「レノファ山口FC」とかいう「面白い経験」をして試行錯誤の末「結果」が出そうなクラブ。来年からが勝負。

最近ね。

 

豆苗育ててんスよ。

 

ほら。

 

スーパーとか八百屋に売ってるっしょ?

 

100円くらいで買える豆苗。

 

あれね。

 

切るとき種の上を切って、その後なんか適当な容器に入れて種に当たらない程度に水あげて日に当てとくと、育ってまた食えるようになるんですよ。

 

我が家では嫁がそのことを知って以降、定期的に夫婦で水をあげて豆苗を育ててんですけど、なんかね。

 

 

その豆苗、やけに左曲がりに育つんですよ。

 

 

でね。

 

その豆苗を見た嫁がさ。

 

 

「まるでおめぇのみたいだな!」

 

 

ってケラケラ笑うんですわ。

 

 

「か、飼い主に似るのかな?」

 

 

って震えて答えた私。

 

 

-え?いたたまれなくなくない?

 

 

どーも。

食べるために育ててる豆苗に食欲が沸いてこない最近の私デス。

 

 

「”左曲がり”とか何のこと?」とか思ってるそこの無垢なるあなた。

 

それはね。

 

 

「”チ”で始まって”コ”で終わる3文字のモノ」やぁ!

 

 

ちなみに”チ”と”コ”の間には”ン”が入るぞ!!!

 

 

「あれ?買った時より立派じゃね?」ってくらいに左曲がりに育った我が分身のような豆苗を、切って、焼いて、食えるか?って言うと、私のお股がヒュン・・・。

 

ってなるから、何とも言えない感情で左曲がり豆苗を見てます、という近況方向でした。

 

 

ご静聴あざます。

はい、解散。

 

 

 

 

で、終わらないよ?

 

はい、みんな~。

 

集合~。

 

男子ぃ~~~集まって~~~。

 

 

 

 

前回の記事を書いて以降、やけに「データ」を眺めるのが楽しくなってですね。

最近仕事の合間とか、移動時間中とかにポケ~っと「データ」を見れるサイトをサーフィンしてるんですよ。

 

でね。

サーフィン中にフと気になったことがあったんですよ。

 

 

-2018年以降”スタッツ”がおかしくね?

 

 

っていう。

 

 

私、最近、気になったことを知りたいがために過去のレノファの監督さんたちのコメントや、フロント陣のコメントを読み漁ったんですけど、その結果。

 

 

・「レノファ山口FC」の基礎は「2018年の霜田サッカー」。

 

・それを変えるつもりはない。

 

・「霜田サッカー」の”継続と発展”で「J1昇格」を目指すクラブ。

 

 

レノファっていうクラブはこういう主義を持ってるクラブなんだと認識が改まったんですよ。

 

これは当時のレノファの社長であるジャンボが

 

 

「霜田監督には2018シーズンはこれまでの最高位である8位へと導いてくれただけでなく、育成、アカデミーまでが一貫したプレーモデルのもとでサッカーをしていく「レノファのサッカー」の基礎を築いてくれました。」

 

「私たち、レノファ山口は霜田監督とともにこれまで築いてきたものを壊すつもりはありません。」

 

「ここから先は私たちの手で積み重ね、レノファ山口の歩みを進めていかなくてはいけません。」

 

「レノファのサッカーで必ずJ1昇格を果たし、山口県の皆様の誇りとなるクラブを築いていきます。」

 

 

と発言していることからも間違いないと思うんですよ。

 

 

ほんで、塾長後に「レノファのサッカーでJ1昇格」を目指すに当たってジャンボのお眼鏡にかなったのが、渡邉監督。

 

が、その渡邉監督がシーズン途中に「本人の申し出」で退任。

 

その後緊急登板でマウンドに上がったのが名塚監督。

 

この一連の流れにジャンボは

 

 

「結果的に我々が目指すサッカーに戻り、残留を果たした。」

 

 

とコメントしており

 

 

「来シーズンはもっと精度を上げて、引いて守らずボールを奪いに行く、レノファのサッカーを表現してほしい。」

 

 

と名塚監督続投の理由を明かしてくれました。

 

 

名塚監督はジャンボ体制下と新社長の小山体制下で「契約更新」を決断されたわけですが、ジャンボが「我々が目指すサッカー(2018年霜田サッカー)に戻った」と評価した名塚監督を、新体制下でも変わらず評価した、ってことで、これってつまり今後もレノファは「”2018年霜田サッカー”を追求していきますよ」っていう意思表示なんじゃないかと思うわけです。

 

 

小山体制でもジャンボの意思・・・”Jの意志”は継がれていくのだ!

 

 

と、まぁ、私は今後こんな風にレノファを見ることにしたんで、レノファの2018年を「レノファ元年」あるいは「紀元(2018年)前・後」としてるんですよ。

 

で、その観点からすると

 

 

-2018年以降”スタッツ”がおかしくね?

 

 

になるんですよね。

 

 

レノファの2018年以降の各年度ごとのチームスタッツを見るに

 

 

”栄光の2018年”

 

”継続の意思は感じた2019年”

 

”大崩壊の2020年”

 

”なんか方向性がズレ始めた2021年”

 

”試行錯誤の末希望が見えて来た2022年”

 

 

ザッとこんな感じの印象を私は受けました。

 

 

まず、前回もちょろっと書きましたが、おさらいとして「レノファのサッカー」の基礎たる「2018年霜田サッカー」の特徴は

 

 

・リーグ屈指の攻撃力(攻撃回数2位 シュート数1位 ゴール数3位)

 

・攻撃方法は「ショートカウンター」(自・敵陣ポゼッション率50%以下)と「クロス」(クロス数1位)

 

・「ショートカウンター」を支えた「(ボール)奪取」(奪取1位)

 

・リーグ屈指の脆い守備力(被攻撃回数、被シュート、被ゴール、被成功率が軒並み最下位付近)

 

 

でした。

 

 

塾長による「極端」を意識したブランディングにより生まれた「とにかく突っ込んでけプレス」の功罪が攻守に如実に現れてる印象ですな。

 

「極端」にボールを奪いにいく結果、そこから「ショートカウンター」に行って最大限の恩恵を受け取れた時もあれば(リーグ屈指の攻撃力)、奪い切れずデメリットがクローズアップされた時もあった(リーグ屈指の脆い守備力)と、こんな感じだったんでしょうかね。

 

 

まぁ、なんにせよ、ジャンボが脳汁ドバドバ出た、つい「レノファの基礎」にまでしちゃった、愛して止まない「レノファのサッカー」こと「2018年霜田サッカー」とは「極端」だったんですよ。

 

 

攻撃で最上位、守備で最下位付近を記録させるほどの「極端」。

 

凄まじいですなぁ・・・。

 

これってどう考えても簡単なことではないと思うんですけど。

 

塾長・・・頑張ってたんやね・・・。

 

 

 

 

そんなこんなあって、2020年には最下位を記録してしまうほど大崩壊してしまった「レノファのサッカー」。

 

実際には「データ」を見る限りではありますが、大崩壊の音は前年の2019年からチンチロ鳴ってたような印象を受けたんですよ。

 

 

私ね。

 

「レノファのサッカー」こと「2018年霜田サッカー」の大根本って

 

 

・ボールを奪う

 

ショートカウンター

 

・クロス

 

・シュート回数

 

 

だと思うんですよ。

 

 

ボールを奪って(リーグ1位)、手数を掛けずに(自・敵陣ポゼッション率50%以下)クロス(リーグ1位)に行って、なんとかシュート(シュート本数1位)。

 

 

要は

 

 

奪え!走れ!上げろ!打て!

 

 

っていうのが「レノファのサッカー」なんじゃないの?と。

 

ジャンボも

 

 

「レノファのサッカーは「攻撃的」と言われるが、見方によっては高い位置でボールを奪ってゴールに直結するカウンターのサッカー。」

 

 

ってコメントしてましたし、このクラブのサッカーの幹、大根本、全ての始まりは

 

 

-「ショートカウンター」でしょう?

 

 

ショートカウンター」を実現させるためにはどうすればいいか?というのが「レノファ山口FC」のサッカーの全て。

 

 

そんな観点で「レノファのサッカー」を遡ってみたんですけど、2019年って「志は継いでるけど選手起用がおかしい」っていう印象なんですよね。

 

 

2019年は「(ボール)奪取」が4位、自・敵陣ポゼッション率50%以下で「ショートカウンター」多め、「クロス」も前年に迫る2位、シュート回数も2位。

 

 

何かの項目が決定的に数字を落としたわけではないですが、それでもほんのわずかなスタッツの減少の積み重ねが、前年8位、2019年15位、という結果に繋がったのかなぁ、と、そんな印象を受けました。

 

 

ただ、チームとして「2018年の方向性で」という指針は感じましたし、そこに迫るスタッツを残せはしたと思うんですが、やはり惜しい、というか、もったいなかった、というか、謎、というか、塾長のクソ采配・・・とは言い切りませんが、この年、なんで「宮代に賭けた」んでしょうかね?

 

先ほど「2019年は選手起用がおかしい」って書きましたけど、この年、CFにはバケモノ級の山下がいたんですよ。

 

2018年はCH(インサイドハーフ?)での出場が多かった山下ですが、出場時間こそ短かったものの、この年に残した山下のスタッツ、結構エグイです。

 

ワンタッチシュート、ヘディングシュートが多く、自・敵陣問わず空中戦に強い、起用されたポジションが違うのでこの比較に意味は無いのかもですが、「2018年のオナイウ」に最も迫れていたのは「2018年の山下」です。

 

その山下を、何故2019年オナイウの代わりにCFで起用しなかったんでしょうねぇ。

 

山下、2019年は左サイド(ウイング)で最も多く起用されてます。

この年山下は11G決めてまして、その内5得点をこの左サイドで決めてます。

CFとしては分かる範囲で4得点なので、一概に山下の左サイド起用を叩くことは出来ないのかもですが、山下が左サイドで残したスタッツって「2018年霜田サッカー」の「左サイド(ウイング)」を鑑みれば、求めたい数字ではなかったと思うんですよ。

 

 

「2018年霜田サッカー」において最も「左サイド(ウイング)」で起用されたのが大ちゃんこと高木大輔

 

この年に大ちゃんが残したスタッツは、もの凄く大体「今年の沼田」。

 

「2018年霜田サッカー」における「3トップ」の「ウイング」には「クロス」を求めたいはずで、「2018年の大ちゃん」も「今年の沼田」も「クロスチャンス数」と「クロス本数」が優れてます。

 

対して山下はこの二つの項目が悪いです。

 

「クロスチャンス数」に関しては「2018年の大ちゃん」に遠く及ばず、「クロス本数」に至っては最早「上げて無いのと一緒」くらいの数字。

 

この「中央で起用すれば”2018年のオナイウ”に迫るであろうスタッツを残せた”かもしれない”」山下を、「霜田サッカー」に沿わない「左サイド」で起用し続けたのは(12試合先発。ちなみに高井さんがこの年16先発してるんですが、高井さんの方が「霜田サッカーの左サイド」に沿うスタッツを残してます)本当に謎です。

 

 

2019年にCFとして最多出場したのが宮代。

宮代が山下を「霜田サッカーの左サイド」に沿わなくとも起用せざるを得ないほどの成績・スタッツを残したかというと、全然そんなことは無かったんですよね。

 

 

この年に宮代が残した成績が「17先発で2G2A」。

 

スタッツを見ても「2018年のオナイウ」に遠く及ばないんですよ。

 

 

とても山下をサイドに回してでも起用したくなるような選手だとは思えないんですよね。

 

いや。

 

宮代を腐す意図は無いんです。

 

単純に「2018年のオナイウ」に迫れる確率が高いのは「山下>宮代」だったんじゃね?と言いたいだけです。

 

 

他にも2019年には「2018年の小野瀬」に迫れていた田中パウロ淳一という選手がいたんですが、この選手、何故か13先発に留まってるんですよね。

 

この年のパウロは小野瀬に比べて守備のスタッツこそかなり劣りますが、攻撃の面では比肩し得ていましたし、なんなら「パス」に関しては小野瀬を上回っていたんですよ。

 

2018年との比較で2019年は「(ボール)奪取」に優れた中盤の選手たちが多かったので、そういった選手たちにパウロの肩代わりをお願いすれば応えてくれたんじゃないか、なんて思っちゃうのよねぇ・・・。

 

2018年はチームとして「(ボール)奪取」リーグ1位を記録してますが、2019年はその年の中盤よりも「奪取」に優れた選手が多かったんスよ。

 

「2018年の三幸」「2018年の佐藤健太郎」ほどの選手は流石にいませんでしたが、それでも三幸(2019年も結構バケモノ)、高、吉濱(意外にも「奪取」能力高いです)、佐々木(悪くはない)、小野原がいましたからね。

 

システム変更で中盤に高井さん、池上、山下が起用される機会が増えましたが、彼らではなく上に挙げた選手たちをもっと起用して「パウロの補助」「”奪取”をもっと増やす」なんて取り組みがあっても良かったんじゃないかなぁ、って。

 

 

 

 

まぁ、全て「今更」なんですがね。

 

スタッツだけを見れば素晴らしい選手でも、なんか塾長の意にそぐわない態度や言動を取って「レノファのサッカー」に「ふさわしくない」と判断された可能性はありますし、コンディション不良やリリースされないサイレント負傷もあったのかもですしね。

 

とはいえ、この年の「何故?」と疑問に残るような「選手起用」が、後の2020年の大崩壊に繋がった感は否めんのです。

 

 

 

 

2020年、最下位を記録し、「レノファのサッカー」の真髄でもある「ショートカウンター」は完全に鳴りを潜め、その原因でもある「(ボール)奪取」の激減(リーグ15位)を招いた理由。

 

 

-その理由は「これだ!」

 

 

って言える決定的なモノがあれば良かったんですけどねぇ・・・。

 

特に無いんですよ。

 

2018年をピークに年々「”4-1-2-3”」から「”4-2-3-1”」の布陣が増え、2020年シーズンは2019年と比べて圧倒的に「”4-2-3-1”」使用回数が増えたわけですが、これ、なんか関係あるんかいな?

 

強いて言うなら「ボールを奪う位置が低くなっちゃったのかなぁ」ってことでしょうか?

 

「”4-2-3-1”」は「”4-1-2-3”」より「プレス」における前線の人数が少ないですしおすし。

 

まぁ、確信は全然無いですが、2020年は、自陣ポジションの数値が霜田体制下で初めて50を超えてるんで、こう思ったわけです。

 

 

後、2018年をピークに年々「中央攻撃」が減少しており、2020年は30を切ってましたが(2018年は70を超えてます)、その分「両サイドからの攻撃」が増えてたんですよ。

 

 

が。

 

 

「レノファのサッカー」は”奪え!走れ!上げろ!打て!”までが真髄だと思うんですけど、この「上げろ!」も激減してるんですよね。

 

「クロス(本数)」がリーグ11位にまで大きく後退しちゃってました。

 

 

18年は小野瀬、19年は多く起用されることはありませんでしたがパウロ、こういった選手が「ドリブルチャンス」「クロスチャンス」でレノファの「クロス」に大きく貢献してくれてましたが、20年はいなかったんですよ。

 

20年にレノファの「ウイング」で最も多く起用されたのは「左・高井さん」「右・浮田」です。

 

「左・高井さん」は「2018年の大ちゃん」と良い勝負してましたが、「右・浮田」は「2018年の小野瀬」に遠く及びません。

なんなら「2019年の左サイド山下」にすら及ばないんですよね。

当時の山下よりかはクロス上げてますけど、正直「だからなんだ?」ってくらい微妙に多い、程度のもんです。

 

 

「クロス」の減少(リーグ11位)が「中央攻撃」の減少を招いて「シュート本数」が減り(リーグ17位)、「ゴール数」が激減した(リーグ16位)のか。

 

それともこの年CFとして最多出場したイウリが中央にそもそもいないから「クロス」が上げられなかったのか。

 

イウリとしては「クロス」が来ないからサイドに流れて行ってしまったのか。

 

 

その辺は分からんのですけどもね。

 

ただ、この年の「中盤の(ボール)奪取能力」は例年との比較で別に悪かったわけでもなかったんで、イタチ氏ではないですけど、普通に「高アンカー、ヘニキ(「2018年の佐藤健太郎」並みの「奪取能力」に加え、人智を超越した「空中戦」の強さがあった)・池上」の中盤逆三角形、かつ、「右・パウロ」(この年右サイドでの起用が先発3のみ。左サイドには「2018年の大ちゃん」と互角以上の戦いをしてた高井さんがいたんで右で、ね)を増やしたらどうなっていたかは覘きたかった世界線でしたな。

 

 

 

 

まぁ、また書きますけどこれも「今更」ではあるんですよね。

 

とはいえ。

 

「2018年霜田サッカー」を鑑みれば、私には「2年連続不可解な選手起用」が続いたように見受けられるんですよね。

 

19、20年共に「2018年霜田サッカー」を実現しうるだけの「選手(戦力)」を、フロントはちゃんと用意してたとしか思えんのです。

 

まぁ、その「選手(戦力)」が想定通りに動いてくれなかった可能性があって(選手が「”霜田サッカー”やーやなのぉ!」の態度・言動を取った可能性)、その結果「選手(戦力)は居る(ある)のに正しく機能しなかった2年」だったのかもしれませんがね。

 

 

でもな~。

 

普通そういうのって獲得交渉時に説明するはずですやんかぁ?

 

「”霜田サッカー”しますよ」で連れてきた選手が、山口県に到着するや否や「やーやなのぉ!」なんて言うのか???

 

分からんですたい。

 

 

私が見たスタッツだけで判断すれば(正しく見れてる自信はあんま無いんですけどもね)ですけど、フロント陣は正しく「霜田サッカー」を捉えられてるように感じるんですが、肝心の始祖たる塾長のいる現場が迷走しちゃってたのかなぁ、と。

 

 

なんやねん。

こんな皮肉存在するんか・・・。

 

 

まぁ、真実は分からんし現場は現場で大変なんでしょうけどもね。

 

「2018年霜田サッカー」がしたいなら、ちゃんとそれに見合った「選手起用」をすべきだったのでは?っていう。

 

別に「2018年霜田サッカー」が「出来ない!」と判断されるほど見合った選手がいなかったわけでも無いですしね。

 

 

19年から始まった(「2018年霜田サッカー」を鑑みれば)「不可解な選手起用」が、20年の「大崩壊」を招いたように思います。

 

(ひょっとしたら塾長、19年以降なにかに「挑戦」してた可能性があって、それが「不可解な選手起用」と見られる采配に繋がったのかもしれません。私に元気とモチベーションとパッションがあれば、この辺り調べます)

 

 

 

 

そしてやって来た2021年。

 

大魔神・晋くんがレノファの指揮を執ることになった年。

 

私ね。

 

晋くんのこと大好きよ?

 

綾瀬はるか渡邉晋のどっちに会いたい?」って聞かれたら迷わず「晋ぅ!」って答えるくらいに好きよ?

 

ただね。

 

この大魔人

 

 

結果的に「レノファのサッカー」をぶっ壊してるんですよねぇ・・・。

 

 

意図してかそうでないのかは分かりかねますが、「レノファのサッカー」の特徴をこの大魔神は作り変えちゃったんですよ。

 

ジャンボが継続・発展を騎士が助けに来る妄想をしてる乙女よりも夢見てる「レノファのサッカー」たる「2018年の霜田サッカー」は、「リーグ屈指の攻撃力。リーグ屈指の脆い守備力」なチームであり、「奪え!走れ!上げろ!打て!」をモットーにしてたチーム。

 

「極端」を意識した結果生まれた「2018年霜田サッカー」という「極端」な尖ったチームを、晋くんを「平均的なチーム」に均しちゃったんですよね。

 

 

18年にはリーグで1位を取った「奪取」が、21年には21位。

「決定力」と「ドリブル」こそリーグ最下位付近ですが、その他のスタッツは軒並み「リーグ中位」程度の「平均力」。

そして、2018年以降攻撃サイドが「中央か片っぽか、あるいは、サイドだけ」と偏り倒してたレノファが、この年はものの見事に「右・左・中央」満遍なく使えてます。

更に、霜田体制では一度も無かった「敵陣ポゼッション50超え」がこの年お目見えされました。

 

 

これは・・・。

これは「レノファのサッカー」の「発展」と言えるのでしょうか?

私としては「破壊」にうつります。

 

 

「レノファのサッカー」という「極端」を意識して生まれた「極端」を「平均化」すること。

 

 

「J1昇格」”だけ”を意識するならばこれは「進化」と捉えられるのかもですが、レノファはそういうクラブではない。

レノファは「レノファのサッカー」で「J1昇格」を目指すクラブ。

 

 

もう一度書きますが、私は渡邊監督大好きです。

これほどの、稀代の監督はなかなかいないと思ってます。

 

が。

 

 

「レノファのサッカー」の”継続と発展”を望む「レノファ山口FC」の監督としては、ふさわしい人ではなかったのかな、と。

 

 

あ。

 

これ。

 

血涙を流しながら書いてますよ?

 

私はこんなこと書きたくなかった。

 

渡邉監督の凄まじさを9ヶ月見たんですよ?

 

しかしながら、ジャンボのコメントやスタッツだけで判断するとこういう評価になってしまう・・・。

 

つらすぎます。

 

 

 

 

さて。

 

「極端」から「平均化」された21年レノファ。

 

22年(今年)は、去年緊急登板から契約更新を勝ち取った、ジャンボから「レノファらしさが戻った」と評された名塚監督が指揮を執りました。

 

「レノファのサッカー」とは「極端である」とも言えると思いますが、失点数がバカ高い。

失点数の多いチームは「J1昇格」が現実的ではない。

今年、「J1昇格」を目指していた名塚監督は、「レノファのサッカー」で「J1昇格」を目指すという難問にどう立ち向かい、一体どういうスタッツを残したのかーーー。

 

 

結論としては

 

 

・2021年シーズンのスタッツを大きく飛躍させた

 

・が、2018年シーズンの攻撃力には及ばなかった

 

 

です。

 

 

もう少し平たく書いていきますと、22年は21年の守備力を向上させており、18年の攻撃力には及ばなかったものの、それでも迫りうるスタッツは残した。

 

 

ですかね。

 

 

細かく書いていきます。

 

 

まず、「レノファのサッカー」の最大の特徴はリーグ最上位の攻撃力。

反面、守備力は各スタッツ軒並み最下位付近と「極端」でした。

これが21年に「平均化」され、なんか・・・普通やな、って印象のチームになったレノファ。

 

22年、名塚監督の下、この「平均化」されていたチームが21年の守備力(リーグ中位程度)を大きく向上させ、18年の攻撃力(リーグ最上位)に迫りうるチームに生まれ変わりました。

 

 

要は「2018年霜田サッカー」の”発展”の原型が出来た。

 

 

それが22年シーズンだったのかな、と。

 

 

整理していきます。

 

 

まず「攻撃」。

 

 

「レノファのサッカー」たる「2018年の霜田サッカー」の「攻撃」は「ショートカウンター」が主体。

奪い、そして、手数を掛けずにクロスにまで行き、シュートを打っていく。

そのための第一歩が「(ボール)奪取」。

正直このスタッツは22年では18年に迫れませんでした。

が。

21年シーズンとの比較では21位から17位にまで良化させることに成功してます。

 

さらに21年では11位だった「クロス」も5位にまで上がりました。

「シュート」も14位から10位にまで上げており、他にも「ゴール」「成功率」といったところも良化させてます。

 

 

ショートカウンター」の比率も、18年を鑑みればまだまだですが、21年と比べれば比率が大幅に伸びてました。

 

まだ「自・敵陣ポゼッション」が18年との比較で多すぎで、21年と遜色ないものになっていますが、もしかしたら、この辺は22年の「守備」にも関係してそうかな、と。

 

 

ってことで22年の「守備」を見てみます。

 

 

22年の「守備」は「平均化」された21年との比較で大幅に良化されてます。

 

主に「被シュート」「被チャンス構築率」の項目は、リーグ中位程度からリーグ上位にまで向上。

 

ですが。

 

「被攻撃回数」が微増で「被ゴール」が横ばいながら「(被ゴールの)被成功率」は悪化。

 

 

攻撃を受ける機会はやや増えたものの、チャンスは作らせず、シュートも打たせなかったものの、その少なくすることに成功した相手のシュートが決まってしまうシーンが多かった。

 

 

そんな22年の「守備」だったのかな、と。

 

 

「22年の守備」は、リーグ最下位付近を欲しいままにしていた「18年の守備」を大幅に良化させていたことが分かります。

 

 

「攻撃」は「18年(極端)>22年>21年(平均)」

 

「守備」は「22年>21年(平均)>18年(極端)」

 

 

こんな認識でokかな、と。

 

 

こうして見ると、名塚監督ってなかなか「面白い体験」をしてますよねぇ。

18年の「極端」と21年の「平均」を同じクラブの現場で体験したんですから。

その人が今年、「18年に迫りそうな可能性を見せた攻撃、21年を超えた守備」を実現させた、っていうのも感慨深いというか、ドラマチックというか。

 

 

冒頭辺りで述べた

 

 

-2018年以降”スタッツ”がおかしくね?

 

 

を掘り下げてみたら、そりゃそう思うわな、って結果でした。

 

 

「極端」→「平均化」→「良いとこ取り(に迫れてた)」っていう推移なわけですから、なんか異常に感じますわな。

 

 

 

 

18年から21年、そして22年。

「レノファのサッカー」の誕生、そして崩壊、更に薄れた「レノファのサッカー」からアップデートされて取り戻しつつある「新・レノファのサッカー」という流れを感じました。

 

「元祖・レノファのサッカー」は絶大な攻撃力を誇るものの紙以下のような守備力に課題がありました。

 

そこからその「極端」を「平均化」しましたが、訪れたのは「普通のサッカー」。

 

山口県に」「サッカーの文化を」「根付かせたい」「レノファ山口FC」は、その「普通のサッカー」から「レノファらしさ」を取り戻してくれた監督にクラブを託しました。

 

結果「普通のサッカー」から、守備力は向上させたものの攻撃力には課題を見せた、が、「元祖・レノファのサッカー」の攻撃力に迫りうる可能性は見せられた「新・レノファのサッカー」に変貌を遂げたように(スタッツを見る限り)私には見えました。

 

 

「元祖・レノファのサッカー」の攻撃の中心は「ショートカウンター」。

そしてその「ショートカウンター」を支える「(ボール)奪取」。

さらに手数を掛けず「クロス」に行き「シュート」。

 

 

-攻守にアグレッシブな躍動感のあるサッカー

 

 

これこそが「元祖・レノファのサッカー」が生み出した「レノファらしさ」。

 

 

21年の守備力を維持・向上させながら如何に「ショートカウンター」を増やせるか。

ショートカウンター」の数値が伸びると、反比例して「守備」のスタッツが悪化していった過去のあるレノファ。

 

 

同じクラブの「極端」を知り「平均」を知る名塚監督、そしてフロント陣がどのようにこの難問に挑んで新しい試行錯誤を見せてくれるのか。

 

 

いやー、楽しみですなぁ。

 

 

 

 

取り敢えず現状レノファはドコスコ選手たちがチームを去ってってます。

個人的には「2018年霜田サッカー」に沿う選手の獲得がベストになるんじゃないかな、と思ってます。

 

なので。

まぁ、来年即時「J1昇格」を目標にするのではなく(一応公言だけはしてほしいですがね)、23年に向けて「補強」ではなく「(若手の)補充」をメインにしてほしいなぁ、って。

 

 

現状のレノファの喫緊の課題として「CB不足」「中盤不足」「サブの力不足」が上げられると思うんですよ。

 

 

で、ですよ。

 

 

23年に「2018年霜田サッカー」をどれくらい意識して選手補強を行うか分からんのですけど、仮に「23年は”2018年霜田サッカー”を意識して補強します」として、その仮定を前提にすると「”補強”よりも”補充”多め論」を私が推す理由を説明出来るのかな、と。

 

 

大前提として、23年はレノファの経営を左右し兼ねない(上手く育たないと「育成」や「ユース・高卒の獲得指針」が変わる可能性)「ジャンボチルドレン」の一部が「大卒選手と同じ年齢」を迎えます。

 

この「ジャンボチルドレン」の「出場時間」に蓋をするような”チームの軸クラス”の選手獲得はまだすべきではないのでは?と思うのです。

 

もちろん「出場」は「勝ち取るもの」であって「与えられるもの」ではないとも思ってますが、限度・・・あるよね?っていう。

 

 

加えて、さらに仮にですが、来年”田中渉・成岡”がレノファでプレーをすることになったとして、この二人は23年に「2018年霜田サッカー」の「攻撃力」に迫るための着手を始めるのならば、必要不可欠になって来ると思うんですよ。

 

成岡は出場時間が短すぎて判断に困るんですが、少なくとも田中渉は「2018年霜田サッカー」における「”4-1-2-3”」のインサイドハーフとして「2018年の佐藤健太郎」を超える「(ボール)奪取」を記録してるんですよね。

 

「2018年の佐藤健太郎」がインサイドハーフで出場してたかどうか分からんのですけど、もしインサイドハーフでなかったのだとしたら、「(2018年以降)歴代最強のインサイドハーフ」です。

 

で、23年に(「2018年霜田サッカー」の「攻撃力」を望む、迫りたいで)「”4-1-2-3”」を主軸にするなら、ですけど、「アンカー・謙介」はもう天井が見えてしまってると思うんです。

 

「2018年の三幸」に比肩しうる、あるいは迫れる可能性のあるJリーガーってそもそもいないし、いたとしてもレノファが獲得するのは無理だと思うんですよ。

 

で、過去レノファで「2018年の三幸」に唯一迫れたのは「2020年の高」のみ。

 

16・17年に「奪取」のスタッツでピークを迎え、年々下降していき、22年にやや持ち直した「22年の謙介」が「23年の謙介」を超え、ひいては「2020年の高」すら超え、「2018年の三幸」に迫れるか、といったら、私は無理だと思うのです。

 

いや。

確率は0ではないですよ!

選手を年齢で判断すべきではないのでしょうし。

 

ただねぇ。

無理じゃね?

現実的には。

 

 

来年34歳になる謙介にーやんが「2018年の三幸」に迫れるかい?

 

 

多分良くて「23年の謙介」は「22年の謙介」と同等かちょい超えくらいのスタッツになるんじゃないかなぁ、と。

 

ここは、23年のアンカーに「2018年の三幸」を望むなら、そういった選手の「獲得」は無理でしょうから「成長」させよう!

 

という流れになるはずじゃないッスか?

普通。

 

 

だから成岡。

 

 

「22年の成岡」は出場時間短すぎて何の未来への担保も無いですし、彼のキャリアの中で最も出場した「21年の成岡(相模原時代。16先発)」でも同数先発数の「2018年の佐藤健太郎」に「(ボール)奪取」で迫れてないんですけども・・・。

 

が、「22年の謙介」でも「20年の高」にすら(言い方おかしいんですけどね。この年の高はバケモノ級なんですけど「18年の三幸」がそれすらも超えるカイブツだったのよぉ)及ばず、来年以降もそこに迫れるとは思えない。

 

 

なら「賭け」でしょ?

 

 

「20年の高」そしてその先の「18年の三幸」への迫るチャレンジを、23年のレノファの若者に託してみようぜ。

 

っていう。

 

成岡ならワンチャン「20年の高」というバケモノ級に迫れる”かも”しれません。

あるいは神垣も。

 

 

なんにせよ。

結局「18年の三幸」に迫るチャレンジである程度の成果を出せた23年のレノファの若者って、24年のレノファには在籍してないと思うんですよね。

 

仮にガッキーがそのチャレンジにある程度成功したとして、「レノファでJ1に上がりたい」と言ってくれたガッキーが即効チームから去る、なんてことが起きたら悲しいなんてもんじゃないんですが、現実的に移籍しますでしょうし、「嘘ついたなぁ!」ともあんま思わんのですよ。

 

 

そういうもんじゃん?

サッカーって。

 

 

いい成績出していいとこにイク。

 

 

これが普通ですやん。

 

 

ってことで、23年に「18年の三幸」に迫るチャレンジは若者にやってほしいですし、仮に結果を出しても24年にはいなくなるでしょう。

 

だから22年オフに「補充」しといて欲しいのです。

 

22年オフに「補充」しといた選手に24年、「18年の三幸」に迫るチャレンジをしてほしい。

 

で、その22年オフに「補充」した選手が24年に「18年の三幸」に迫るチャレンジにある程度成功して25年(24年オフ)に移籍した時用に、23年オフに25年用のチャレンジ要員を「補充」しておく。

 

レノファの収益が「20億」前後になるまではずっと全てのポジションでこんな回し方でいいじゃなかな、なんて思うので、22年オフの今年、「”補強”よりも”補充”多め論」を推しているのです。

 

 

「J1目指す金」に目途が立つまでは、ずっとレノファは全てのポジションで「18年の○○」に迫るチャレンジや。

 

 

この辺の話題はもっともっと書きたいんですが、ソーリー。

もう一万字超えて、私もあなたもヘロヘロですやろ?

私もうお腹すいたよぉ・・・。

 

 

この手の話題はまた今度。

ちょっと仕事が忙しくなりそうですし、W杯始まりそうですし、ブログ書くの遅くなりそうですが、またお会い出来たらよしなに。

 

 

今回は「名塚監督って印象よりもだいぶ頑張ってた」って私が認識を改めましたよ、ってことがお伝え出来てたら幸いです~、くらいの内容です。

 

 

では、またいずれ。