ご報告申し上げます。
先日、私のレノファへの興味が砕け散りました。消え失せました。
デクに次代を託した後のオールマイトのワン・フォー・オール並みに風前の灯火だった興味の炎が、完全に吹き消されました。
J2開幕まで3週間を切り、各クラブキャンプ情報をSNSに上げて開幕の機運を高めてる今日この頃。
-私は未だにレノファの「23年・新体制発表会」の醜態を引きずっててな
やべぇだろ?
全っ然開幕前の熱の波に乗れへんねん。
心が、魂が、冷え切っとる。
っていうのも。
前回の記事を書いて以降、「Jリーグに所属する各クラブの新体制発表会って、全クラブレノファ並みにひどいんかな?」と疑問に感じてましてね。
流石に全てのクラブの「新体制発表会」を見るのは無理なんで、思うところもあって「FC町田ゼルビア」と「いわきFC」の「新体制発表会」を見てみたんですよ。
-結果、これが良くなかった・・・。
いやー。
メチャクチャちゃんとしてたんですわ。
町田もいわきも。
「ちゃんとしてる」の基準って個人個人で違うと思うんですが、私にとっての「ちゃんとしてる」は「当たり前のことを当たり前にやってる」を指します。
町田もいわきも「新体制発表会」の場で「当たり前のことを当たり前にやってた」んですよ。
で、私の思う「新体制発表会」という場での「当たり前」は「”目標”に対しての”根拠”を”説明”する」です。
例えばですけど、レノファは23年の「新体制発表会」の場で社長が「皆さんの力が必要です」と言いましたが、「何故?」について言及ありました?
私の記憶が狂ってなければ無かったですよね?
これが町田やいわきですと、しっかり「説明」があるんですよ。
2クラブで「説明」の仕方がやや違ってましたが↓
「去年の平均来場者数は○○人だった」
「今年は○○人を目指しています」
「我々はSNSにも力を入れたいと思っている」
「どうか皆さんこのクラブのことについて発信してください。そしてぜひスタジアムに足を運んでください」
っていう・・・。
クラブが公言する「目標」に対して「”具体的”な”説明”」が為されてるわけですよ。
プレゼン形式でね。
図や数字が映し出されるんでドチャクソ分かりやすかったよ。
「皆さんの力が必要です」「トップ6を本気で狙います」「終わり!」なレノファと比べれば、この2クラブは「新体制発表会」という場を実に有効な、有意義なものにしたなぁ~、と。
運営の巧みさにおいて大人と子供ぐらいの差を感じましたよ・・・。
オフィシャルな場で「夢」や「目標」のみを語って許されるのは子供だけじゃね?
大人の組織であるなら、プロの組織であるなら「夢」や「目標」に対する「根拠」を提示しないと人は付いて来ないでしょ。
「トップ6を本気で狙います」っていう「夢」を語る「熱量」だけで押せるとでも思ってんでしょうか?
レノファは22年、名塚監督曰く「J1昇格」を目指してたんでしょ?
で、結果は16位だった、と。
まずこの結果についてフロントと現場、各々の立場で見解は述べるべきでしょ。
「J1昇格を達成出来なかった要因をどう分析しているのか?」この「説明」はあってしかるべきなんじゃないの?って。
今年の目標は「トップ6」だそうですが、この目標を設定した根拠は?そしてこの目標を達成出来る見込みは、根拠はどこにあるの?
この辺の説明すべき点を全てほったらかして「夢」ばかり語るその姿勢に驚きを通り越して呆れてきたんですよね。
「去年の目標はJ1昇格だった」
「が、結果は16位と目標は達成出来なかった」
「その要因は○○だと分析している」
「これらの課題は”補強”で補えた(解決出来た)と確信している」
「だから今年は本気でトップ6を狙います」
「皆さん、どうかスタジアムに来て選手たちを応援で後押ししてください」
これぐらいのこと、言ってくれよ・・・って。
こんなん「普通」のことで「当たり前」のことじゃないの?って。
町田やいわきが特殊なんじゃなくてレノファが異常なんじゃないの?と。
「こうだったからこうした」を「説明」しない「信用に足らない」「不誠実」なクラブを追い続ける理由・・・うーん・・・私には無いな!
レノファ以外のクラブの「新体制発表会」を知らなかった時には渡部社長、石原GMの姿勢に「プロ感」を感じてたんですけど、今となってはこの二人ですら子供に見えてしまう。
渡部社長に関しては「プロサッカークラブの社長一年生」なのでしょうがないと思いますが、だからこそ、引退して即社長に就任してくれた、山口県に残ってくれた渡部をフォローすべきだったんじゃないの?と。
言い方変えれば「守ってやれよ」です。
渡部の社長就任に関しては公式が「役割分担による強化」とその狙いを発表してたんで、小山社長が会長に就き、より財務特化な役回りを担って渡部には情報発信・・・というかクラブのアイコン・・・?顔・・・?としての役回りをお願いしたんだと思うんですよ。
そういった狙いはあろうかと思いますが、にしても仕事投げすぎだろ?って。
もう一度書きますが渡部社長は「プロサッカークラブの社長一年生」ですよ?
そんなピカピカの一年生が「新体制発表会」という場で「我々のビジョンは~」とか流暢に語れるわけ無いだろ・・・。
渡部新社長にとっての「新体制発表会」は「(ファン・サポーターも含んだ)公の場での就任挨拶」が出来ればそれで充分だったはずですやん。
その代わり、「役割分担」の狙いがあったとはいえ今年に関しては小山会長が「新体制発表会」で本来すべき当たり前の「説明」を補完してあげてほしかった。
渡部を説得したのは小山会長なんですよね?
だったらもう少しサポートしてあげてよ、っていう。
結局渡部はずっとフワフワしたことをしゃべってましたし、石原GMもあの場に立つだけで精一杯みたいな雰囲気で中身の薄いことしゃべってましたけども。
石原GMに渡部のフォローは出来なかったわけでしょ?
渡部も石原GMも「夢」と「目標」しかしゃべらなかったんですから。
渡部新社長が「夢」を語ることに異議はありません。
じゃあ誰が「根拠」を「説明」するの?って言ったらもう小山会長しかいなかったでしょ、って。
渡部新社長に対して「挨拶して来い」「クラブの”説明”して来い」っていう崖から突き落とすような采配に思えるんですが、これ、結局誰も幸せになってないよね?っていう。
三顧の礼でとまでは言わないですが、小山会長が渡部に社長就任をお願いしたんですよね?
何故社長就任を依頼した側が受諾してくれた側を崖から突き落とすねん、っていう。
就任間もない渡部がクラブビジョンを語れるはずもなく、石原GMは緊張で頭真っ白、監督も選手も「夢」しかしゃべらない。
失礼ながらもう逆に面白いな、と。
-なんだ?この謎の集団は?
って。
感心ではなく呆れに近い「面白い」ですがね。
「雰囲気が良い」らしいレノファですが、そこに統一感、一体感はまるで感じられません。
まともな振る舞いが出来ない「プロ不在」の集団の「雰囲気が良い」って、それ、美点か?
「公の場」で「夢」と「目標」しか語ることが出来ず、「根拠」となる理由を「説明」する人間が誰一人いなかったクラブによる「新体制発表会」。
そりゃ、クソでしょ。
私、たまに思うんですが、レノファをスポンサードされてる企業って、何を根拠にスポンサードを決断したんだろう?って。
「公の場」でまともな振る舞いが出来ない組織にお金を出す、スポンサードする理由って何ぞや?と。
レノファの営業部の方々って実はめちゃくちゃ優秀な集団なんでしょうか?
表舞台で「夢」しか語らない連中に私だったらお金なんて出さないんですけど、この考えをひっくり返したくなるくらい口が上手いんでしょうかね。
私は2016年にレノファを知り、2019年からレノファの試合を全試合見始めて、その年の夏ごろくらいからこのブログを始めました。
当初は見るもの全てが新鮮で大変面白く、もっと知りたい、という欲から自分なりにこのクラブを知ろうとしました。
で、まぁ、ざっと4年くらいそういった活動をして来たわけですが、ここまでの結論として
-このクラブは分からない
に到達してしまいました。
調べても調べても「根拠」が出て来ないんですよね。
「夢」しか出てけぇへん。
で、じゃあ、他のクラブもこんな感じでフワフワしたことを語り続けてるんかなぁ?と思ったらそんなことは無かった。
しっかり「目標」に対する「根拠」を「説明」してた。
私の価値観で判断すると町田やいわきが「普通」でレノファは「異常」。
フワフワした抽象的なキレイごとを語るレノファに「霜田イズム」を感じてしまったんですよね。
塾長は中身の無いキレイごとのみを語って具体的な解決策を提示してくれませんでしたが、この人の心意気、というか思想が、やり方が、レノファに根付いちゃったんだなぁ、と。
私は塾長がレノファで指揮を執った3年間の内2年を知ってまして、最後の方は地獄の虚無に心をやられちゃって”サッカー”そのものにすら興味が無くなった経験があるんですよ。
その虚無を生んだ監督の考えが根付いてるように見受けられるレノファと言うクラブに、もう興味が無くなりました。
-地元にあるプロサッカークラブ
これ以外の魅力が私にとってレノファにあるか?っていうと、無い。
数日掛けてしっかり考えたんですけど、無かった。
「地元にあるプロサッカークラブ」というカードは興味の入り口にはなりましたが、「追い続ける」を決断させるほどの強さはありませんでした。
魅力的なクラブって他にもたくさんあるんだもん。
「レノファ山口FC」の「地元にあるプロサッカークラブ」以外の魅力ってなんなんでしょうね。
先日、よせばいいのにレノファの「新体制発表会」の反応や意見を知りたくてTwitterを巡回してたんですよ。
そしたら「新体制発表会」でMCを担当されてた内の一人である吉永氏のツイートを見つけてしまいまして。
「(新体制発表会直後)挑戦し続けようぜ!!!」的なツイートに、山口放送のアナウンサーらしい竹重氏が「(報道陣が)誰も質問しないのウケました」とコメントしてて、それに対して「あれはゼロの方が落ちたのになぁ」と返してたんですよ。
-なんじゃこりゃ・・・
って悲しくなっちゃいまして。
私はレノファの「新体制発表会」で報道陣からしばらく質問が無かったことに「危機感」を感じたんですが、レノファの看板の下で仕事してる本人と、私はよく知らんけど山口県のローカルニュースを伝える仕事をしてる人間にはあれが「面白い」と映ったようで。
よくよく思い返してみると、報道陣に質問が振られたのは「ファンからの質問コーナー」”後”じゃないですか。
場の雰囲気が「ファン感謝祭」に傾いてる中、報道陣は何を質問すればよかったんでしょうかね?
「クラブ」について質問しようにも社長もGMも引っ込んじゃってるし、監督や選手に質問しようにも、ファンから「24年(でしたっけ?)連続ゴールが掛かっている山瀬選手の起用法を教えてください」という質問に「起用法?!・・・僕が教えてほしいくらいです。まぁ、競争ですよ。競争に勝つことからです」っていう面白くも無い、それでいて不誠実な答えを出す監督を直前に見てるんですよ?報道陣は。
ヘタに質問したらはぐらかされて恥かくだけじゃないですか。こんなもん。
まぁ、この考えは今となっては、な私の見解なので置いといて、とりあえず「質問ありませんか?」と振ってしばらく質問無かった状態を「このまま無ければオチが付く」という発想になる神経が、私には理解出来ないんですよ。
この人のこともよく知らないんですけど、吉永氏ってレノファと仕事して長いんですよね?
-クラブの現状、ご存じないんですか?
って。
レノファの会長は「J1昇格」を「夢」の一つに上げてるんですよ。
で、「J1昇格」に向けて色々解決しなければならない課題はあるにせよ、取り敢えず「黒字化」を23年の「目標」に掲げてるわけで。
「J1昇格」にも「黒字化」にも必要なことって「来場者数を増やすこと」でしょ、と。
少なくとも去年の「平均集客数約3700人」ではどちらも達成困難なんですよ。
だから「J1昇格」は置いといて、23年の「黒字化」に向けて、レノファは「山口県在住の”レノファ山口FC”に興味の無い層へのアプローチ」って喫緊の課題のはずなんです。
だから「報道陣」は積極的に味方にすべきなんじゃないんですか?って。
にもかかわらず、「報道陣」の質問が「無い」ことを「面白がってる」というのは理解出来ないを通り越して腹が立つんですよ。
レノファの看板の下で仕事をするならこんな当たり前の現状を知っててくれよ、と。
レノファの現場に近い人間が、取引先の会長の意図を汲めない思考と言動をしており、かつ、山口県の報道局のアナウンサーも「報道の人間」として理解出来ないツイートをしている。
竹重氏が「レノファ許すまじ!レノファ潰すべし!」な思想の持ち主なら違和感無いですがね。
こっちはただでさえ町田やいわきといった「まとも」なクラブを知ってしまってレノファへの興味が砕け散ったのに、そこにさらに周りの連中も「異常」とか止めてくれよ、と。
砕け散ったレノファへの興味が摺り潰されて粉になって風に吹かれてどっか行ってしまったわ。
私が言いたいのは「吉永氏、お前船降りろ」というようなことでは無く、私が興味を持っていたクラブには(内部・外部込みで)まともな人間が居なかったことによるショックと悲しみによる「私、船降りる」宣言であります。
-私好みの色になれ!
ではなく
-ここは私好みの色じゃないから離れるね
です。
公の場でまともな振る舞いが出来ない「レノファ山口FC」。
そしてそれを伝える側にもろくなのが居ない。
内部・外部に魅力を感じないコンテンツ。
強いて言うなら「NHK・山口」だけがまともに見えます。
ここだけは「普通」だから。
まぁ、それは置いといて。
-地元にあるプロサッカークラブ
私はこれ以外の魅力をレノファから見出せなかった。
すまん、私にとって「本気」という言葉はそんなに軽くないんやわ。
ってことで唐突ですが、23年以降私は町田を追っかけます。
このクラブ、実に「まとも」で「普通」なんですよ。
町田の「新体制発表会」を見た後気になって町田のことを色々調べてたんですが、まぁ~出るわ出るわ、私の知りたい情報が山のように出て来よるんですわ。
町田も集客に困ってますが、箱は出来てるんで後は「強さ」で「興味の無い層に訴えかける」とか、「J1昇格から逆算したモノの考え方」とか、レノファが説明しなかった「去年の失速の分析」「そこへの対策」。
ーここがパライソか・・・
と。
レノファや町田に限らず全てのクラブが何事も「やってみないと分からない」だとは思うんですよ。
が、その「やってみないと分からない」ことにどこまで最善手を打てているか、というのは個人的に非常に大事だと思うんですよね。
町田にはほぼ全てに「根拠」があったので問題が起きた時への「対策」も早かろう、っていう期待感が持てるんです。
調べる前は「ただバキバキに補強したクラブ」という印象だったんですが、ここはマジで調べれば調べるほど味がする、非常に興味深いクラブだったんですよ。
しかも町田って私が住んでるところから行けなくはないぐらいの距離にスタジアムあるし、レノファよりかは私にとって身近なのもでかかった。
今年町田の試合を追っかけて、フロントや現場の人たちが言ったことに嘘が無ければ来年シーズンシート買おうかな、とも思ってます。
てなわけで。
私のブログ、畳みます。
3月ごろに続けるか畳むかを決めようと思ってましたが、畳みます。
このブログのタイトルで町田のこと書くのも頭おかしいし、「いやー、ゼルビアのサッカーがおもしろいんですよ。」を始める気も毛頭ござらん。
一応、最近レノファが「DAZNの年間パス」を再販しましたが、私、これを買いました。
なにやら「売り上げの一部はクラブの強化費に」とのことなので、めちゃくちゃ微々たるものですが、これを手切れ金とさせていただく。
確かまだレノファの年パス売り切れてないから、私が買ったことで買えなかった不幸な人間は生んで無いはず。
いやー、それにしても、4年ですか。
短い様で・・・短い付き合いだったなぁ。
私が「サッカー」に、引いては「Jリーグ」に興味を持ったキッカケは間違いなく「レノファ山口FC」でした。
-「サッカー」はおもしろい。
このことを知るキッカケをくれたレノファには感謝しかありません。
最後の最後でボロクソに書いてゴメンね?
立つ鳥跡を濁しまくった不届きな私を許してソーリー。
次回を【最終回】にします。
まだ私にはやり残したことがある。
「クロスバー氏へのお返事記事」をまだ書いてへん。
正直悪魔に魂をこちらから売って町田に寝返った私が、果たしてクロスバー氏へのお返事記事を書いて良いものか・・・。
レノファファン同士が意見を交換することに意義があった気がしてるんですけども。
この辺は私なりに上手いこと整理して決めさせていただければと思います。
-もう私は某応援王を笑えないわ
ってことで、さいなら~。