んほぉ~!きもてぃ~!!!からのちょっとした懸念材料。

レノファ山口

第19節 最下位 岐阜相手に 4-0 で勝利しましたっ!

んほぉ~!きもてぃ~!!!

しかも、得点者が吉濱、高井、山下、佐々木(敬称略)とバラバラ!

なんかいいっすねぇ。
「うち、どこからでも得点できてしまうんですわ~」感。
例えば「新生○○ジャパン!」の初陣で大量得点かつ色んな選手が得点してたらワクワクするじゃないですか!

まー、霜田監督は初陣ではないんですけどね。
いわゆるリニューアルオープン期(システム変更)を経てまして。

最近システム変えました。爆発的に増えてた失点が減りました。直近の試合すべて劇的ドローに持ち込みました。

と、ディフェンス面での心配はかなり軽減されており

あー、そろそろ攻撃機能するか試したいなー。おっ、あんなところに最下位の岐阜さんやっ!

そんな状況でしたから。
この大量得点での勝利はとても嬉しい!
打ち込み大成功!
レノファの攻撃力健在!
しかも無失点ですからねっ!
運がよかっ…
選手のがんばりですね!
本当に素晴らしいっ!!!


かーらーのー。
4-0で爆勝した試合にケチをつけたいわけではないんですが、結果は結果としてメチャメチャに喜びつつ、気になった点をば書かせてください。


試合後のインタビューで、霜田監督が

「意図的にプレッシャーを掛けてボールを奪いに行く。前線からプレスを掛けて出どころを予測できるようにする。」

と語っていたのですが、これ、メチャメチャ機能してると思います。
前線の選手がプレスをしてくれると、後ろの選手は相手のパスコースを読みやすい。だからボールを奪いやすいと。
レノファの前線の選手たちは、みなさんこのプレスがうまいですし、体力が尽きた以外の理由でサボったりしません。


前線は「能動的なディフェンス」をする。
前線の1人は相手のボールを持っているDFにプレス。その付近にいるDFもその他の前線の選手でケア。
レノファは基本3トップ、あるいは1トップ2シャドーで前線を組むので、1人がプレスにいけば、2人でケアに回ることになります。

そして、後方は
「しっかりボールを奪いに行きながら、待ち構える守備ではなくて、ボールをしっかり奪いに行きながら失点を減らす」

と霜田監督が語ったように「迎撃ディフェンス」で待ち構えずに、前線の「能動的なディフェンス」に呼応する。

相手DFが他のDFにパスしようにも、ケアされている。
ならば相手MFがパスコース供給のために後方に降りる。
そこにレノファMFもついていく。

こうしていくことで相手のパスコースを塞いでいき、ボールを奪いましょう。という狙いだと思います。


とても良いっ!
いわゆるハイプレスってやつですかな?!


ですが、これって試合のテンポがメチャメチャ早くなるんですよね。
もちろん見てるぶんにはスピーディーでとてもワクワクさせてもらえるんですが…


体力持たないよねっ!!!!!!


前線から後方まで駆け回ってる吉濱選手が前半30分頃にはもうキツそうで、後半60分くらいにはもうディフェンスに戻れないシーンが印象的でした。

この体力の消耗って怖いっすね。

判断スピードが下がるんですよね。


なので、前半は機能的にディフェンスが出来るんですが、体力の消耗とともにどんどんボールウォッチャーになってしまって、マークを外してしまう。
そこを相手に使われてあわや失点のシーンが増えてしまっています。


「いっそ根本的に体力爆上げミニキャンプを張るしか…」
「湘南の選手ばりにマッチョメンに仕上げよう!」
「筋トレや!走り込みや!」
ウイングバックの高木も瀬川も急にボウズにしたやろっ!」
「走らなアカン自覚ある選手はボウズにするねん。レノファでは!」
「みんなボウズやっ!」


とか見てて思ったんですけどねっ。

単純にボールロスト機会減らせばいいんじゃない?

って私の中のリトルが言うんですよ。


まだ、狭すぎるところでの仕掛けが多く、奪えたのにロストしてしまった!早く戻らなきゃあ!というシーンが多発しているので、これを少なくする。

「さあー!攻撃だ~!」
「ってあら?獲られるんかーい!!!」

の繰り返しは身体的にも精神的にもつらい。
だからちょこちょこやって突破ぁ!は難しいし、リスクも高め。

レノファは昔からハーフライン付近のどっちかのサイドで、相手に獲られない程度にパスを回して、相手がそのサイドに寄ってきたら逆サイド一発。はい!ドフリー!いけいけぇ!という攻撃の文化があるので、これをもっと使えば良いかと思います。
というか、岐阜戦でもほんのりやってました。
で、かなりの効果があったように思います。

幸い、レノファのサイドには瀬川さんというクロスの達人とゴールゲッターの高木さん。
逆サイド一発ポーン職人の三幸さんがいるわけですから。

ボール獲れたぁ!それ速攻!あああ!獲られたぁ!

を繰り返すより、「逆サイド一発ポーン」戦術の割合をもっと増やしてみてほしいなぁと。


霜田監督はコンセプトをチームに落とし込み、勝利するために、色々選手も戦術もシステムも変えたりと柔軟に試された方です。
3-4-2-1(3-4-3)を採用されたりと、最適解を導き出されたりもしたので、今後、レノファをアップデートしていく様子を楽しみに見させていただきたいと思います!