【第4節 away ジュビロ磐田戦】よし、10節くらいまでは様子を見ましょう

【結果】


2-1


【得点者】


レノファ


85. イウリ


ジュビロ


41. ルキア

60. ルキア




【良かった点】


ゴールポストめっちゃ働く

・吉満最高

・菊地はパスも上手い

・佐藤復活

・池上大車輪

パウロ、村田今シーズン初出場

・小松、ついに出場時間10分以上を得る

・拘りのビルドアップがなかなかの出来




前半のゴールポストさんの活躍には目を見張るものがありましたね。

3点くらい防いでくれましたか。

こちらはawayですが試合がぶっ壊れなかったのでありがたかったです。




吉満はこの試合ゴールポストさん並みに失点を防いでくれましたね。

相変わらずキャッチングを軸にした素晴らしいセービングを連発してくれました。

前節ビルドアップの際、吉満にボールが入るとテンポが落ちていました。

あえて時間を使ってゆっくり回す意図があったんでしょうが、すぐ近くのドフリーのCBにパスを出さず、吉満自身もドフリーの状態でドフリーの安在にパスを出し、失敗して相手のスローインということがありました。

キックの精度は高いのに、コースと判断が悪く心配してたんですけど、今節ではしっかり修正してました。

本当に素晴らしかったです。




菊地はすごいですね。

ディフェンス面で鬼神なのはもう分かってたんですが、パスも上手かったです。

縦に入れるパスのタイミング、精度も素晴らしいもので、レノファがなかなかやらないスペースへのキックもやってくれました。

「ケガ以外ならコンディション悪かろうと出してくれ」そう思いました。




佐藤に関してはショートパスの精度が悪いという印象を持ってました。

ロングキックはピンポイントに届くんですが、2、3メートルの何でもないパスがズレて受け手がミスってカウンターを受けるというシーンを昨年何度も見ました。

今節、相手が前プレスをしなかったこともあり後ろで回せてたんですが、その後ろでの回しで佐藤がほぼノーミスだったのは素晴らしかったです。

「佐藤は未だに進化している」的な霜田監督のコメントを見たことありますが、あれはどうやら本当だったようですね。嬉しいです。




池上は本当によく走りますね。

昨年から変わらないのですが、レノファの前線は動きません。

全員足元で欲しがります。

いわゆるオフザボールの動きが皆無なんですね。

そんな状況にあって、唯一前線で味方のサポートの為に走ってくれるのが池上です。

後半池上が下がってから攻撃が前線の単騎特攻になったのは偶然ではないと思いますよ。

味方が空けたスペースに攻守両面で走り込んだり埋めてくれるのは今のところ池上しかいません。

ケガなく頑張ってほしいです。




ようやくパウロと村田がピッチに立ちましたね。

彼らが出場したときには池上がいませんでしたからサポート無しで特攻しなければならなかったのが可哀想でした。

とはいえチャンスシーンでことごとくクロスに失敗するのはどうなんでしょうね。

これから調子が上がっていくと信じてます。




小松、おめでとうございます。

「出場時間1分やら5分でなにせーちゅーねん」状態からやっと解放されました。

早速1アシストしてましたし、これからも頑張って下さい。




この試合後ろでよくボールが回りましたね。

前節の前半が嘘のように回せました。

全ての要因は「相手が前からプレスをかけてこなかったから」だと思います。

後半相手の圧力がかかったシーンでは相変わらずロストしていたので、「相手が前からプレスをかけてこない」ならレノファのビルドアップは成功するというのが分かったのは収穫ですね。

ビルドアップしたところで前線が動かないのであまり意味を感じませんでしたが、そこそこ攻撃は出来ていたように見えました。

サポートに走ってくれる池上のお陰で何とかなってますが、3トップは相手のCBとSBの間とか走ってくれるようになってくれますかね。特にウイングの選手。

昨年CFの宮代がボールを受けに下がったとき、その宮代が空けたスペースに走り込むような選手はついぞ現れませんでした。

霜田監督の元で2年半プレーしている高井が、未だに味方の空けたスペースに走り込む様子を見せないので、レノファではそういうことを教えていないか、やらせるような戦術を取ってないのだと思います。

攻撃が完全に停滞しているのでスペースに走り込む戦術取ればいいのにとハタから見て思いますが、このパターンは昨年から変わってないので闇を感じるとともに池上頑張れと思います。

まだ未出場の古賀や田中陸にはそういったプレーが出来ると妄想して心を静めます。





【悪かった点】


・両サイドバックの出来

・オフザボールの動きが死んでる




この試合結局ルキアンにやられちゃいましたね。

武岡がぶち抜かれ、楠本がぶち抜かれ、安在は歯が立たずと、シチュエーションもありますが、通用したのが菊地だけでしたね。

ルキアンは中央に留まり続けることなく、両サイドに流れたりしてフィジカルを生かしてボールをキープしてましたね。

でかいマンジュキッチを相手のSBにぶつけてボールをキープする少し前のユベントスフレーバーな攻撃でした。

結果武岡はぶち抜かれ~になっていったわけですが、武岡と安在は大丈夫ですかね。

楠本がぶち抜かれるのは分かるんですよ。

昨年たくさん見たシーンなので別段驚きもしないですし、なんなら「そういうシチュエーションを作ったやつが悪い」くらいに思います。

武岡はずっと致命的な判断ミスが続いてるんですが、コンディションや試合勘の問題だと思いたいです。

安在はボールの扱いが徐々に復調してるように見えるんですが、後半にディフェンスで致命的なミスがありました。

判断の難しいボールでしたが、ヘディングでキーパーに渡すか、反らして詰めていた相手ともう一度ボールを奪い合うかといったシーンでした。

確かに吉満が近かったのでキーパーに戻すのはリスクが高い。なので反らすかなと思ったら、まさかの目測誤ってからのヘディング届かずで相手がドフリーでシュートを打ちました。

幸い吉満が防いでくれましたが、菊地以外のDF、4分の3がネタディフェンスするのは心臓に悪いのでしっかりしてほしいところ。

まー、個人的には面白いので構わないのですが上位を目指すならって感じですね。





オフザボールの動きが死んでるのは昨年から変わらない日常ですね。

ビルドアップの際には後ろの選手たちに限りいい動き方をするんですが、前線は死んでる。

チームとしての共通認識が無さそうですね。

後半池上が退いてから単騎特攻になったということはやはり池上が特別だったんだなと感じました。


「試合の結果は残念ですが、僕らの目指しているサッカーが形になり始めているかなと思います。このまま結果が出るまで我慢して続けてきたいと思います。」

「公式戦を重ねていきながらチームを成熟させていかなければいけないと思っています。中断期間に良い準備ができましたが、自分たちのいい形を結果に結びつけることができていないだけだと思います。この戦い方を継続しながらチームを作っていきたいと思います。」


試合後の霜田監督のコメントを見る限りでは継続路線のようですね。

昨年の出来を鑑みれば前線のオフザボールの動きが改善されることはなさそうなので、池上まじ頑張れと思いますし、オフザボールの動き出しなんて無くても点取れるんやってところをいっぱい見れるといいかなと思います。




【総評】


「結果が出るまで我慢」コメントが出ましたし、「結果が出てないだけ」「この形を続けていく」とのことなので第10節くらいまでは様子みたいですね。


なんか昨年も聞いたようなコメントばかりやなって思いますが、あまりにも結果が出なければ、伝家の宝刀「中位をキープするまで3-4-2-1」が抜かれると思いますので、とりあえずそれまでは頑張って挑戦していってほしいです。