今シーズン終了後に卒業(移籍)しそうな選手

前回霜田塾を卒業するタイミングについて書きました。


卒業のタイミングとして


・35試合以上の出場で個人昇格

・前年20試合前後、あるいはそれ以下の出場、その次の年の試合出場数が10以下でJ2、J3のチームに移籍


の二つが挙げられるかなということが分かりました。




今回は2020シーズン終了後に、この二つの条件の内どちらかに該当しそうな選手をピックアップしてみたいと思います。


まずは個人昇格しそうな選手から


【GK】

・吉満 大介


在籍4年目となる選手です。
出場数が8(2017)、17(18)、28(19)と年々増えてきており、今年も開幕スタメンとなりました。
昨シーズン前半はケガで出場していませんでしたが、復帰して以降はガッチリとレギュラーをつかみとりました。
今シーズンはケガさえなければ間違いなく35試合以上出場すると思いますし、レノファのGKとして唯一J1に個人昇格した藤嶋は25試合の出場でした。
藤嶋の例に習うなら、もう個人昇格に向けてノルマはクリアしていますから余程のことがない限り今シーズン終了後に卒業すると思われます。




【DF】

・楠本 卓海


在籍3年目となる選手です。
出場数が3(2018)、30(19)と昨年飛躍的に伸びましたね。
とはいえ、昨シーズンの終わりには前と菊池にレギュラーの座を明け渡してしまいました。
今シーズンは菊地かサンドロ、あるいはヘナン、真鍋とのレギュラー争いが予想されます。
競争に勝ち35試合以上の出場となれば卒業となると思われます。
個人的には4-1-2-3の1、アンカーのポジションで起用されてみてほしいなと思ってますが、どうなるでしょうね。




【MF】

・田中パウロ淳一


在籍2年目となる選手です。
加入した昨シーズンは36試合の出場となりました。
右のウイングで出場すれば素晴らしいカットイン。
左のウイングで出場すれば名クロッサー。
先発でも途中出場でも攻撃力を発揮してくれるドリブラーです。
今シーズンのJ1の開幕戦は3トップを採用するチームが多かったです。
再開後や、シーズン終了時点でどうなってるかは分かりませんが、今後も3トップが流行るならパウロを欲しがるチームは多いと思います。
開幕ではベンチ入りしていなかったですが、先発か途中出場を問わず、間違いなく35試合前後の出場はすると思いますので今オフに卒業かなと。




・池上 丈二


在籍4年目の選手です。
試合出場数は20(2017)、20(18)、26(19)と徐々に増えていってますね。
昨シーズンケガから復帰して、しばらくしてレギュラーとなりました。
今シーズンからはキャプテンですね。
昨年のキャプテン三幸が皆勤となる42試合に出場しましたからレノファのキャプテンはフル出場がノルマ!という印象がありますが、今シーズンは中2日の試合もある過密日程です。
上手いこと起用し、ケガなく35試合以上の出場を目指してほしいです。

ここに書いといてなんですが、池上は今シーズン35試合以上出場しても卒業せず来年もプレーしてから卒業になるのではないかなと、あまり根拠なく思ってます。




・高井 和馬


在籍1.5年目の選手です。
加入初年度となる2018年の夏から18、38(19)試合出場しています。
もう言うことがありません。超エリートです。
今シーズン35試合以上出場したら間違いなく個人昇格すると思われます。
置き土産に得点を量産していってほしいですね。




・吉濱 遼平


在籍2年目の選手です。
加入初年度の昨年は開幕スタメンにもなりました。
出場数も32(2019)と申し分ないです。
ただ昨シーズン後半戦はあまりスタメンでの出場がありませんでした。
レノファでは得点力もあり、なにより一番プレースキックが上手い選手だと思いますので35試合以上の出場を目指してほしいです。



以上が今シーズン終了後に個人昇格を迎えそうな選手達です。



次にJ2、J3に卒業しそうな選手を調べてみました。


まず、個人的な印象としてMFの清永と佐藤の二人から卒業の香りがしました。

ですが、清永は山口県周南市生まれの選手ですし、今シーズン終了後に高井が卒業しそうなので、居なくなったあとの左ウイング候補として卒業はないかなと。

佐藤は唯一アンカーが出来る選手ですが、ヘニキの加入で分からなくなってきました。
前述の楠本アンカー起用がなければヘニキと佐藤の併用で過ごすでしょうから普通に残留、卒業はなしになりそうです。

ちなみに佐藤は在籍4年目の選手で、36(2017)、21(18)、27(19)試合出場と、バリバリの主力ですね。

ただ鳥養パターンで、今シーズンはよくても、来シーズンに極端に試合出場数が減りますと卒業となりそうです。

レノファにはアンカータイプの選手が少ないですから、今シーズン終了後のオフの補強に大きく左右されそうです。




その他の選手はまだ極端に出場数が少なかったり、ケガでシーズンを棒に振った年があったりしましたので、今年の卒業は個人昇格なものが多いと予想します。




過密日程となる今シーズン。

選手交代枠が増えたり、ローテーションであったりと、起用される選手が増え、全体的に試合出場数が増すシーズンになると予想されます。

個人昇格しそうな選手の出場数も気になりますが、そんな選手たちが休むときに起用される選手の活躍が今から楽しみですね。




ローテーション要員といっては大変失礼ですが、真鍋、起、伊東、古賀、清永、浮田といった選手たちがトータル何試合出場するか非常に興味があります。




次は 「J2再開前の整理」のような記事を書きたいと思います。

それと、いずれ我らが魂「岸田 和人」についての記事も書こうと思っています。