どーも、お久しぶり(?)です。
皆さんお元気ですか?
ロングボール教・狂信者の私です。
先日行われた水戸戦で、ホームでありながら心にクル敗北を喫してしまったレノファ。
その一つ前のゲームで群馬相手に 4-0 の快勝を収め、順位的にも「例年のレノファとは違う!」「さぁ!ここから!」と思える状態であったのにもかかわらず、敗戦。
詳細は省きますが、派手なスコアで決着がついた群馬戦、私はこの試合、今シーズンのレノファの暫定ベストゲーム認定してたんですよね。
結果もさることながら内容がすこぶる良く。
-あ、レノファ強ぇわ
って思ってましたし、今後もっともっと強くなるだろうとも思ってたんですよ。
が、続かない、最高の試合をした後最低な試合をしてしまう、ホームなのに。
「今年のレノファは例年とは違う!」と感じるものの、スキあらば顔をのぞかせる「いつも(例年通り)のレノファ」。
志垣船長のスパイスが効いてると間違いなく感じる試合は最高、霜田・名塚時代の呪縛を感じる試合は最低。
ふり幅ありすぎて見てて疲れますね笑
このふり幅のせいで最高の幸福感を味わったり絶望のガッカリ感を味わったりなので、ホント疲れます笑
ただ、この疲労感の原因たる”ふり幅ありすぎ”は志垣丸が越えようとしてる”波”なのかな、とも感じてるところでして。
-越えられるか、飲まれるかーーー。
飲まれれば現状維持、「いつも(例年通り)のレノファ」で「万年残留争いのチーム」に落ち着くでしょうし、越えることが出来れば・・・「今年のレノファ例年とは違う」からの「中位・上位、トップ6を伺えるチーム」になるのでは?と思ってます。
いずれにしろ、クラブが「勝ちたい」と願って”変わる”決断をしたからこそ向かえてる”波”。
この”波”にどう立ち向かっていくのか、については注意深く見守りたいところ。
そんなわけで、今回はロングボール教・狂信者の私から見て
・志垣スパイスが効いてる時は何故強いのか
・今後志垣丸はどうなっていくか
についての個人的な見解を書いていきたいと思います。
「ロングボール教徒がなんか言うとるわ~w」くらいの気軽な気持ちでお付き合いいただけたら幸いです。
じゃ、いく~。
さて、今回も100%私の主観で見解を述べていきますので、志垣丸に触れていく前に私が信仰しているロングボール教について書かせてください。
私の考えの前提部分ですので説明させてほしいのです。
(文字で”ロングボール教”とか書くと深刻感出ちゃうんですが、「繋ぐな!蹴れ!」っていう身も蓋もないようなことをそれっぽく見せるためだけに言ってるだけのものです。なのでめちゃくちゃライトな感じで受け止めてください笑)
ロングボール教の教義は「ボール保持からの解放」であります。
すなわち、出来もしねぇショートパス主体のビルドアップを追いかけて、失敗して、敗けて、「ブレずに続ける」「練習練習」「トレーニングトレーニング」とか言い続ける地獄の虚無、地獄のループからの解放・解脱。
具体的に書くと”自滅の根絶”がロングボール教の存在意義(大義)です。
サッカーって「ミスを誘発する」「ミスを待つ」スポーツでもあるじゃないですか?
人間が動かす部位の内、最も不器用とされている”足”を使ったスポーツ。
「ボールを握る」という行為はそれだけ「ミスのリスクを抱える」ことになりますよね?っていう。
「ボールを握る」行為が「ミスのリスクを抱える」ことにならないチームは、プロサッカー選手という選ばれし人間の中でも更に選ばれた人間を選りすぐった集団でないと成立させられないと思うのですよ。
(選ばれし人間を相手にしてもミスしない更に選ばれし人間、超一流やバケモノと呼ばれる選手、端的言うと代表クラス)
そんなスーパーすぎる選手たちを同時期に揃える、揃え続けられるクラブ、世界に何個あるのよ?っていう話なんですよね。
まぁ、私は海外サッカーを見てないんでJリーグしか知らないんですけども。
スーパーすぎる選手たちを同時期に揃えることが出来たクラブはあると思います。
が、揃え続けることが出来たクラブ、あるんでしょうか?
無くね?っていう。
「ボールを握る」行為は「ミスのリスクを抱える」ことになり、そのリスクを跳ね除け続けるチーム力の維持なんてハードル高すぎるんですよ。
「勝つ」ための手段として「ボール保持」を行うチーム作りはだからロマンでしかないと思ってまして。
実現出来ても維持できない、長い目で見た時「勝つ」ことは出来ても「勝ち続ける」ことが出来ない。
クラブやチームが継続的に、現実的に強くなっていくという過程(試行錯誤)が好みの私にとって、やはり「ボール保持」はあまりにもロマンに振れすぎていると感じてしまうんですよね。
ちなみに、町田が去年J2を優勝して今年J1で戦っているのを見続けて感じたことがあるんですよ。
-J1の選手たち、上手すぎなぁい?
っと。
ボール取れへん。
足元上手すぎるわ、駆け引き上手すぎるわ、フィジカル強すぎるわ、強度高すぎるわ・・・なんなんこの人ら。
町田ってJ2だとボール奪う側の立場だったのに。
網に掛けるプレスをして、刈るべき場所で刈る、が出来てたんですけど、J1だとなかなか刈れない。
レベル設定がバグってる。
J2を見慣れた私にとってJ1のレベルはあまりにもカルチャーショック。
そんなやべぇレベルの選手たちが争ってるもんで、黒田監督が言う「1本中の1本」がボンボコ飛んで来るんですよ。
いわゆる「防ぎようがない理不尽シュート」ってやつです。
私の体感で申し訳ないですが、J2だと5試合に1回「1本中の1本」が飛んで来るかどうか、って感じだったんですが、J1だと1試合に2,3回この「1本中の1本」が飛んで来る印象でして。
プレスもブロックもしっかり仕込まれた”ちゃんとした守備”をしてても決められちゃうんですよね。
だから、勝ち点1を得るのもJ2との比較でハードルが高すぎると感じてます。
J2だととりあえず無失点なら最低限勝ち点1を得られるよねってレベルだと思うんですが、J1だと勝ち点1の前提となる無失点があまりにも難しい。
最低限勝ち点1を得ようとしたら得点が必要になってくるとんでもない魔境・・・。
得点しなければ勝ち点1すら危ういわけわからん魔境だからこそ「得点するためにボール保持!」になる傾向があるんじゃないかなぁ、なんて憶測で思ってます。
で、憶測を元にした傾向に対してではありますが、これもロングボール教徒から言わせると誤った判断であるとあえて断言します。
ボールを握る時間を増やせば攻撃する時間も増えるのでは?という考えは至極真っ当だと思うんですが、逆に先述の通り、ボールを握る時間を増やすとその分ミスのリスクを抱える時間も増えませんか?っていう。
とんでもねぇレベルでサッカーやってる魔境J1で、そのリスクを跳ね除け続けられるほどの選手たちをまず揃えているのかい?と。
監督・スタッフ・選手含めて「このメンバーならボール保持出来るはず」の”はず”といった理想ではなく「出来る」と確信を持てるような現実的な判断でやってますか?と。
ボールを握る時間を増やして、いわゆるボゼッション率を高めたら攻撃する時間も増えるのでは?っていうのは、なんと言うか本質ではないと思うんですよね。
目的は「得点を奪うこと」で「攻撃する時間を増やすこと」ではなかったじゃないですか。
ちょっと悪意が出ちゃうかもですが、ポゼッション率80%!シュート20本!枠内5本!得点1!のチームがポゼッション率20%!シュート2本!枠内2本!得点2!のチームに負けることだってあるわけで。
それで「ボールを握れた!我々は間違ってない!ブレずに続ける!」は目的を見失いすぎやろ、と。
「勝つ」ために「ボールを握る」戦術のチームの大義は「ボールを握る時間を増やし、攻撃回数を増やし、守備回数を減らす」だと思うんですよ。
ただ、実際にこれをやると、相手は相手陣地に閉じこもって(閉じ込めちゃって)攻撃のスペースが無くなり、なんとかしようとポジションチェンジや後ろの選手の攻撃参加で敵味方入り混じったカオスが生まれ余計にスペースが無くなり、サイドに多い時で5,6人来はするものの肝心のボックス内には2人くらいしかいない、なんてことになる。
ちょっと書くのに勇気がいるんですが、横浜FMや川崎がこんな感じになってるんですよね。
ボールを握って相手を相手陣地に押し込んで、右サイドの選手が左サイドにまで出張して来たり、とにかく片方のサイドに人が密集してくるんですよ。
とんでもない技術の選手たちが密集してるからボールは回ってますが、ドンドン人を参加させるせいで後ろが2バックになっちゃってまして。
攻撃側は自陣に広大なスペースを抱えながら 2バック + GK の3人でケアしなければならない、っていう過酷すぎる状態で攻撃しちゃってる。
「奪われても密集地帯だからそこからゲーゲンプレスや!即時奪還ぁぁぁ!」っていうのも分からなくもないですが、一つの事故で致命傷、っていうリスクを抱えてでもやるべき攻撃なんだろうか?と。
(そういう意味で横浜FMと川崎が強い時って 2バック + GK の3人が異次元クラスの時だと思ってます。異次元の3人が揃ってない時は結果出てない印象です)
攻撃する時間は増えるものの得点は増えない、守備する時間は減るものの失点は減らない。
得点するために攻撃する時間を増やそう、そのためにボールを握ろう、というのはこういった理由で悪魔のささやきであります。ロングボール教はサタンを赦しません。
攻撃の時間が少なくても得点は奪えると思うんですよ。
守備の時間が長くても失点は防げると思うんですよ。
プレスとブロックをしっかり仕込んだ”ちゃんとした守備”と同様、フィニッシュとビルドアップをしっかり仕込んだ”ちゃんとした攻撃”をしましょうよ、っていう。
魔境J1に限らずあらゆるカテゴリーで、自分たちはスーパーな選手たちを揃えられる、揃え続けられるか?を問うて、YESならボールを握ればいいですし、NOなら”(攻守に)ちゃんとやる”でいいじゃない?と。
いかに固く美しいブロックを作れても、それは無失点を約束するものでは無く、あくまで失点する可能性を少なくする(抑える)という域を出ないと思うんですよ。
良し悪し関係なくいかなるブロックも事故一発で沈みます。
だからこそ事故のリスクを減らすために自陣ゴール付近でのプレーは控えましょう、と。
ボールは相手陣地にあるに越したことはないんです。
ボールを握ってショートパスで前進していくと相手は相手陣地に籠ります。
相手陣地に相手が11人いたら攻撃のスペースが無くなります。
そこをこじ開けようとすると陣形が乱れます。
自陣に広大なスペースを抱えながら少人数でケアさせるのはリスクがありすぎです。
相手陣地に攻撃のスペースを確保しつつ、かつ失点につながる事故のリスクを極力回避するために~~~?(耳に手を当てつつ)
\ ロングボール!ロングボール!ロングボール! /
大歓声ありがとうございます。
長くなりましたが、長くなりましたが、私がロングボール教を信仰する理由を説明させていただきました。
ちなみに「構えてるところに放り込んでも跳ね返される」は半分本当で半分嘘だと思ってます。
例えば空中戦勝率が50%を超えない前にルカオを当て続けたとしましょう。
さて、前は何回ルカオ相手にロングボールを跳ね返し続けられるでしょうか。
要はロングボールをどこに、誰に、どのタイミングで入れるか、だと思うんですよ。
水戸戦で実況の江本氏が「上!上!上!ばかりではダメなんですね!」と言われてましたが、ちゃんと設計さえすれば「上!上!上!」で大丈夫です。
下を見せるとかそんな駆け引きいりません。
駆け引きしてる間に自滅します。
(レノファに限らずどのチームにも当てはまると思うんですが、「蹴るときは蹴る!繋ぐときは繋ぐ!」は難しいです。「今こそ蹴るべき時ぃ!」で蹴ってボールを失ったら責められるのはその判断をした選手っぽいので誰も蹴りたがらなくなるジレンマがある気がするので(←憶測)。線引きが難しいですが、蹴るエリアと繋ぐエリアを設定しておくのが良いと思ってます)
J2時代の町田は下を見せずに上を見せ続けてJ2を獲りましたから。
下見せてた時期弱かったんですよ。
(PVでさきほどの江本氏が言ったことに対して「いや~、むしろ上!上!上!」って言っちゃいましてね。「あ、やべっ!」って肝が冷えたんですがそばにいらした野村さんが笑ってくださって助かりました笑あざます!)
あと、「魅力的なフットボールを掲げなければ選手が来てくれない(先細る)」という運営的な側面の話を見聞きしたことあるんですが、これは個人的には気にしなくていいと思ってます。
ならもう秋田はJ3に落ちてるし、町田に昌子は来ないでしょう。
ここで言う「魅力的なフットボール」というのは「ボール保持(を掲げる、目指す)」を指します。
というか、急にめちゃくちゃ口が悪くなるんですが、J1トップ層からオファーが来ないような技量で中途半端にボール保持に惹かれてる選手、チームに必要か?と。
この中途半端な選手のせいでピッチに立つ選手たちの目線というか思想というか一体感が損なわれるなら、初めから弾いてしまっていた方が良くないかなぁ、って。
技術的に多少秀でていたとして、チームの思想に合わないならもうその選手が戦術になり得るクラスでないとチームの出力下げかねないのでは?
という、ちょっと冷たすぎる考えを私は持ってるので、塾長的なプロモーションがチーム作りに影響を与えるのは否定的なんですよね。
あくまで「勝つ」ために選手編成すべきだと思うので。
「選手にこう思ってもらいたい」というような副次的なものが根幹来るのは違う気がしてます。
勝って結果を出せば勝手にプロモーションは出来るのでは?
町田が嫌われようとして嫌われてるのか?って話で、最近だと風評利用して嫌われに行く謎のムーブしてましたが笑
まぁ、ちょっと町田に関しては話が違うような気もしますが、選手へのプロモーションのために「ボール保持」など掲げなくていいと思います。
と、まぁ、色んな側面からロングボール教を良いとこ(擁護)ばっかり書いてきましたが笑
布教や勧誘の意思はありません。
ただ狂信者がなんか言ってる、という体をどうかお忘れなく。
で、本題です。
まず
・志垣スパイスが効いてる時は何故強いのか
ですが、これはロングボール教を案内させていただいた脈絡で説明できるかな、と。
-事故以外で失点しなかったから
だと私は思ってます。
魔境J1だと話が変わるんですが、J2なら失点さえしなければ勝ち点1を得られる確率が高い印象でして。
志垣丸がボコボコに崩されて失点、という姿は見たことありません。
あんなに失点が安かったレノファが今となっては2失点したら珍しい、と思える守備を披露してくれてます。
その結果が”10節終了時点で得失点差J2昇格以降過去最高で6位だった”という状態を作り出したのではないでしょうか。
ただ、直近の11節水戸戦では志垣丸にしては非常に珍しく自滅してしまいまして。
自陣でのプレーは自滅のリスクを抱える、を悪い意味で見事に体現してしまいました。
そんな流れで
・今後志垣丸はどうなっていくか
を考えてみたいと思います。
私は今年のレノファに対して
-上手くはない、でも弱いわけではない
という印象を持ってます。
梅木が空を舞うモンスターになったり、相田が攻守に輝きまくったり大遠投したり、平瀬が金剛力士像になったり、関は今年も神ってる。
というセンターラインの軸の選手たちの活躍が目覚ましいですが、基本去年20位だったころの戦力と大差無いと思ってるんですよ。
言い方悪いですが、J2内で抜きん出た技術を持つ選手たちが揃っているわけでもないのにボール保持を目指してボロボロになりつつもギリ残留できた去年。
その去年との比較で今年は特に技術に秀でた選手たちが揃ったのか、というと、そうではないのでは?と。
あんまり選手入れ替わってないですしね。
レノファの戦力が大幅に向上したわけではないと感じてますが、結果が出せてる。
この現象はやはり”戦い方の変更”が要因だと思うんですよね。
先述の通り、事故以外の失点をしていない、というのが大きいかな、と。
ボールを保持して攻撃の時間を増やし、守備の時間を減らす、みたいな戦い方は、実際にやると
得点は増えないし、失点は増える
事態を招きます。
その構造はロングボール教の案内の中で説明させていただいたので省きますが、今までのレノファがまさにこれでした。
「勝つ」ための手段を、分かりやすいところで言うと「勝ち点55、失点45」に代表されるように「失点を減らす(防ぐ)」アプローチに変えたからこその「今年のレノファは例年とは違う」なのかな、と思います。
このブログで何度か触れて来ていますが、志垣丸のブロック、本当に見事です。
固く美しい見事な 4-4 ブロック。
適宜2トップの片方をブロックに組み込むシステムもアッパレです。
ただ、これも先述しましたが、いかなるブロックも「無失点を約束するものではない」のです。
どんなに突き詰めてもブロックは「失点を防ぐ可能性を高める」域を出ず、事故一発で沈みます。
だからこそ志垣丸は、あの見事なブロックがあるからこそより「事故のリスクを回避していく」取り組みが必要だと思うのです。
志垣丸の美しく見事なブロックを「リスクある攻撃の担保」にしてはいけません。
「どうせ守れるからボール保持しよ☆」という隙を相手に与えてはアカンのです。
自分たちから隙を見せるチームを嫌がるチームなんて無いじゃないですか。
より徹底して嫌がられに行かなくては「J2・20位」の域を出られないと思うのです。
「相手から嫌がれるチーム」への脱皮は、すなわち「J2・20位」クラスのチームからの脱却を意味しているのではないでしょうか。
第11節水戸戦では残念ながら相手に隙を与えてしましました。
ピッチコンディションが万全ではない中、加えて水戸が前からボールを奪いに来ていた中でそこに付き合ってしまった。
かつて塾長は「矢印を前へ」なんてコメントしていましたが、その言葉を借りるなら、「相手の矢印に付き合わない」ことが「嫌がられるチーム」への脱皮の為にも重要です。
水戸は明らかにレノファ陣地の深い位置、高い位置でのボール奪取を狙っていました。
ボールを高い位置で奪い、得点を奪う準備を試合中にしていた。
水戸の矢印はレノファ方向、前向きに向いていたわけです。
で、レノファはそんな水戸の矢印内でサッカーをしてしまった。
相手の矢印内でボールを奪われないサッカーが出来るほど、レノファの選手たちは技術に秀でていると思えないのですが、付き合ってしまった。
自らの力量を見誤り、相手が勝負したいところで戦って、敗けた。
自滅です。
岡山戦でもそうでしたが、わざわざ相手の強いエリアで戦う必要なんて無いですよ。
そこに真っ向から挑むのも美学としては立派ですが、サッカーは芸術点を競う競技ではないので、「勝つ」ために強かに戦ってほしいです。
相手の矢印が前に向いてるなら、ひっくり返す。
それすなわち~~~?(耳に手を当てながら)
\ ロングボール!ロングボール!ロングボール! /
大歓声ありがとうございます。(二回目)
苦しい時に足元足元は相手の矢印が前に向いてるからより苦しくなるんですよ。
苦しい時は背後背後。
GKが出れない位置に蹴っ飛ばしてしまえばいいのです。
後ろから丁寧にショートパスで前進してシュートまで行けて得点出来ました、なんてレノファにおいて記憶にないですよ。
ゴールキックからパスでシュートまで行けたシーン、記憶にあります?
「ビルドアップは点を決めるため」とコメントされた船長。
その思想が反映されるまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。
志垣レノファが向かえている”波”の正体は「乗組員の思想のバラツキ」だと思ってます。
”波”それ自体は大したことないと思ってます。
問題はその”波”を「どう越えるか」に各クルー答えを別々に持ってしまってる点では?と。
野寄は
-修正するのは難しいところもありますけど、拾えないなら拾えないなりに、もう少しマイボールになったときの動かし方を工夫したかった。セカンドボールは大事ですけど、それだけがサッカーではないので、ボールを奪ったときに自分たちのリズムを作るという部分で、そこをもっと改善していくべきだったとも思うので、あとから振り返ってみたいと思います。
前は
-ホームで先に1点取ってからの逆転負けというのは、もう自分たちのメンタルの問題というか、前節(・群馬戦)ホームで4-0で勝って、いまの順位にいたというところから、ちょっとうまくやろうとしている感じが前半からあった。そこから2失点ともミス絡みだし、自分たちから流れを崩してしまったので本当にもったいないし、反省しないといけない。
-前節の群馬はビルドアップしてポゼッションするチームだったので、その割り切り感はありましたけど、やっぱりもうちょっとボールを持ちたいという意欲から、今日は自陣からのビルドアップの回数が今までと比べて多かったし、ボールをロストしている回数が多かったのにそれを修正できなかった。やっている選手がそれを感じてプレーの選択を変えなきゃいけないし、ベンチも含めてコミュニケーションをもっと取らなければいけないと思う。
と試合後にコメントしました。
「こりゃホントに同じチームの選手の試合後コメントかいな?」と感じるほど敗戦の原因分析(や反省点)が異なっているように感じます。
私は前派ですが、かといって野寄は間違ってるとは毛頭思ってません。
どっちも正しいんですよ。
正しいんですが、バラついてます。
バラツキは迷いを生み、隙になります。
正しい、正しくない、ではなく、「レノファはこう!」という明確でクルーが納得できる指針が必要だと思っています。
だからこそ前の
-この敗戦を機に自分たちのやり方をもっと明確にしていかないといけない。先制した優位性を保ちながらゲームを進められるように、あとは相手のやり方も含めてどうやっていくべきかというのをしっかりと考えながらやりたいと思います。
このコメントが非常に頼もしいです。
水戸戦では自ら隙を与え敗北を喫してしまいました。
がんばってポジティブに捉えるなら、擦り合わせを行う絶好の機会です。
人間、思想はバラつきます。
だからこそ、同じ船を漕ぐ者同士、「どこに行きたいのか」「どう漕いでいくのか」の擦り合わせが重要だと思うのです。
我らが船長は
-勝ったあとの試合で勝ちきれないという試合も続いていますので、本当に成長するために必要な部分を見つめ直して、私自身も考えて次の試合に進んでいきたいと思います。
-我々が成長していく中で波があり、良かった次の試合にこういうゲームになってしまう。まだまだ自分たちに甘さがある。甘さというのは気持ちの部分だけではなく、どう戦っていくのか、どうゲームを進めるのか。得点のあとにすぐ失点してしまうのは、本当にもったいない失点ですし、我々はチャレンジャーだという気持ちを忘れずに、果敢にアグレッシブに挑んでいく姿が毎回必要であると感じています。
-準備の遅さです。ポジション取りの遅さであったり、ワンプレーが終わったあとのプレーの連続性。相手の方が早く準備していましたし、相手の方が勝ちたいという気持ちが見えてそれが姿勢に現れたゲームだったと思います。まずはそういうところを自覚することだと思います。自分たちはまだまだやるべきことがあり、成長する段階にあるということを自覚した中で、一試合一試合、本当にワンプレーワンプレーにこだわってやっていくことが大事だと思います。
”波”の存在を認識している中で、チームの甘さ、その甘さは準備の遅さから来ていると言及されました。
船長含めて志垣丸の全乗組員が「勝つための準備とはなんぞや?」という問いに一人一人ではなく、”志垣丸の乗組員として”総意の答えを出さなくてはならない時期(分岐点)を向かえたように感じてます。
「お前らで決めろ!責任は取らん!」という船長ではなく「一緒に見つけていこう!」という姿勢の船長です。
人の考え方って正論ブチかまされてもなかなか割り切れないことがあったりするので、これもまた総力で解決していってほしいですね。
まぁ、「やっぱりボール保持の魅力には抗えまへんでしたぁ!」って結論にならない限り志垣丸ならこの程度の”波”なんてことない、と楽観視してるところはあるんですけども笑
まさか11節にしてこれほど見応えのある分岐点を向かえるとは思いもしませんでした。
大丈夫、去年の町田だって変な時期ありましたから。
シーズンは長いです。
ふり幅がありすぎる今のレノファを、シーズン終了後に笑いながら振り返れるといいですね。
ま~た長くなってしまいましたが以上です。
お付き合いありがとうございました。
では、またどこかで!