なんか来季 ”4-3-3” 想定で補強が進んでないかい

昨日から第100回目の高校サッカー選手権が始まりましたね。

 

今日は我らが山口県代表の高川学園が強豪・星稜との試合を迎えました。

 

私は思いのほか仕事納めを早く終えられたので、この年末のクソ寒い中玉蹴りに青春をかけてる若者たちの奮闘をコタツでヌクヌクしつつ見守ってましてね。

 

いやー、高川学園強くね?

 

シーズン中レノファが連敗しだすと必ず「高川の方が強い」って板に書き込んでくる無礼者が出現してましたけど、あれ、大筋間違いじゃない気がしますね。

 

あの星稜を 4-2 で降しちゃいましたよ。

 

まぁ、私、星稜のこと全然知らんのやけどもね。

 

なんかよく知らんけど実況がやたら「インターハイ3位」を連呼してたんでお強いんでしょ、って勝手に思ってたんですが。実際どんなもんなんでしょうか。

 

 

見たことない愉快なセットプレーで先制して、その後追いつかれ、PKで再び勝ち越してまた追いつかれ、もう勝ち越す元気ないやろ、って思ってたら2点ブチ込んで勝利、と。

 

 

こんなん面白すぎるやん。

 

やってること自体非常にわかりやすい良いサッカーでしたしね。

 

ボール保持に拘らず基本的に強力な前線に放り込みつつ前進してましたが、セカンドボールを拾える仕組みがちゃんとありましたし、球際頑張るアグレッシブさも持ち合わせていて、J2でいうところの秋田味が強く感動しました。

 

GKのキック力がずば抜けていて、FWに吉満ばりのピンポイントフィードを通したり尖った個性ある武器も持ち合わせていたのでホント、見ていてワクワクする良いチームですねぇ。高川は。

 

やたらコンビネーションで崩したがるレノファとは違って、サイドからのクロスも質がいいのがボンボン上がってくるのでテンポも良かったですしね。

 

あれ、レノファだったらサイドでコネコネして結局奪われるか、上げられる頃には中央に誰もいないかのどっちかなので見てて複雑な気持ちになりましたがね。

 

出来もしない選手のインスピレーションに頼った再現性のないサッカーより、こういうテンポのいいサッカーの方がシンプルに見てて楽しいっすね。

 

イケイケゴーゴーのサッカーの正解を見せてもらった気がします。

 

まじでこういうのをレノファにやってほしかった・・・。

 

 

まぁ、ディフェンスラインと前線の間延びがえげつなかったり色々問題が無いわけじゃないんですけどもね。

 

 

そんなんどうでもええわい。

 

今回の本題にいきます。

 

 

移籍に関しては終わったころを見計らってまとめて書こうと思ってたんですが、来期 ”3-4-2-1” 継続路線で選手補強していくもんだと(私が勝手に)思ってたレノファがなんか ”4-3-3” 想定で動き出してる匂いを我がセンサーがビンビンに感じ取りましたので警告音を鳴らしておこうかな、と。そう思った次第であります。

 

 

レノファが ”4-3-3” に戻すなんて正気を疑う暴挙な訳ですが、アビスパから吉岡獲得したじゃないですかぁ。

 

この辺りから我がセンサーがビービーうるさいんですよ。

 

吉岡ってキャリアの初めはトップ下やってたみたいなんですけど、ブレイクしたのはサイドアタッカーに転向してからのようなんですよ。

 

そういった経緯の選手をシャドー起用想定で獲得したとは思えないんですよねぇ。

 

レフティの右サイドアタッカー」って聞いたらレノファサポーターはパウロを思い出すと思うんです。

 

で、じゃあ思いっきりこの項目に該当する吉岡はパウロなの?って話なんですけど、長崎時代を知るサポーターからは「ドリブラー」と評され、福岡時代を知るサポーターからは「コンビネーションで崩していくタイプ」と評されてるんですよ。

 

真逆やんけ・・・。

 

まぁ、普通に考えるなら、J2で通用したドリブルがJ1では通用しなかった、ってことなんでしょうけどね。

 

レノファが3トップで成功するには、過去実績上ウイングにバケモノがいるときしかなく(過去に小野瀬という一例だけなんですが)、吉岡には相当な期待を寄せたいところですが、吉岡って多分小野瀬とか森とかパウロとは違うタイプなんじゃないかな~、って思うんですよね。

 

私は吉岡のプレーを見たことがないので、実際に見てみないことには何とも言えんのですが、キャリアの初めがトップ下だった、という点を鑑みるに池上みたいな選手なんじゃないかな~、と。

 

ほら、池上も高校時代だったか大学時代はドリブラーと評されてたみたいですしね。

 

池上がサイドで輝くようになって左利きになった姿が吉岡なのでは、と。

 

 

あへぇ。

 

 

小野瀬系でないならウイング起用止めてほしいですし、考察するに池上タイプならやっぱりシャドーいけそうなんで、カタログに騙されずにサイド起用ではなく ”3-4-2-1” 継続からのシャドー・吉岡であってほしいっすね。

 

 

あ、あと。

 

 

北九州からDFの生駒獲得したじゃないですかぁ。

 

彼、CBとSBが出来る選手で、この選手の獲得も「”4-3-3”復活疑惑」に拍車をかけるんですよね。

 

いや、普通に考えたら生駒は3バックの右CB起用がベストだと思いますよ?

 

ただ、今年レノファって楠本と川井を出したじゃないですかぁ。

 

で、生駒って楠本の代わりじゃなくて、川井の代わりで獲得したんじゃないかなって感じるんですよ。

 

いや、タイプ的にではなく、枠の話で。

 

流石に生駒が右サイドガンガン駆け上がっていく選手だとは思ってまへん。

 

レノファのCBって基本空中戦激つよな選手が務めてますし、これ、多分フロントの方針なんだと思うんですよ。

 

私は2019年より前のことはよく分らんのですけど、この年以降はヘナン、楠本、菊池、菊地、サンドロ、真鍋、と、自陣空中戦に自信のある選手たちをCBで起用してます。

 

(ドストンはすまん。覚えてない。ただでかかったから強かったはず。前は例外でしょ)

 

この流れからして、空中戦に身長の割には(185センチ)強くないらしい生駒はレノファではCBとして計算されてないんじゃないのかな、って思うわけですよ。

 

 

これからの移籍市場での動き方によりますけど

 

一応4バックだとするとCBが

 

 渡部 + ヘナン、真鍋、菊地、上本

 

の2枠に対して5枚。

 

SBが

 

右 高橋、生駒

 

左 橋本、石川

 

で各1枠に対して2枚揃えられてます。

 

実際やるとしたら 右・石川 左・橋本 とかになりそうですが、まぁ、その辺は置いといて枚数的には揃えられてるって話で。

 

ウイングに関しても

 

右 吉岡、浮田

 

左 高木、(多分)沼田

 

と、ここもSB同様揃えられてるんですよねぇ。

 

 

他にもワントップやインサイドハーフ、アンカーも各ポジション2枚以上は選手を揃えられてるんですよ・・・。

 

 

選手構成的に妙に ”4-3-3” がしっくり来る形になってますし、嫌な予感がします。

 

 

前プレスの形すら仕込めない指揮官がやっていいファーメーションではないと思うんですがね。

 

 

蓋を開けたら吉岡はシャドーで生駒は右CBでした~、ってことになってるのに期待します。