではないわけで。

レノファは昇格に向けた勝負のフェーズにまだ入ってないんじゃないかなーと。

クラブ経営のことはよく分かりませんが、明らかに選手ファースト(チームの結果は最優先ではない、J3に降格さえしなければよい)で運営してますしね。

ブランディングガンバってるフェーズなんじゃないですか。

レノファに行けばJ1のチームに行ける、レノファの選手は質が高い、と選手側とクラブ側に印象付ける段階といいましょうか。


どのタイミングでレノファが勝負してきますかね。

まだ勝負を掛けないにしても、霜田監督のサッカーはちょっと食傷気味なので替えてみてほしいですがね。

昨年京都で指揮を取ってた中田一三さんはどうでしょうかね。

基本的に4-3-3と3-4-3を使い分けた方らしいですし、レノファのユースは4-3-3を基調に試合してるみたいですし、数年後には4-3-3に慣れたユース選手主体にチームを構成しそうと考えればピッタリなんじゃないかなと思うんですがね。

霜田監督にとって「16節」というのは何らかの目安なのか?

現状の霜田レノファについて特に書くことはない、と転換点らしきものがあるまでは記事を書くつもりはなかったんですが、昨日の第16節でついに「3-4-2-1」を採用したのでその感想を書きたいと思います。

試合は1回しか見てないので感想です。考察やら分析ではないです。




昨シーズンも16節で3-4-2-1を採用し、今シーズンも16節で3-4-2-1。

霜田監督にとって「16節」というのはターニングポイントか何かなんでしょうかね。

ここまでは試す、結果次第で切り換える、のような。

個人的には勝負するなら修正するのが遅すぎる、と感じますが、育成主体の霜田レノファを鑑みればしょうがないのかなーと。

降格ないシーズンでありながらある程度修正する意思があった点を喜びたいです。

(てっきり「僕らのサッカー」を押し通すと思ってました)




16節も掛けてようやく修正を始めましたが、それでも何だかな~と感じる点が多いのでいくつかのポイントに分けて書こうと思います。




1. 【相変わらず「縦に遅い」】

2. 【「育成主体」は変わってない】

3. 【時代遅れに感じる】

4. 【今後も】




1. 【相変わらず「縦に遅い」】


今節モンテディオ山形戦の結果は、今シーズン初となる0-0のスコアだったわけですが


「システムを変えたことで守れたわけではないと思います。」

「常に攻撃的に戦いたいと思っているし、今日も守備的に戦ったわけではありません。」

「攻撃的なチャンスをもっとつくりたいし、ボールをもっと繋ぎたいです。それをやるにはまだ技術や力が足りないので、一歩ずつ登っていきたいと思います。」


と霜田監督はコメントしてますね。

今までと違い5バックで中央を閉めるやり方で守っておきながら「システム変更で守れたわけではない」というのは謎です。

まー、それはどうでもいいんです。

むしろ攻撃面に問題点を感じます。

相変わらず細かくボールを繋ぎたがる弊害で被カウンターを喰らいすぎです。

せっかくイウリ、浮田の前線で、左にパウロが居て、後ろに吉満と楠本がいるのにサイドや中盤の低い位置経由でゆったり進むせいで得点の気配がしません。

しかも相手がプレスで嵌めてきてるのに強引に通そうとするので、まー、繋がらない。

サイドも中央も狙われてるんですよ。

そのステップ飛ばせばいいのに、と思います。

相手のプレスを無効化するほどのビルドアップは難しいです。

J1の上位チームでも、ヨーロッパの強豪チームでも嵌められれば厳しいです。

素直にイウリ、浮田に蹴るか、前線のスペースに蹴ればいいのにと感じます。

高とヘナンをボランチで起用してるわけですから後ろで細かく繋ぐよりも相手陣地でプレーさせる時間を増やせばいいのにとモヤモヤします。

霜田監督のスタイル的に、なかなかこの「縦に遅い」は解決出来なさそうですね。





2. 【「育成主体」は変わってない】


フォーメーションを変えはしましたが、やたらビルドアップしたがったりしてるので、勝つために大きく修正したとは言えないですね。

選手配置がぐちゃぐちゃであったり、選手に合ったシステムを組んでないので、相変わらず「出来たらいいな」「出来るようになったらいいな」で選手を起用してるので未だに育成>勝利の構図は変わってように感じます。





3. 【時代遅れに感じる】


先日バルセロナに所属しているビダルが興味深いコメントをしてました。


https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b26627e83e4ffa3a7e0ab8372e742c473dbc47&ved=2ahUKEwiqps6Di8zrAhXP62EKHeXvDToQFjABegQIBBAC&usg=AOvVaw3FJWVpWBWRUcKjyK4Ik5YA&cshid=1599107134091


サッカーは時代によって最適が異なります。

最近は特にその変化のスピードが早まってきてるように思います。

スタイルに縛られるよりも、早々に自チームの最適を見つけられたチームがリーグやカップ戦を勝ち抜いてるように見えます。

世界最高峰の舞台でプレーしている選手はその変化に身を持って気づいてるのかなと。

(まー、ビダルの意見が全てではないですが)

霜田監督は「レノファのサッカーを根付かせたい」といったコメントをよく残しますが、それ、遅れてませんかね。

世界最高峰のヨーロッパのリーグと極東の二部リーグではまた価値観は違うと思いますが、不安には感じます。


「一つずつ目の前の勝点を取りながら、内容のあるレノファらしいサッカーを続けていきたいと思います。」


霜田監督のコメントです。

現在のサッカー環境を考えればあまりにも悠長だな、と。




4. 【今後も】


結局変わったのはフォーメーションだけだよねってことで、今後も特に書くとこはないのでしばらくは記事を書かないと思います。

必要なのはスタイルの構築ではなく勝利、育成ではなく勝利。

せめて勝ちにいくような姿勢が感じられたらまた書くと思います。




正しく選手が起用され、勝ちにいくためのシステムが組めてる日が来ることを願ってます。

(霜田監督在任中は厳しいでしょうが、ながーい目で見てます)

【第15節 home ツエーゲン金沢戦】 本当に何も変わらなかった

【結果】


1-3


【得点者】


レノファ

64. 浮田


ツエーゲン

36. 加藤

45. 加藤

55. 杉浦




まー、勝負の土俵に立ってないチームですからね。

負けても感情が動かなくなりました。

もうさすがに霜田体制は詰んでると確信しました。




1. 【いつも通りやっていつも通り負ける】

2. 【ということで】

3. 【今後は】




1. 【いつも通りやっていつも通り負ける】


霜田監督のコメントを見るにもうこのチームは勝てないでしょう。

これだけ内容も悪く結果も出てないのに育成>勝利の姿勢を改めようとしないんですもの。

ピッチ上の問題をずーっと放置して修正しませんしね。

修正したとしても「そこじゃない」なんですよ。

負けたら「そりゃそうでしょ」勝ったら「運が良かったね」にしかならない。

詰みです。




2. 【ということで】


霜田レノファに何の魅力も感じません。

毎回、

「なんでそんな采配なの」

「霜田監督が勝とうとしないからや」

「その姿勢も変わらないよね~」

「なんでそんな監督と契約延長しちゃったんだろうね~」

くらいしか書くことないんですよね。現状。

なので霜田さんがレノファの監督をやっている間は、レノファの記事を書くのを一旦やめようと思います。




3. 【今後は】


レノファの試合自体は見続けようと思ってますので、もし何かしらの転換点のようなものを感じたら再開しようと思います。

または他のチームの試合を見て書きたいと感じたことがあればちょこちょこ書いていきたいなと思ってます。





それでは~。

ツエーゲン金沢戦前

レノファの公式Twitterから、リーグ戦残り28試合をどう戦うかについて霜田監督がコメントしている動画がツイートされてました。

金沢うんぬんの前に、このコメントを見て思ったことを先に書きます。




1. 【この監督では「勝てない」】

2. 【現実的な戦い方とはなにか】

3. 【戦略面と戦術面にズレを感じるが、、、】

4. 【応援の仕方が分からない】




1. 【この監督では「勝てない」】


結論から書くとこうなります。

これに関してはいまさら驚きはないですが、やはり残念には感じます。

目の前の試合ではなく、将来。

選手の成長やレノファらしさを構築することを優先しているので、そもそも勝負の土俵にすら立ってないんですよね。

そりゃ最下位ですわ。

「(選手の成長、レノファらしさの構築に関して)1位にいようが最下位にいようが変わらずに続けていきたい」

ってコメントしてましたけど、1位の立場でそれを言え、と突っ込みたいですね。

ガチで勝負捨ててるんだなー、と。




2. 【現実的な戦い方とはなにか】


霜田監督の言う現実的な戦い方とは、

「全部蹴ってしまう」

「全部引いてしまう」

ということらしいです。

まー、ざっくり説明してるんでこういう言い方になるんでしょうがね。

「勝ち点をいかにして得るか」というリーグ戦において、「全部蹴る、全部引く」ことくらいしか現実的な戦い方がないのかー、とガックリきます。

試合の日程や対戦相手、自チームの状況や試合の流れを考えることもなく、ショートパス特攻戦術。

「全部蹴って、全部引く」のと同じくらい思考停止してる状態となんら変わらないと思いますが、勝負を捨てて、選手の成長とレノファらしさを構築するためには仕方ないと割りきるしかないんですかね。




3. 【戦略面と戦術面でズレを感じるが、、、】


戦略(編成)と戦術(采配)の話です。

「育成型クラブ」として舵を切ってるレノファですが、菊地やサンドロ、武岡やヘニキといった実績組(ベテラン)もしっかり補強してます。

J3に落ちないための保険か、と思えなくもないですが、結果普通に昇格(例年通りなら6位以内)を狙える陣容にはなってます。

「昇格」というワードをチームスローガンに入れてますし、クラブとしては勝負を捨ててまで育成に振り切ってるとは思えないんですよね。

だからこそ戦術(采配)が謎なんですよ。


レノファのコンセプトに、

「レノファに行けば成長出来る」

「レノファに行きたい」

「そう選手に思ってもらえるクラブを目指す」

というものがあります。

このコンセプトがクラブと監督の間でズレちゃってるように感じます。

クラブは育成目指しつつ上位を狙える陣容を用意しました。

ところが、監督が勝負を捨てて育成に全振りしてる。

(まー、個人的にはショートパスでしか崩そうとしない選択肢の狭いサッカーをやってて「育成」とは言えないんじゃない?って思いますがね)

この辺り、両者どのように「育成」というものを捉えているか意志疎通出来てるんですかね。

とはいえ、この人に3年間も監督を任せてるってことは、クラブも勝負を捨てて育成を取る姿勢(やり方)を支持してるってことなんでしょうけどね。




4. 【応援の仕方が分からない】


勝負を捨てて育成を取る。

こんな姿勢のクラブをどう応援したものか。

監督の「僕らのサッカー」が仮に完成したとしても、多分勝てないんですよね。

采配がガタガタだからです。


一時的にとはいえ、

・ヘナンを右サイドバックに置いたり

パウロを左サイドバックに置いたり

後半負けてる状況で、相手を押し込めているのに、

・ヘニキをCBから移動させなかったり

点を取るための交代策が

ディフェンダー削ってフォワード入れる

くらいしかないんですよね。


「ハイプレス・ショートパス型」のサッカーが通じなければもうお手上げ、負けたら「技術、メンタルが足りない」で「練習するしかありません」となる。

結局勝つためにサッカーしてないですし、勝つための策もない。

厳しいです。

もうせっかくならオリンピック世代の選手レンタルしまくるくらいやってくれたら面白いんですがね。





と、まー、かなりガックリ来てます。

完成しないであろう「僕らのサッカー」に固執してますし、仮に完成しても過去の采配を見るに昇格争いは出来ないだろうということが見えてきちゃったわけで。

どういうモチベーションで今シーズンのレノファのサッカーを見ればいいのか迷ってます。




一応金沢の印象についても書き残しておきます。

前節ジュビロ相手に6失点してましたが、普通に強いチームだと思います。(レノファ比)

前プレス志向のチームで、すげー上手いとは感じませんでしたが、レノファよりは質が高いと思います。

(前述の流れでレノファを腐してるように感じるかもしれませんが、普通にそう思いました)

群馬、町田よりも遥かに前プレスしてくることが予想されますので、山田、ヘニキを加えてビルドアップするようなら、いずれボールを奪われるでしょうね。

多分苦しくなってボールを前線に蹴っ飛ばすシーンが増えると思います。

しかし、金沢のビルドアップ隊はプレス耐性が高くありません。

金沢とレノファって割りと似てるんですよね。

ハイプレス志向で、弱点もハイプレス。

なので前プレス合戦になって運が良かった方が勝つんじゃないですかね。

セットプレーが弱すぎるレノファの方が不利かな、くらいの塩梅な気がします。




現在最下位ですし、一週間空きましたので、そろそろ3-4-2-1やるかな~って予想してるんですがね。

今年は降格ないですし、「このまま続けていくしかない」って監督がコメントしてるんでやらないですかね。

本当になにも変えなかったら、いよいよ今シーズンのレノファをどう見ていいか迷うので困るんですが。