元レノファ戦士の鳥養祐矢氏が山口市議会議員選挙でトップ当選したり、レノファ山口FCの2021年度の決算数値が発表され、なにやら営業収益が10憶1000万円で純損失が1億2100万円と去年に引き続き赤字となったらしかったり(赤字自体は知ってましたけどもね)、元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなったり、色んなニュースが最近飛び込んできましたけども。
皆さんお元気ですか?
私は最近ブルーです。
ここ直近で立て続けに仕事でミスをしてしまってかなりヘコんでます。
仕事上のパフォーマンスのクオリティーが低いとかいう問題というより、その一個前。
社会人としての信用・信頼に関わるところでのミスが相次ぎましてね・・・。
まぁ、犯罪に関わるようなドギツイものでは全く無いですし、「もう今後二度とおめぇとは仕事しねぇ」と思われるようなドデカいミスではなく「いや、それくらい(学生じゃないんだから)注意しときなさいよ」といった初歩的な失敗の連発だったんですよね。
とはいってもミスはミス。
落ち込んじゃいますよぉ。
先輩や上司、お偉いさんに至るまで余すことなくお叱りを受けまして頭真っ白で灰になってます。
「このままじゃ流石にアカン」ってことで嫁や知人に相談してメンタルクリニックを施してもらってなんとかやや立ち直り始めた感じです。
結局よく世間で言われてるように「言われるうちが華」なんですよね。
怒られたり叱られるのってホントきついんですけど、これ、表立って言われてる内はまだいいんです。
ミスして「あ、はい」で片づけられて裏でコソコソっと叩かれて干される方がよっぽどキツイ、というか詰み。
しっかりミスに対して反省して今後同じミスをしないようにちゃんと対策して、明るく前向きに取り組んでいったほうが怒ったり叱ったりした側も報われますよね。
このままヘコミ続けてパフォーマンスを落としていくことだけはあってはならないわけです。
と、まぁ、メンタルクリニックを経てこんな感じのところに着地しました。
で、ですよ。
「お前急にどうしたん?」ってくらい普段書かないことを出だしの方から書いたわけですけど、私、今回の一連のミスを経てちょっと考え方が変わりましてね。
もう私、誰かを叩くの止めようと思うんです。
プロサッカーだったり、いわゆるスポーツ業界で「クラブ、スタッフ、選手を叩くのは良くなってほしいからだ」みたいな風潮あるじゃないですか?
その風潮・考え方を否定する気は全く無いんですが、私は止めよう、と。
私という一個人の考え方の話なんですけども、基本余程のことが無い限り人って仕事に対して「最善を尽くそう」と取り組んでると思うんですよ。
「給料さえもらえればいいや」っていう考え方もあるんでもちろん例外はあろうかと思うんですが、例えばプロサッカーや他のプロスポーツ業界に携わってお給料をいただいてる人たちってそんな考え方してたらいずれ早いうちに廃業になるでしょう。
そういう人たちって個人事業主な訳ですから、妥協が始まると落ちるとこまで落ちて廃業、の危機感を持ってると思うんです。
そういうプレッシャーを抱えつつ生きてる人を叩いて叱咤激励、みたいなこと、私には出来ん。
人間生きてれば前向きなミスだけでなく、やった本人もビックリするくらいクソしょうもないミスもしちゃうと思うんですよ。
そこは見てる側には判断つきにくいことなんで、「ミス」という起こったことだけにフォーカスするのではなく、その過程や、その後どう振舞うかに注目したいな、と。
出来ればミスして落ち込んじゃってる選手に、もう一度奮い立ってもらうための一助として応援をしたいな、なんて思います。
もうちょっと思ってることについて書きたいんですが、私ね、「出来る奴はほっといても出来るようになっていく」論者なんですよ。
野球で言うところの、元中日ドラゴンズのレジェンド監督である落合氏の考え方に非常に共感してるんです。
人ってあらゆる状況下や環境で、色んな事象に対して判断・決断をしていかなきゃならん生き物だと思ってるんですよ。
子供ならある程度判断・決断を親や他の大人たちに任せていいと思うんですが、成人したり社会人になったらほぼ自己責任で自分でやっていかなきゃならなくなるじゃないですか?
なのでその段階くらいから「成功も失敗も自己責任」になると思うんです。
他人の助言や指摘をどう受け止めるか、というのも自己責任になってくる。
いつまでも自分の力で判断・決断が出来ないようだとそれなりのところに収まってしまうと思うんですよ。
なので「出来る奴はほっといても出来るようになっていく」なのかな、と。
てことでこの考え方に則って、サッカーに話を限定していくと、クラブ関係者や選手を叩いたり𠮟咤激励する必要なくね?ってなるんですよね。
まぁ、もちろん、お尻を叩いてもらった方が力が出るというタイプの人がいるのも事実な訳で、すべからくフォロー出来る考え方ではないんですけども。
私はもう極論、人は甘やかしまくってもいいんじゃね?って思ってます。
甘やかされたくらいでダメになる様ならサヨウナラ理論。
ちゃんと出来るプロ選手が叩かれて奮い立つか、慰めてもらって奮い立つかはその選手次第な訳ですが、私は無差別に慰めてベロンベロンに甘やかすぞ。
長々個人の考えを垂れ流して申し訳ない。
今後私のブログでは「アレがダメ、コレがダメ」と書き終わる事はせず「アレがダメ、コレがダメ、でも頑張れ、ココは素晴らしいから」みたいに書いていきたいと思います。
そいじゃば、試合を振り返って感想でも書いていきましょう。
と言っても最近の私は頭真っ白で灰になってたんでポケ~っと見てて内容なんてほぼ見てなかったんですけどね。
ダークサイドに落ちかけてた私がそれでも印象に残ったことでもポソポソ書き残しておこうと思います。
まずは12節千葉戦。
この試合ね。
私現地観戦かましたったんですわ。
この時には一連のミスが起き始めてたんで傷心旅行気分だったんですがね。
付き合ってもらった嫁には悪いことしたもんです。
スタメン発表時には”3-4-2-1”でもやるんかいな、って死んだ魚の目をしながら思ってたんですが、蓋を開けてみたらいつもの”4-1-2-3”。
「ハハッ・・・山瀬がワントップやってら・・・」と、うすーく笑ってた私はとてもキモかったと思います。
その山瀬がいわゆる”0トップ”の役割でもなく、まんま大槻や岸田みたいな使われ方で、元気に相手を追い回してるのを見て「すげぇチームだなぁ」なんて思ってました。
まぁ、あんまりいい意味で、ではないんですがね。
5連戦が始まりましたし、梅木も帰って来ないっていうワントップ事情が苦しいレノファとしては「岸田休ませたい時の代わりどうする?問題」への一手として”ワントップ・山瀬”だったのかな、と。
「メンバーが代わってもやろうとしているサッカーでは、同じ絵を描こうとしています。」
って指揮官がコメントしてますし、戦力事情に合わせて仕組みを変えて、という采配ではなく、仕組みは変えずに出来そうな選手をハメてみる、っていう解決を試みたんだなぁ、と思いました。
これが良いのか悪いのかはもう私には分らん。
現場の名塚はんがこれが最善と判断したならそうなんでしょう。
この試合では念願の島屋がベンチ入りして途中出場したんですが、いまいちパッとしなかったですね。
なんか動きがこれまた途中出場の岸田と被り倒してましたし、ボールを受けてもバインバイン跳ねてて落ち着きがなかったです。
まだ調子が上がってきてないように見えました。
ガッキーがアンカーやり始めた今こそ島屋を熱望してたんで、ちょっと残念な気持ちはありますが、まぁ、いうてシーズン長いですからね。
どうか慌てず、とはいえ急いで復調していってほしいですね。
私はこのチームに島屋は不可欠だと思ってますんで頑張れぇ!です。
あ、あと、ちょこっと触れた、この試合アンカーで先発したガッキーが強いし上手ぇなぁ、っていう印象でした。
結果こそ 0-2 で敗れはしましたけど、「ワントップ・山瀬は違ったね」ってことが分かっただけでも実りはあったんじゃないかなぁ、というのがこの試合の感想です。
お次は13節栃木戦。
この試合は家にてダゾーンで観戦。
この一戦はダークサイドに腰くらいまで浸かってた私にとって非常に心を打つものでした。
フォースの光が見えました。
まぁ、なんか色々すげぇことが起きましたが、やはり最後の大ちゃんによるアディショナルタイム決勝弾が印象的です。
っていうか恥ずかしながら泣きました。
嫁が不審がってましたけども、まぁ、泣いた。
ピッチ上でもベンチにいてもチームを鼓舞してくれる大ちゃん。
「どうかピエロ化しませんように」と願い続けてたんですが最高の結果を出してくれました。
ていうか2戦連続でスタメンフル出場、かつこの試合途中ワントップに移動してた大ちゃんですが、ウイングやってた時に「もう体力的にきつそうかなぁ」っていう印象だったんですが、ワントップに入ってまたギアが上がってたように見えました。
よく走るわ、何故か栃木CB相手にボールが収まるわ、で意味不明な躍動を見せてくれましたね。
前節千葉戦では不用意なクロスでボールをロストしてそこからのカウンターでの失点の起点になってしまった大ちゃんですが、この試合で信用・信頼を取り返してくれました。
「仕事のミスは仕事でしか取り返せない」というストーリーがその時の私にブッ刺さりまして・・・。
泣くよね?そりゃ。
いやー、大ちゃん私より年下なんですけどねぇ。
強い子です。ホントに。
見てて力をもらった選手は山形に移籍した川井以来です。
大ちゃんの選手としてのコメントや振る舞いというのはお金を出して買えるような類のものでは無いと思うので、レノファは今後も大事にしてほしいですね。
ちなみにこの2試合、現地観戦とダゾーン観戦してて思ったことなんですが。
このチームの戦術担当土肥ちゃんがやってね?
戦術ボード持ってたり名塚監督と密にコミュニケーション取ってたのがGKコーチの土肥ちゃんだったんですけども。
私はてっきり山本ヘッドが担ってるもんだと思ってたんですが、ヘッドはあんまり口を出してなかった印象です。
これは・・・どういうことだい?
練習での仕込みに特化して集中してるってことなのかな。
まだ監督や選手に試合中に口を出せるまで信頼を得ていないってことなのかしら。
まーまー、言うて山本ヘッド就任初年度やしね。
なんかヘナンがその場にいないのに通訳のフェレイラが試合中の首脳会談みたいなのに参加してたんで、レノファは役職の垣根を越えて自由に発言できるアットホームな職場です。多分来年頃にはなんか言えるようになるじゃないでしょうか。
試合中の修正に関して、多分、おそらく、きっと、現状名塚・土肥コンビで頭を悩ませてるんでしょうけど、来年ここに山本ヘッドが加わってどうなるのかには期待したいです。
っていうか他のチームのことやサッカー業界のことに詳しくないんですけども、試合中の戦術担当をGKコーチが担うのって普通なん?よくあることなのん?
レノファってホント面白いチームですね。